release A from Bの意味は?「AをBから解放する」の語順・受動態と使い方

release A from Bの意味・語順・使い方を解説するアイキャッチ画像

release A from B は、「AをBから解放する」「AにBを負う必要がない状態を正式に認める」という表現です。

The company released her from her duties. なら「会社は彼女を職務から解放した」。人を物理的な拘束から解放する場合だけでなく、仕事・責任・義務・契約などから外す場面でもよく使われます。

release A from Bの意味を最初に確認

基本の語順は次のとおりです。

release+A+from+B
=AをBから解放する/AをBから免れさせる

  • A:解放される人・組織・物
  • B:Aを拘束していた義務・責任・契約・場所など
  • The manager released me from the project.
    マネージャーは私をそのプロジェクトから外しました。
  • This clause releases the tenant from liability.
    この条項により、借主は責任を免れます。
  • The doctor released him from the hospital.
    医師は彼の退院を許可しました。

しゅみすけ(大山俊輔)

releaseの直後に「解放されるA」、fromの後ろに「Aが離れる元B」を置きます。誰が何から離れるのかを先に分けると、語順を組み立てやすくなります。

releaseとfromから意味をつかむ

release には、押さえられていたものを「放す」「自由にする」という感覚があります。from は出発点や離れる元を示します。

したがって、release A from B は「Aを、Aを縛っていたBから離す」という流れです。

The agreement / releases / both parties / from further obligations.
その合意は/解放する/両当事者を/それ以上の義務から

日本語では「義務から当事者を解放する」とBを先に言うこともありますが、英語ではreleaseの直後にAを置くのが基本です。

よく使われる形とコロケーション

release someone from duty / duties

職務・任務・当番などから人を解放する形です。

  • She was released from her duties while the complaint was investigated.
    苦情の調査中、彼女は職務を外されました。
  • You can release Tom from reception duty this afternoon.
    今日の午後はトムを受付当番から外して構いません。

release someone from an obligation / commitment

義務・約束・責任を負わなくてよい状態にします。契約やフォーマルな合意でよく見られます。

  • They agreed to release us from the commitment.
    彼らは私たちをその約束から解放することに同意しました。
  • Moving abroad does not release you from your tax obligations.
    海外へ移住しても納税義務を免れるわけではありません。

release someone from a contract

契約上の拘束から人や組織を外す表現です。

  • The club released the player from his contract early.
    クラブはその選手との契約を早期に解除しました。
  • Can the landlord release us from the lease?
    大家さんは私たちを賃貸契約から解放してくれますか。

release someone from hospital / custody

病院から退院させる、管理・拘束下から解放する場合にも使われます。

  • She was released from the hospital this morning.
    彼女は今朝退院しました。
  • The passenger was released from custody without charge.
    その乗客は起訴されずに身柄を解放されました。

受動態be released fromの使い方

実際の英語では、解放されるAを主語にした A is released from B が非常によく使われます。

  • Employees are released from work at 3 p.m. on Friday.
    金曜日、従業員は午後3時に仕事を終えます。
  • We were released from the agreement by mutual consent.
    私たちは双方の合意により、その契約上の拘束から解放されました。
  • He has been released from all managerial responsibilities.
    彼はすべての管理責任から外されています。

be released from は、「誰が解放したか」よりも「AがもうBに拘束されていない」という結果を伝えたいときに自然です。

release・free・exemptの違い

release A from B、free A from B、exempt A from Bの違い

release A from B:公式に拘束を解く

release は、それまで存在した義務・契約・職務・管理などを解く響きがあります。決定権を持つ人や文書が主語になることも多い表現です。

The board released her from her responsibilities.
取締役会は彼女を職責から解放しました。

free A from B:負担や苦痛のない状態にする

free は、Aを妨げている負担・心配・苦痛などを取り除き、自由な状態にすることに焦点があります。

This tool frees us from repetitive work.
このツールのおかげで、私たちは繰り返し作業から解放されます。

exempt A from B:規則の対象外にする

exempt は、税金・料金・試験・規則など、本来なら適用されるものの対象外にする表現です。

Children under five are exempt from the fee.
5歳未満の子どもは料金が免除されます。

relieve A of B:職務・負担を取り除く

relieve A of B は、Aから職務・責任・負担を取り除く表現です。relieve someone of their duties は、文脈によっては「解任する」という厳しい意味になります。

He was relieved of his command.
彼は指揮官の任を解かれました。

しゅみすけ(大山俊輔)

releaseはすでにある拘束を解く、freeは自由な状態にする、exemptは最初から規則の対象外にする、と整理すると違いが見えます。

日常・仕事で使える自然な例文

仕事

  • Could you release me from tomorrow’s shift?
    明日のシフトから外していただけますか。
  • The new hire released me from some administrative tasks.
    新人が入ったことで、私は一部の事務作業から解放されました。
  • Approval from the client does not release us from checking the details.
    顧客の承認があっても、詳細を確認する責任がなくなるわけではありません。

契約・責任

  • The waiver releases the organizer from certain claims.
    その免責同意書により、主催者は一定の請求に対する責任を免れます。
  • Nothing in this email releases either side from the contract.
    このメールのいかなる内容も、どちらか一方を契約上の義務から解放するものではありません。

家庭・学校

  • Finishing early doesn’t release you from helping with cleanup.
    早く終わっても、片づけを手伝わなくてよいわけではありません。
  • The teacher released Mia from the final presentation.
    先生はミアに最終発表をしなくてよいと認めました。

日本人が間違えやすいポイント

AとBを逆にしない

解放されるものがA、離れる元がBです。

release the employee from the contract
従業員を契約から解放する

× release the contract from the employee

「免除」ならいつもreleaseとは限らない

料金や試験などの適用対象外なら、exemptのほうが正確です。

She is exempt from the entrance fee.
彼女は入場料を免除されています。

She was released from her contractual obligation.
彼女は契約上の義務から解放されました。

release fromとrelease ofを混同しない

release A from B は動詞の語順です。一方、名詞のrelease from responsibilityは「責任からの解放」、the release of the reportは「報告書の公開」です。fromとofでは役割が違います。

簡単な英語で言い換えるなら

release A from Bが出てこなければ、状況に合わせて次のように言えます。

  • A doesn’t have to do B anymore.
    AはもうBをする必要がありません。
  • A is no longer responsible for B.
    AはもうBに責任を負っていません。
  • A can leave B.
    AはBを離れて構いません。
  • We ended A’s contract.
    私たちはAの契約を終了しました。

難しい表現を思い出そうとするより、「AはもうBをしなくてよい」と直接説明しても十分に伝わります。

関連表現

まとめ

release A from B は、「AをBから解放する」という語順です。

  • Aは解放される人・組織・物
  • BはAが離れる義務・責任・契約・場所など
  • 受動態A is released from Bもよく使う
  • releaseは公式に拘束を解く響きがある
  • freeは自由な状態、exemptは適用対象外に焦点がある

まずは release someone from their dutiesbe released from a contract の2つを、仕事や契約の場面に当てはめて使ってみましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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