be up againstの意味は?使い方とface・deal withとの違いを例文解説

be up againstの意味・使い方とfaceとの違いを解説するアイキャッチ画像

be up againstは、「難しい問題に直面している」「強敵を相手にしている」という意味です。単に問題が目の前にあるだけでなく、簡単には避けられない相手や制約が迫っているニュアンスがあります。

仕事の締め切り、予算不足、厳しい競争相手など、プレッシャーを感じる場面でよく使われます。この記事では、upとagainstから意味を理解する考え方、語順、自然な例文、faceやdeal withとの違いまで解説します。

be up againstの基本的な意味

be up against+難題・制約・相手 = 〜に直面している/〜を相手に苦戦している

  • We’re up against a tight deadline.
    私たちは厳しい締め切りに直面しています。
  • She’s up against some tough competition.
    彼女は手ごわい競争相手と戦っています。
  • You don’t know what we’re up against.
    私たちがどれほど難しい状況に直面しているか、あなたには分かっていません。

「直面する」と訳せますが、中立的なfaceよりも、相手や問題の強さ・状況の厳しさを感じさせる表現です。

しゅみすけ(大山俊輔)

be up againstには「目の前の壁がこちらへ迫っていて、後回しにしにくい」という圧があります。deadline、competition、powerful opponentなどと相性がよい表現です。

なぜup againstで「難題に直面する」になる?

againstには「〜に接して」「〜に対抗して」という感覚があります。壁にぴったり接している状態や、相手と向き合う状態を思い浮かべると分かりやすいでしょう。

ここでのupは、何かに近づいてぴったり迫る感覚を強めます。つまりbe up againstは、問題や相手のすぐそばまで来て、正面から向き合わざるを得ない状態を描きます。

  • The desk is up against the wall.
    机は壁にぴったり付いています。(物理的な位置)
  • We’re up against a serious problem.
    私たちは深刻な問題に直面しています。(比喩的な難題)

物理的な「〜にぴったり接して」から、比喩的な「難題・相手に追い込まれて向き合う」へ意味が広がっています。

語順:be up againstの後ろには何を置く?

基本形は主語+be動詞+up against+名詞です。be動詞は時制や主語に合わせて変化します。

  • I’m up against a difficult choice.
    私は難しい選択に直面しています。
  • We were up against a much larger company.
    私たちははるかに大きな会社を相手にしていました。
  • They’ll be up against the defending champions.
    彼らは前回王者と対戦することになります。

what・whoを使う形

何が難題なのか、誰が相手なのかを尋ねるときによく使います。

  • What are we up against?
    私たちは何に直面しているのですか。
  • Do you know who you’re up against?
    誰を相手にしているか分かっていますか。
  • Now we know what we’re up against.
    これで、私たちが直面しているものが分かりました。

What are we up against?は、問題の規模や相手の実力を把握したい場面で自然です。「何に対抗しているの?」という直訳より、「どんな難題が待っているの?」に近いこともあります。

日常・仕事・スポーツで使える例文

仕事と締め切り

  • We’re up against a tight schedule, so let’s keep the meeting short.
    スケジュールが厳しいので、会議は短くしましょう。
  • The team is up against serious budget constraints.
    チームは深刻な予算上の制約に直面しています。
  • We knew we were up against a difficult client.
    難しい顧客を相手にすることは分かっていました。
  • With only two days left, we’re really up against it.
    残り2日しかなく、私たちは本当に追い込まれています。

競争・スポーツ

  • Our small shop is up against several national chains.
    私たちの小さな店は、複数の全国チェーンと競争しています。
  • She’ll be up against the top seed in the next round.
    彼女は次のラウンドで第1シードと対戦します。
  • We’re up against a very experienced team.
    私たちは非常に経験豊富なチームを相手にしています。

日常生活

  • I’m up against a lot of paperwork before the move.
    引っ越し前に大量の書類仕事を抱えています。
  • They were up against strong opposition from their neighbors.
    彼らは近隣住民からの強い反対に直面していました。

be up against・face・deal withの違い

be up against・face・deal withのニュアンスの違いを示す図解

be up against:難しさや圧力を強調

手ごわい相手、厳しい期限、避けにくい制約などに使います。話し手が「これは簡単ではない」と感じていることが伝わります。

We’re up against a powerful competitor.
私たちは強力な競争相手と戦っています。

face:中立的に「直面する」

問題や選択肢が目の前にあることを広く表せます。必ずしも追い詰められているとは限りません。

We face several challenges this year.
私たちは今年、いくつかの課題に直面しています。

deal with:「対処する」という行動に注目

問題があることより、それを処理・解決しようとする行動へ焦点を当てます。

We need to deal with this problem today.
今日、この問題に対処する必要があります。

表現 中心となる感覚
be up against 手ごわい難題・相手が迫る be up against a deadline
face 問題が目の前にある face a challenge
deal with 問題を処理・対処する deal with a complaint
encounter 問題などに遭遇する encounter a problem

しゅみすけ(大山俊輔)

「問題がある」ならface、「かなり厳しい問題が迫っている」ならbe up against、「その問題を処理する」ならdeal withと考えると選びやすくなります。

be up against itの意味

be up against itは、具体的な問題名を言わずに「苦境にある」「かなり厳しい状況にある」と表す形です。特にイギリス英語でよく使われます。

  • We’re really up against it this month.
    今月は本当に厳しい状況です。
  • Without extra staff, they’ll be up against it.
    人員を増やさなければ、彼らは苦境に立たされるでしょう。

itが特定の物を指すというより、「目の前の厳しい状況」全体を受けています。

come up againstとの違い

come up againstは「困難・反対・相手にぶつかる」という動きに焦点があります。一方、be up againstは、すでにその難題に直面している状態です。

  • We came up against unexpected resistance.
    私たちは予想外の抵抗にぶつかりました。
  • We’re now up against strong resistance.
    私たちは今、強い抵抗に直面しています。

come up against=ぶつかるbe up against=直面していると区別すると分かりやすいでしょう。

日本人が間違えやすいポイント

againstの後ろにtoを付けない

  • × We’re up against to a deadline.
  • We’re up against a deadline.

against自体が前置詞なので、後ろへ名詞を直接置きます。

普通の予定には使わない

be up againstは難しさや対抗関係を含みます。単に「会議の予定がある」という場合には不自然です。

  • 不自然:I’m up against a meeting at three.
  • 自然:I have a meeting at three.
    3時に会議があります。

物理的な位置と比喩的な意味を見分ける

The chair is up against the wall.は「椅子が壁に接している」という物理的な意味です。主語が人・組織で、後ろにdeadlineやcompetitionなどが来れば「難題に直面する」という比喩的な意味になりやすいです。

簡単な英語で言い換えるなら

be up againstがすぐに出てこなくても、次の基本表現で伝えられます。

  • We have a difficult problem.
    難しい問題があります。
  • We face a tight deadline.
    厳しい締め切りに直面しています。
  • They are a very strong team.
    彼らはとても強いチームです。
  • This situation is very difficult.
    この状況はとても厳しいです。

会話では、難しい熟語を無理に思い出すより、problem、difficult、strongなどの基本語で状況を直接説明しても十分に通じます。

関連表現

  • be faced with:〜に直面している
  • run into a problem:問題にぶつかる
  • come up against:困難・反対にぶつかる
  • be under pressure:プレッシャーを受けている
  • be up against the wall:追い詰められている

英熟語・定型表現を体系的に確認したい方は、英熟語・定型表現の親記事もご覧ください。

まとめ

be up againstは「難しい問題に直面している」「強敵を相手にしている」という意味です。againstの「接する・対抗する」という感覚から、問題や相手がすぐ目の前に迫っている状態を表します。

中立的に「直面する」ならface、実際に「対処する」ならdeal withが自然です。be up againstが出てこないときは、We have a difficult problem.のような基本英語で言い換えれば問題ありません。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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