by way ofの意味は?「経由で・〜として」の使い方とviaとの違い

by way ofの意味・使い方・viaとの違いを解説するアイキャッチ画像

by way ofは、旅行の「〜を経由して」だけでなく、「〜として」「例として」という意味でも使われます。一見ばらばらに見えますが、中心にあるのは「ある道・ルートを通って目的に届く」という感覚です。

この記事では、by way ofの3つの使い方、語順、via・through・asとの違い、そして似ているby the wayとの区別を、自然な例文で解説します。

by way ofの基本的な意味

by way of+名詞には、主に次の3つの意味があります。

  • 〜を経由して:場所やルートを示す
  • 〜として/〜のつもりで:行為や物の役割を示す
  • 例・説明・導入として:話の進め方を示す

直訳の出発点は「〜という道によって」です。実際の道だけでなく、感謝・謝罪・説明なども「目的へ届くための道」と捉えるため、意味が広がります。

しゅみすけ(大山俊輔)

3つの訳を別々に丸暗記するより、「何を通って目的に届くのか」と考えると意味をつかみやすくなります。

1.「〜を経由して」:移動ルートを表す

場所の前に置くと、目的地までの途中でその場所を通ることを表します。

We flew to Rome by way of Paris.
私たちはパリ経由でローマへ飛びました。

Let’s go home by way of the supermarket.
スーパーに寄って帰ろう。

The package was sent by way of Singapore.
その荷物はシンガポール経由で送られました。

語順は基本的に、移動を表す文+by way of+経由地です。旅行の案内や少し改まった説明で自然に使えます。

2.「〜として」:感謝や謝罪のしるしを表す

物や行動が何のためのものかを添える用法です。日本語では「〜として」「〜のしるしに」「〜のつもりで」が自然です。

She gave me a book by way of thanks.
彼女はお礼として私に本をくれました。

He brought flowers by way of apology.
彼はおわびのしるしに花を持ってきました。

We offered dessert by way of compensation.
私たちはお詫びとしてデザートを提供しました。

ここでは、本・花・デザートがそれぞれ「感謝・謝罪・埋め合わせを伝える手段」になっています。

3.「例・説明・導入として」:話の目的を示す

文頭で使うと、「これから何のために話すか」を先に示せます。文章、プレゼン、会議などでよく使われる、やや改まった表現です。

By way of introduction, let me tell you a little about myself.
自己紹介として、私について少しお話しします。

By way of example, consider this situation.
例として、この状況を考えてみましょう。

By way of explanation, she showed us the original email.
説明として、彼女は元のメールを私たちに見せました。

文頭に置く場合は、By way of+名詞,の後にカンマを置くのが一般的です。

by way ofの経由・お礼として・例としての3用法を比較した図解

via・through・asとの違い

by way ofとvia

viaは「〜経由で」「〜を使って」を短く示す語で、交通経路にも通信手段にも使えます。

I sent the file via email.
メールでファイルを送りました。

We traveled to Rome via Paris.
私たちはパリ経由でローマへ行きました。

経路だけを簡潔に伝えるならviaが便利です。by way ofは語句として少し長く、経路をたどる感じや「〜という形で」という働きまで表せます。

by way ofとthrough

throughは「ある空間・過程の中を通り抜ける」感覚が中心です。

We drove through the mountains.
私たちは山間部を車で通り抜けました。

経由地点を示すby way ofに対し、throughはその場所の内部を通る動きに焦点があります。

by way ofとas

asは役割や立場を直接示します。by way ofは、その物や行動を感謝・謝罪などを伝える手段やしるしとして差し出す響きがあります。

She works as a designer.
彼女はデザイナーとして働いています。

She sent chocolates by way of thanks.
彼女はお礼のしるしにチョコレートを送りました。

by the wayと混同しない

by way ofby the wayは形が似ていますが、意味も文法も違います。

  • by way of+名詞:〜を経由して/〜として
  • by the way,+文:ところで

By the way, have you booked the hotel?
ところで、ホテルは予約した?

「〜経由で」のつもりでby the way of Parisとは通常言いません。ここでは冠詞theを入れず、by way of Parisとします。

しゅみすけ(大山俊輔)

by way ofの後ろには名詞が続きます。by the wayは話題を変えるひとまとまりの表現、と区別しましょう。

すぐ出てこないときの簡単な言い換え

会話では、無理にby way ofを使わなくても基本的な英語で十分伝わります。

  • by way of Parisvia Paris / through Paris
  • by way of thanksto say thank you / as a thank-you
  • by way of apologyto say sorry
  • by way of examplefor example
  • by way of introductionto introduce myself

まずは意味を直接伝え、慣れてきたらby way ofへ置き換えると、表現の幅が自然に広がります。

会話で使える例文

We came here by way of Kyoto.
私たちは京都経由でここへ来ました。

I bought her lunch by way of thanks.
お礼として彼女にランチをごちそうしました。

By way of introduction, what do you do?
まず自己紹介として、どんなお仕事をされていますか。

He told us that story by way of warning.
彼は警告の意味で私たちにその話をしました。

By way of comparison, this model is much lighter.
比較のために言うと、このモデルはずっと軽いです。

まとめ

by way ofの中心は、「〜という道・手段を通って」というイメージです。

  • 場所なら「〜を経由して」
  • thanksやapologyなら「〜として/〜のしるしに」
  • exampleやintroductionなら「例・導入として」

経路を短く言うならvia、内部を通り抜けるならthrough、役割を直接示すならasが基本です。また、by the way(ところで)とは別の表現なので、theの有無と後ろに続く語を確認しましょう。

ほかの英熟語も体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現のまとめもご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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