
carry outは、計画・指示・実験・調査などを「実行する」「実施する」「遂行する」という句動詞です。
たとえば「計画を実行する」はcarry out a plan、「実験を行う」はcarry out an experiment。頭の中や書類の上にあるものを、実際の行動へ移して最後まで進める場面で使います。
この記事では、carryとoutのコアイメージ、よく一緒に使う名詞、carry it outの語順、do・perform・conduct・executeとの違いまで、仕事と日常で使える例文とともに解説します。
Contents
- 1 Carry outの意味は「計画などを実行する」
- 2 carry+outが「実行する」につながる理由
- 3 carry outとよく一緒に使う名詞
- 4 carry out a planの使い方
- 5 carry out an experiment・a surveyの使い方
- 6 carry out instructions・a taskの使い方
- 7 carry it outの語順|代名詞は真ん中
- 8 carry outとdo・perform・conduct・executeの違い
- 9 carry outとcarry onの違い
- 10 仕事で使えるcarry outの例文
- 11 「持ち帰り」のcarryoutとは違う?
- 12 Carry outの意味・使い方まとめ
Carry outの意味は「計画などを実行する」
carry outの基本的な意味は、決められたことを実際に行うことです。日本語では、目的語に応じて「実行する」「実施する」「遂行する」「行う」と訳し分けます。
- We carried out the plan successfully.
私たちはその計画を無事に実行しました。 - The scientists carried out an experiment.
科学者たちは実験を行いました。 - Please carry out the instructions carefully.
指示を慎重に実行してください。
ポイントは、単に「する」のではなく、あらかじめ決まっている計画・手順・義務などを現実の行動に移すこと。やるべき内容や手順がある程度明確な場面でよく使われます。
carry+outが「実行する」につながる理由
carryの基本は、人や物を「運ぶ」ことです。そこから、仕事・責任・考えなどをある地点まで運んでいく感覚にも広がります。
outには「内側から外へ出る」だけでなく、動きが外へ広がり、最後まで出し切る・完了へ至るイメージがあります。
つまりcarry outは、計画や指示を頭・書類の中から現実へ運び出し、実際の結果になるところまで進めること。このため「実行する」という意味になります。
outの「内側から外へ」という感覚は、be-rizeのintoとout ofの違いでも確認できます。句動詞全体をコアイメージで整理したい方は、英会話でよく使う句動詞50選もあわせてどうぞ。
carry outとよく一緒に使う名詞

carry outの目的語には、事前に考えられた内容や、決められた手順を持つ名詞がよく来ます。
| 組み合わせ | 意味 | よく使う場面 |
|---|---|---|
| carry out a plan | 計画を実行する | 仕事・プロジェクト |
| carry out an experiment | 実験を行う | 研究・教育 |
| carry out a survey | 調査を実施する | 市場調査・アンケート |
| carry out a task | 任務・作業を遂行する | 仕事・業務 |
| carry out instructions | 指示を実行する | 職場・手順 |
| carry out research | 研究・調査を行う | 学術・ビジネス |
carry out a planの使い方
carry out a planは、「計画を考える」段階ではなく、決まった計画を実際に行動へ移す段階を表します。
- We’re ready to carry out the plan.
私たちはその計画を実行する準備ができています。 - The team carried out the marketing plan as scheduled.
チームは予定どおりマーケティング計画を実行しました。 - It may be difficult to carry out this plan.
この計画を実行するのは難しいかもしれません。 - Who will carry out the new strategy?
誰が新しい戦略を実行するのですか?
アイデアや計画そのものを考え出す段階なら、Come up withの意味と使い方が自然です。come up with a planで計画を考え、carry out the planで実行する、という流れになります。
carry out an experiment・a surveyの使い方
実験・調査・研究など、決められた方法に沿って実施するものにもcarry outがよく使われます。
- They carried out several experiments to test the theory.
彼らはその理論を検証するために、いくつかの実験を行いました。 - The researchers are carrying out a survey.
研究者たちは調査を実施しています。 - We carried out research into customer needs.
私たちは顧客ニーズについて調査を行いました。 - The company will carry out a safety inspection next week.
会社は来週、安全点検を実施します。
researchは通常、数えられない名詞なので、一般的な「研究を行う」ならcarry out researchとし、a researchとはしない点にも注意しましょう。
carry out instructions・a taskの使い方
人から与えられた指示・命令・任務を、決められたとおりに遂行する場合にも使えます。
- She carried out her duties professionally.
彼女は職務をプロとして遂行しました。 - Make sure you carry out all the instructions.
すべての指示を確実に実行してください。 - He was asked to carry out a difficult task.
彼は難しい任務を遂行するよう求められました。 - The work was carried out by a specialist.
その作業は専門家によって実施されました。
最後の例のように、be carried outという受動態も非常によく使われます。報告書やニュースなど、行為者より「何が実施されたか」を伝えたい文章で便利です。
carry it outの語順|代名詞は真ん中
carry outは、目的語を間に入れられる分離可能な句動詞です。
- ○ carry out the plan
- ○ carry the plan out
- ○ carry it out
- × carry out it
目的語が名詞ならcarry out the planとcarry the plan outの両方が可能ですが、通常は前者が分かりやすく自然です。目的語がit・themなどの代名詞なら、必ずcarry it out / carry them outと真ん中に置きます。
- The plan looks good, but can we carry it out?
計画はよさそうですが、実行できますか? - These tests must be carried out carefully.
これらの検査は慎重に実施しなければなりません。
代名詞を真ん中に置く語順は、put it offやturn it downと同じです。
carry outとdo・perform・conduct・executeの違い
| 表現 | 中心のニュアンス | 例 |
|---|---|---|
| do | 最も広い「する」 | do the work |
| carry out | 決めた計画・指示を実行に移す | carry out a plan |
| perform | 作業・役割・手順を遂行する | perform a task |
| conduct | 調査・実験などを組織的に行う | conduct a survey |
| execute | 計画・命令を正確に実行する、やや硬い | execute a strategy |
doは日常的で幅広く、carry outは「すでに決まっている内容を現実に移す」点がより明確です。conduct an experiment / a surveyはcarry outとかなり近いものの、conductのほうが研究・調査を管理しながら行う硬い響きがあります。
executeも「実行する」ですが、ビジネス戦略・命令・コンピューター処理などで使われる、より硬く正確さを感じさせる語です。日常会話ではcarry outのほうが使いやすい場面が多いでしょう。
carry outとcarry onの違い
同じcarryを使いますが、outとonで意味は大きく変わります。
- carry out:計画・指示などを実行する
- carry on:今している行動を続ける
- We carried out the plan.
私たちはその計画を実行しました。 - We carried on with the plan.
私たちはその計画を続行しました。
carry onは「流れをそのまま先へ続ける」表現です。詳しい違いは、関連記事のCarry onの意味とkeep goingとの違いで確認できます。
仕事で使えるcarry outの例文
- We need more resources to carry out the project.
そのプロジェクトを実行するには、さらに多くの資源が必要です。 - The changes will be carried out in stages.
変更は段階的に実施されます。 - Could you carry out a risk assessment?
リスク評価を実施してもらえますか? - Everything was carried out according to plan.
すべて計画どおりに実行されました。 - It is our responsibility to carry out the agreement.
その合意を履行するのは私たちの責任です。
実行中に問題が起き、それに「対処する」と言いたいときはDeal withの意味と使い方が自然です。
「持ち帰り」のcarryoutとは違う?
主にアメリカ英語では、ハイフンなしのcarryoutが名詞・形容詞として「持ち帰り料理」「持ち帰り用の」という意味で使われることがあります。
- carryout food:持ち帰り料理
- order carryout:持ち帰りを注文する
ただし、句動詞のcarry outは二語で、「実行する」という動詞です。文脈とスペルで区別しましょう。一般的な「テイクアウト」は、英語ではtakeoutやto goもよく使われます。
Carry outの意味・使い方まとめ
- carry outは「計画・指示・実験などを実行する、実施する」
- 計画や手順を現実の行動へ移し、完了まで運ぶイメージ
- carry out a plan / an experiment / a survey / a taskが定番
- 代名詞はcarry it outのように真ん中へ置く
- be carried outの受動態もよく使われる
- carry outは「実行する」、carry onは「続ける」
carry outを覚えるときは、単に「実行する」と暗記するより、計画を頭や紙の中から外へ運び出し、現実の結果にする場面を思い浮かべてみてください。plan・experiment・surveyなど、よく一緒に使う名詞ごと身につけると、仕事でも自然に使えるようになります。










