bringを使った句動詞一覧|意味・使い方・語順と熟語の違いを例文解説

bringを使った句動詞の意味・使い方・語順をまとめた一覧記事のアイキャッチ

bringを使った句動詞には、bring up、bring back、bring in、bring out、bring aboutなど、日常会話にも仕事にも欠かせない表現があります。

日本語では「持ってくる」「連れてくる」と訳されるbringですが、句動詞になると、話題を出す、記憶をよみがえらせる、制度を導入する、長所を引き出す、変化をもたらすなどへ意味が広がります。

先に結論を言うと、bringの中心には「人・物・話題・変化・結果を、ある人や場所・状態のところへ運んでくる」という感覚があります。そこへup、back、in、out、aboutなどが方向や結果を加えます。

この記事では、b-cafe.netで専門記事を公開しているbring句動詞を、頻出度・意味・場面・語順から整理します。まずは次の10表現から始めてください。

まず覚えたいbring句動詞10選

句動詞 中心となる意味 短い例文
bring up 話題に出す・子どもを育てる She brought up an important point.
彼女は重要な点を話題に出しました。
bring back 戻す・思い出させる・復活させる This song brings back memories.
この曲を聴くと思い出がよみがえります。
bring in 導入する・招き入れる・利益をもたらす The new service brings in more customers.
新サービスはより多くの顧客を呼び込みます。
bring out 良さを引き出す・発売する・明らかにする This color brings out your eyes.
この色はあなたの目を引き立てます。
bring about 変化・結果をもたらす The policy brought about major changes.
その政策は大きな変化をもたらしました。
bring on 問題を引き起こす・成長を促す Stress can bring on headaches.
ストレスは頭痛を引き起こすことがあります。
bring down 下げる・倒す・落ち込ませる We need to bring costs down.
コストを下げる必要があります。
bring along 人を連れてくる・物を持ってくる Can I bring a friend along?
友達を一人連れてきてもいいですか。
bring together 人を集める・結びつける Music brings people together.
音楽は人々を結びつけます。
bring around 考えを変えさせる・意識を戻させる We finally brought him around.
私たちはついに彼を説得しました。

しゅみすけ(大山俊輔)

bring句動詞は、「何を、どこへ、どんな状態へ連れてくるのか」を考えると整理しやすくなります。最初はup・back・in・out・aboutの5つを短い例文ごと覚えてみてください。

bringの最低限のコアイメージ

bringは、単に手で物を持ってくる動作だけではありません。人、情報、話題、感情、利益、変化、結果などを、話し手・聞き手・目的地・ある状態のところへ移動させる感覚を持つ動詞です。

  • bring:人・物・事柄を、基準となる地点や状態へ運ぶ
  • パーティクル:運ぶ方向・到達点・結果を加える
  • bring+パーティクル:何をどこへ動かし、どんな状態を生むかを表す

例えばupには「上へ・意識の前面へ」という感覚があります。bring upでは、話題を会話の前面へ持ち上げる「話題に出す」、子どもを成長した状態まで上げる「育てる」へ意味が広がります。

bringのコアイメージとup・back・in・out・togetherによる意味の広がり

bring+パーティクルで意味はどう広がる?

組み合わせ 組み合わせのイメージ 代表的な意味 例文
bring+up 上へ・意識の前面へ持ち上げる 話題に出す・育てる Don’t bring that up now.
今その話を持ち出さないでください。
bring+back 元の場所・状態へ運び戻す 戻す・思い出させる・復活させる They brought the old design back.
彼らは昔のデザインを復活させました。
bring+in 外から内側へ運び入れる 導入する・招く・収益を得る We brought in an outside expert.
外部の専門家を招きました。
bring+out 内側のものを外へ出す 引き出す・発売する・明らかにする The role brought out her confidence.
その役割は彼女の自信を引き出しました。
bring+about 巡らせて結果を現実へ運ぶ 変化・結果をもたらす Technology brought about a new way of working.
技術が新しい働き方をもたらしました。
bring+on 前面・進行状態へ運び出す 引き起こす・成長を促す The heat brought on her symptoms.
暑さで彼女の症状が出ました。
bring+down 高い位置・水準から下へ運ぶ 下げる・倒す・落ち込ませる The news brought me down.
その知らせで落ち込みました。
bring+together 別々のものを一つの所へ運ぶ 集める・結びつける The event brought the community together.
そのイベントは地域の人々を結びつけました。

bringを使った句動詞・3語表現の全一覧

ここでは、b-cafe.netで公開済みの専門記事14表現をまとめます。リンク先では、意味の仕組み、語順、自然な例文、似た表現との違いまで確認できます。

まず押さえたい頻出表現

表現 主な意味 使用場面 個別解説
bring up 話題に出す・育てる 会話・家庭・仕事 bring upの意味・語順とgrow upとの違い
bring back 戻す・思い出させる・復活させる 日常・記憶・制度 bring backの意味・語順とtake backとの違い
bring in 導入する・招き入れる・利益をもたらす 仕事・経営・日常 bring inの意味・使い方と語順
bring out 良さを引き出す・発売する・明らかにする 人・商品・情報 bring outの意味・使い方と語順
bring about 変化・結果をもたらす 仕事・社会・変化 bring aboutの意味・語順とbring onとの違い
bring on 問題を引き起こす・成長を促す 体調・問題・成長 bring onの意味とBring it on!の使い方
bring down 下げる・倒す・落ち込ませる 数値・政治・感情 bring downの意味・語順とtake downとの違い
bring along 人を連れてくる・物を持ってくる 日常・旅行・イベント bring alongの意味・語順とbringとの違い
bring together 人を集める・結びつける 組織・地域・人間関係 bring togetherの意味・語順とget togetherとの違い
bring around 考えを変えさせる・意識を戻させる 説得・体調・移動 bring aroundの意味・語順とcome aroundとの違い

発展:移動・危機・公的な場面で使う表現

表現 主な意味 使用場面 個別解説
bring over 人・物をこちら側へ連れてくる 訪問・日常・国際移動 bring overの意味・語順とcome overとの違い
bring through 病気・危機を乗り越えさせる 医療・危機・支援 bring throughの意味・語順とpull throughとの違い
bring before 法廷に出す・審議にかける 法律・委員会・経営 bring beforeの意味・語順とput beforeとの違い
bring A home to B AをBに痛感させる 説明・経験・報道 bring A home to Bの意味・語順とhit homeとの違い

意味・場面別にbring句動詞を選ぶ

会話・情報・アイデア

  • bring up:話題を会話に出す
  • bring out:隠れていた特徴・事実を表に出す
  • bring before:案件を審議の場へ出す

仕事・ビジネス

  • bring in:人材・制度を導入する、収益を上げる
  • bring about:変化や結果を実現する
  • bring down:価格・コスト・数値を下げる
  • bring together:人・部署・アイデアをまとめる

日常・人間関係

  • bring along:人・物を一緒に連れてくる
  • bring over:人・物をこちらへ連れてくる
  • bring around:人を説得する
  • bring back:物を戻す、思い出をよみがえらせる

問題・危機・体調

  • bring on:症状・問題を引き起こす
  • bring through:人を病気・危機から救い出す
  • bring down:人を落ち込ませる、体制を倒す

似たbring句動詞の違い

bring aboutとbring on

bring aboutは、努力や出来事が変化・結果を成立させる表現です。bring onは、症状・問題・次の段階を前面へ出して始める感覚があり、好ましくない結果にもよく使います。

bring inとbring out

bring inは外から内へ導入・招入する動き。bring outは内側にある良さ・情報・商品を外へ出し、見える状態にする動きです。

bring alongとbring over

bring alongは「自分と一緒に連れてくる・持ってくる」。bring overは、ある境界や距離を越えて「こちらへ連れてくる・持ってくる」ことに焦点があります。

bring togetherとget together

bring people togetherは、主語となる人・出来事が人々を集めます。People get togetherなら、人々自身が集まるという自動詞的な表現です。

bring upとgrow up

bring up a childは「大人が子どもを育てる」。grow upは「子ども自身が成長する」です。She brought up three children.とThe children grew up in Osaka.の主語の違いに注意してください。

語順・文法の共通ルール

分離できる句動詞

bring up、bring back、bring in、bring out、bring down、bring alongなどは、多くの用法で目的語を間にも後ろにも置けます。

  • She brought the issue up.
  • She brought up the issue.
  • She brought it up.(代名詞は間に置く)

同様にbring it back、bring them in、bring it out、bring costs downの形を使います。

分離しない・型で覚える表現

  • The new law brought about major changes.
  • The medicine brought on a rash.
  • They brought the case before the committee.
  • The story brought the problem home to me.

bring aboutではaboutの後ろに結果を置きます。bring A before B、bring A home to Bは、AとBの位置を含めた型で覚えてください。

bringとtakeの方向の違い

bringは、話し手・聞き手・目的地などの基準点へ「持ってくる・連れてくる」。takeは、その基準点から別の場所へ「持っていく・連れていく」ことが基本です。

  • Please bring your ID to the office.
    身分証をオフィスへ持ってきてください。
  • Please take this package to Ken.
    この荷物をケンのところへ持っていってください。

しゅみすけ(大山俊輔)

bring it up、bring it back、bring them inのように、分離できる句動詞で目的語が代名詞なら間へ置きます。一方、bring aboutは分離しません。表現ごとの短い型で覚えましょう。

しゅみすけ式:bring句動詞が出てこなかったら?

句動詞が思い出せなくても、難しい単語へ置き換える必要はありません。何が起きたかを短い基本文に分ければ伝わります。

  • She brought up the budget.
    → She started talking about the budget.
    彼女は予算について話し始めました。
  • This song brings back memories.
    → This song makes me remember the past.
    この曲を聴くと昔を思い出します。
  • The campaign brought in new customers.
    → New customers came because of the campaign.
    そのキャンペーンで新しい顧客が来ました。
  • The new system brought about change.
    → Things changed because of the new system.
    新しいシステムによって状況が変わりました。
  • The event brought everyone together.
    → Everyone met at the event.
    みんながそのイベントで会いました。

bring句動詞を思い出そうとして会話が止まるより、「誰が来た」「何が変わった」「何について話し始めた」と事実を直接伝えるのが、しゅみすけ式です。

bring句動詞のおすすめ学習順

  1. bring up・bring back・bring in・bring out:日常と仕事で使用範囲が広い
  2. bring about・bring on・bring down・bring together:変化・結果・人間関係を表す
  3. bring along・bring over・bring around:人・物の移動と説得を表す
  4. bring through・bring before・bring A home to B:危機・法律・抽象的な説明で使う

会議を「前倒しする」を表すbring forwardも実用的です。日程変更の使い分けは、move up・bring forwardで「会議を前倒しする」と伝える方法で確認できます。

まとめ

bringを使った句動詞の中心には、「人・物・話題・変化・結果を、基準となる場所や状態へ運んでくる」という共通感覚があります。そこへパーティクルが方向や結果を加えます。

  • 最初はbring up、bring back、bring in、bring outから始める
  • 何を、どこへ、どんな状態へ運ぶかを考える
  • 分離可能な表現では代名詞をbringとパーティクルの間へ置く
  • bring A before Bなどの3語以上の表現は型で覚える
  • 出てこなければ、基本語を使った短い説明文へ分解する

気になる表現を一覧から選び、個別記事で意味の仕組み、語順、例文、類似表現との違いまで確認してみてください。

bringそのものの感覚を確認:bringのコアイメージと基本的な使い方では、「対象を伴って会話の中心へ移す」という共通感覚を解説しています。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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