
bottle upは、「感情・怒り・不満などを外へ出さず、内側にため込む」という意味の句動詞です。
Don’t bottle up your feelings.なら、「気持ちを一人でため込まないで」という意味になります。単にその場で感情を抑えるだけでなく、しばらく内側へ閉じ込め続けるニュアンスがポイントです。
この記事では、bottle upのコアイメージ、語順、自然な例文、bottled-upの形、keep inやhold backとの違い、簡単な英語での言い換えを解説します。
Contents
bottle upの基本的な意味
bottle upの中心的な意味は、本当は外へ出したい感情を表に出さず、自分の中へ閉じ込めておくことです。
- bottle up your feelings:自分の気持ちをため込む
- bottle up your emotions:感情を抑え込んでためる
- bottle up anger:怒りを内側へため込む
- bottle up frustration:不満・いら立ちをため込む
She tends to bottle up her feelings.
彼女は気持ちをため込む傾向があります。
I bottled up my frustration for months.
私は何か月も不満をため込んでいました。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜbottle upで「感情をため込む」になるの?
bottleは名詞なら「瓶」ですが、動詞では「瓶に詰める」という意味です。upには、動作を完了させて「すっかり閉じ込める」感覚があります。
つまりbottle upは、感情を瓶へ入れ、ふたをして外へ出ないようにする比喩です。言いたいことや怒りが消えたわけではなく、内側に残っているイメージになります。

bottle upの語順とよく使う形
1.bottle up+名詞
感情を表す名詞を後ろに置く基本形です。
He bottled up his anger at work.
彼は職場での怒りをため込みました。
You don’t have to bottle up every emotion.
すべての感情をため込む必要はありません。
2.bottle+代名詞+up
bottle upは分離できる句動詞です。目的語がit・themなどの代名詞なら、必ず真ん中へ置きます。
○ Don’t bottle it up.
それを一人でため込まないで。
× Don’t bottle up it.
名詞ならbottle up your angerとbottle your anger upの両方が可能ですが、前者が分かりやすく一般的です。
3.keep bottling things up
keep doingと組み合わせると、「ため込み続ける」という意味になります。
You can’t keep bottling everything up.
何もかもため込み続けることはできないよ。
bottled-upの意味とハイフン
bottled-upは、名詞の前で「内側にため込まれた」という意味の形容詞として使えます。
- bottled-up anger:ため込まれた怒り
- bottled-up emotions:抑え込まれた感情
- bottled-up frustration:蓄積した不満
His bottled-up anger finally came out.
彼のため込まれた怒りが、ついに表へ出ました。
名詞の前でひとまとまりの形容詞として使うため、通常はbottled-upとハイフンを入れます。一方、動詞ならHe bottled up his anger.のようにハイフンは不要です。
日常会話で使える例文
友人・家族
You seem upset. Have you been bottling something up?
つらそうに見えるよ。何かため込んでいるの?
I used to bottle up my feelings around my family.
以前は家族の前で気持ちをため込んでいました。
恋愛・人間関係
We need to talk instead of bottling things up.
気持ちをため込むのではなく、私たちは話す必要があります。
She bottled up her disappointment and said she was fine.
彼女は失望を胸にしまい、「大丈夫」と言いました。
仕事
Don’t bottle up your concerns about the project.
プロジェクトへの懸念を一人で抱え込まないでください。
He had a lot of bottled-up frustration after the meeting.
会議後、彼は多くの不満をため込んでいました。
bottle upとkeep inの違い
どちらも感情を外へ出さないことを表せますが、焦点が少し違います。
- bottle up:感情を容器へ閉じ込めるように、内側へため込む。蓄積のイメージが強い
- keep in:感情・笑い・息などを外へ出さず、中に保つ。意味の範囲が広い
I couldn’t keep in my laughter.は「笑いをこらえられなかった」と自然に言えますが、笑いを長くため込む意味でbottle upを使うことは通常ありません。
keep inのさまざまな用法は、keep inの意味と語順で詳しく解説しています。
hold back・suppressとの違い
- hold back:その場で涙・言葉・感情が出るのをこらえる
- suppress:感情や反応を意識的に抑える、やや硬い語
- hide:他人に見えないよう隠す
- bottle up:表現せず、内側へため込んでいく
She held back her tears during the speech.
彼女はスピーチ中、涙をこらえました。
She bottled up her sadness for weeks.
彼女は何週間も悲しみをため込んでいました。
hold backは「今出そうなものを止める」、bottle upは「中に入れたまま時間がたつ」という違いがあります。
日本人が間違えやすいポイント
物を瓶詰めする意味と区別する
They bottle juice at this factory.なら、「この工場でジュースを瓶詰めする」という文字どおりの意味です。感情についてbottle upを使うと、比喩的な「ため込む」になります。
「ストレスをためる」は文脈で選ぶ
bottle up stressも理解されますが、自然な組み合わせとしてはbottle up feelings / emotions / anger / frustrationが中心です。「ストレスがたまる」ならstress builds upのように言うこともできます。
相手を決めつけない
You always bottle things up.は相手を責める響きになる場合があります。声をかけるなら、Is there anything you want to talk about?のような質問のほうが穏やかです。
bottle upが出てこないときの簡単な言い換え
表現を思い出せないときは、「言わない」「中に持ったまま」と基本語で説明できます。
- I didn’t tell anyone how I felt.
自分の気持ちを誰にも話しませんでした。 - I kept all my feelings inside.
気持ちをすべて自分の中にしまっていました。 - He was angry, but he didn’t say anything.
彼は怒っていましたが、何も言いませんでした。 - Do you want to talk about it?
そのことについて話したい?
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ
bottle upは、「感情・怒り・不満などを外へ出さず、内側にため込む」という句動詞です。感情を瓶へ入れてふたをするイメージから理解できます。
基本形はbottle up your feelings。代名詞ならbottle them upと真ん中へ置き、名詞の前ではbottled-up angerのようにハイフンを入れます。
関連する感情表現は、感情・体調を表す句動詞一覧でも確認できます。ほかの重要表現は、英熟語・定型表現A〜Z一覧からご覧ください。









