
follow on fromは、「前にあった出来事・話・結果を受けて、その続きとして起こる」という意味の句動詞です。
単に時間的に「あとに起こる」だけでなく、前のものとのつながりが感じられるのがポイント。会議やメールでは、Following on from our discussion, …(先ほどの話し合いを受けて、…)という形もよく使われます。
この記事では、follow on fromの意味と語順をコアイメージから理解し、自然な例文、follow up on・follow through on・follow fromとの違いまで整理します。
Contents
follow on fromの基本的な意味
follow on from+名詞で、基本的には次の意味になります。
- ~のあとに続く
- ~を受けて起こる
- ~から自然に発展する
The workshop follows on from last month’s introductory session.
そのワークショップは、先月の入門セッションの続きです。
Her question followed on from a comment I made earlier.
彼女の質問は、私が先ほど述べたコメントを受けたものでした。
Oxford Learner’s Dictionariesでは、前の事柄のあとに、その結果として起こる表現として説明されています。またCambridge Dictionaryでも、何かの「次の部分として起こる・存在する」という意味が示されています。
なぜ「~を受けて続く」という意味になる?
followには「あとについて行く」、onには「先へ続く」、fromには「出発点・起点」の感覚があります。
この3つを合わせると、次のように考えられます。
前の出来事(from)→ そこから先へ(on)→ 続いていく(follow)
そのため、follow on fromは、無関係な出来事が偶然あとに来るのではなく、前の話・計画・成功・決定などを土台にして次へ進むニュアンスになります。
しゅみすけ(大山俊輔)
follow on fromの語順とよく使う形
1.A follows on from B
基本の語順はA follows on from Bです。Aが新しい出来事、Bがその起点となる前の出来事です。
Today’s lesson follows on from what we learned yesterday.
今日の授業は、昨日学んだ内容の続きです。
The new campaign follows on from the success of our spring sale.
新しいキャンペーンは、春のセールの成功を受けて行われます。
主語が三人称単数ならfollows、過去の出来事ならfollowedに変わります。
2.Following on from B, A …
仕事のメールや会議では、文頭のFollowing on from …が便利です。「~を受けて」「~の続きとして」と話題をつなげます。
Following on from our discussion, I’ve revised the proposal.
先ほどの話し合いを受けて、提案書を修正しました。
Following on from your email, I’d like to confirm the delivery date.
メールの内容を受けて、納品日を確認したいと思います。
Following on from yesterday’s meeting, here are the next steps.
昨日の会議を受けて、次のステップをお知らせします。
この形は特にイギリス英語のビジネス場面で目にしやすい表現です。より地域差の少ない言い方にしたければ、Following our discussion, …やAs discussed, …も使えます。
3.follow onだけでも使える
follow onだけなら、「次の部分として続く」「あとから同じ場所へ行く」という意味で使われます。
A practical exercise will follow on after the explanation.
説明のあとに実践練習が続きます。
You go ahead. I’ll follow on later.
先に行って。私はあとから行きます。
ただし、何を起点に続くのかを明確にするときはfromを付けます。
日常会話・仕事で使える例文
仕事・会議
This project follows on from the customer survey we ran in June.
このプロジェクトは、6月に実施した顧客調査を受けたものです。
Following on from Ken’s point, we may need a simpler design.
ケンの指摘を受けて考えると、もっとシンプルなデザインが必要かもしれません。
The second meeting will follow on from today’s discussion.
2回目の会議は、今日の話し合いの続きになります。
学校・学習
Chapter 4 follows on directly from Chapter 3.
第4章は第3章から直接続いています。
This exercise follows on from the grammar point we just covered.
この練習問題は、今学んだ文法事項の続きです。
日常・人間関係
Our coffee date followed on from a long chat online.
私たちがコーヒーを飲みに行ったのは、オンラインで長く話した流れからでした。
That argument followed on from weeks of small disagreements.
その口論は、何週間も続いた小さな意見の食い違いの末に起きました。
出来事・結果
The price increase followed on from a rise in shipping costs.
値上げは、輸送費の上昇を受けて行われました。
Several changes followed on from the new policy.
新しい方針を受けて、いくつかの変更が生じました。
follow on from・follow up on・follow through onの違い

| 表現 | 中心の意味 | 注目する点 |
|---|---|---|
| follow on from | ~を受けて続く | 前の出来事と次の出来事のつながり |
| follow up on | ~を後から確認・対応する | 情報を確かめる、追加の行動をする |
| follow through on | ~を最後まで実行する | 約束や計画を途中で終わらせない |
The training follows on from last week’s orientation.
その研修は、先週のオリエンテーションの続きです。
I’ll follow up on your request tomorrow.
明日、あなたの依頼について確認・対応します。
We need to follow through on our promise.
私たちは約束を最後まで実行する必要があります。
「前のことから次のことが続く」ならfollow on from、「以前の件を調べたり連絡したりする」ならfollow up on、「決めたことをやり切る」ならfollow through onです。
しゅみすけ(大山俊輔)
follow on fromとfollow fromの違い
follow fromは「~から論理的に導かれる・~の結果として当然生じる」という意味です。結論や推論との相性がよく、因果・論理のつながりを強く示します。
It follows from the data that demand is falling.
そのデータから、需要が落ちていると分かります。
一方、follow on fromは「前のものを受け継いで、次の段階へ進む」ことに焦点があります。
Our next study follows on from these findings.
次の研究は、これらの発見を受けて進められます。
つまり、論理的な結論ならfollow from、連続する活動・出来事ならfollow on fromと考えると区別しやすくなります。
日本人が間違えやすいポイント
「フォローする」の感覚だけで考えない
日本語の「フォローする」は、人を助ける、SNSで登録する、補足するといった意味で使われます。しかしfollow on fromのfollowは、ここでは「支援する」ではなく「あとに続く」です。
fromの後ろに次の出来事を置かない
fromの後ろは起点となる以前の事柄です。
○ The course follows on from the beginner class.
その講座は初級クラスの続きです。
次に起こるものは主語の位置に置きます。
いつでもfollowing on fromを使う必要はない
この表現は自然ですが、やや書き言葉・仕事寄りに感じられることがあります。日常会話では、単にafterやbecause ofを使ったほうが分かりやすい場合もあります。
簡単な英語で言い換えるなら?
follow on fromがすぐに出てこなければ、伝えたい関係に合わせて次のように言えます。
- come after …(~のあとに来る)
- continue from …(~から続く)
- be the next part of …(~の次の部分である)
- happen because of …(~が理由で起こる)
- build on …(~を土台に発展させる)
This lesson continues from yesterday’s lesson.
この授業は昨日の授業の続きです。
The new plan is the next part of our project.
新しい計画は、私たちのプロジェクトの次の段階です。
The new idea builds on our earlier research.
その新しいアイデアは、以前の研究を土台にしています。
関連表現も一緒に覚えよう
- follow up on:以前の件を確認し、追加対応する
- follow through on:約束・計画を最後まで実行する
- follow suit:先例にならって同じことをする
- 英熟語・定型表現の一覧
まとめ
follow on fromは、「前の出来事・話・結果を受けて、その続きとして起こる」という表現です。
- 基本語順はA follows on from B(AはBを受けて続く)
- Following on from our discussion, …は仕事のメールや会議で便利
- follow up onは「後から確認・対応する」
- follow through onは「約束・計画を最後まで実行する」
- 簡単に言うならcontinue from、come after、build onなどで言い換えられる
「前のことが次の段階につながっている」と伝えたいときに、follow on fromを使ってみてください。









