
go overは、「資料を確認する」「学習内容を復習する」「予算や制限を超える」という意味で使われます。
中心にあるのは、対象の上を端から端まで進み、全体をたどるという感覚です。全体をたどれば「確認する・復習する」、境界より先まで進めば「超える」になります。
- 資料・計画などを詳しく確認する
- 学習内容を復習する
- 予算・時間・制限などを超える
- 物理的に上を越える
- 説明・手順などを一緒に検討する
Contents
go overの意味は?
| 意味 | よく使う形 | 例 |
|---|---|---|
| 確認する | go over a report | Let’s go over the report. |
| 復習する | go over the lesson | I went over my notes. |
| 超える | go over budget | We went over budget. |
| 上を越える | go over a bridge | We went over the bridge. |
過去形はwent over、過去分詞はgone overです。
確認・復習・超えるがつながるコアイメージ
goのコアイメージは「ある地点から離れ、別の地点へ進む」。overのコアイメージは「上を覆う・弧を描いて越える」です。
この2語が合わさったgo overの中心は、対象の上を一方から他方まで進んでいくことです。

- 資料の上を最初から最後までたどる → 確認する
- 学習内容をもう一度たどる → 復習する
- 決められた境界の先まで進む → 超える
- 橋・壁などの上を進む → 上を越える
go overで「確認する・検討する」
資料・計画・数字・手順などを、抜けや問題がないか全体的に確認するときに使います。単に見るだけでなく、一通り丁寧に目を通す響きがあります。
Let’s go over the report together.
その報告書を一緒に確認しましょう。
Could you go over these numbers again?
この数字をもう一度確認してもらえますか?
We need to go over the plan before the meeting.
会議の前に計画を確認する必要があります。
She went over the contract carefully.
彼女は契約書を注意深く確認しました。
会議で「一緒に見ていく」
go overは、一人で読むだけでなく、会議や説明で項目を順番に確認するときにもよく使われます。
First, let’s go over today’s agenda.
まず、今日の議題を確認しましょう。
I’ll go over the details with you.
詳細をあなたと一緒に確認します。
go overで「復習する」
一度学んだ内容を、もう一度最初からたどるため「復習する」になります。授業・テスト勉強・プレゼン準備などで自然に使えます。
I need to go over my notes before the test.
テスト前にノートを復習する必要があります。
Let’s go over what we learned today.
今日学んだことを復習しましょう。
She went over the new vocabulary on the train.
彼女は電車で新しい単語を復習しました。
Can we go over that grammar point one more time?
その文法事項をもう一度確認してもらえますか?
教師が学習者と一緒に内容をたどる場合にも、自分一人で復習する場合にも使えます。
go overで「予算・時間・限度を超える」
予算・時間・文字数などの境界を越えて先まで進むと、「超過する」という意味になります。
We went over budget.
私たちは予算を超過しました。
The meeting went over by twenty minutes.
会議は20分延びました。
Don’t go over the speed limit.
制限速度を超えないでください。
My essay went over the word limit.
私の作文は文字数制限を超えました。
go over by+超過した量
どれだけ超えたかを示すときは、by+数字を使えます。
We went over the budget by $500.
予算を500ドル超過しました。
The presentation went over by five minutes.
プレゼンは5分超過しました。
物理的に「上を越える」
over本来の空間的な動きが、そのまま残る使い方です。
We went over the bridge.
私たちは橋を渡りました。
The ball went over the fence.
ボールはフェンスを越えました。
She went over the wall.
彼女は壁を越えました。
文脈によっては「橋の上を通る」「壁を乗り越える」のように訳します。
語順はgo over it|go it overではない
これまで扱ってきたturn downやcheck outの一部用法とは違い、go overは「確認する・復習する」の意味では通常、間に目的語を入れません。
- ○ go over the report
- ○ go over it
- × go the report over
- × go it over
Let’s go over it again.が正解です。「それをもう一度確認しよう」という意味になります。
review・look over・go throughとの違い
| 表現 | ニュアンス | 例 |
|---|---|---|
| go over | 全体を一通り丁寧に確認する。会話的 | go over the plan |
| review | 評価・再検討・復習する。仕事でも学習でも使う | review the document |
| look over | ざっと目を通して確認する | look over the email |
| go through | 項目・手順を一つずつ詳しくたどる | go through the checklist |
Can you look over this email?
このメールにざっと目を通してくれる?
Let’s go over the main points.
要点を一通り確認しましょう。
We went through every item on the list.
リストの全項目を一つずつ確認しました。
The manager will review the proposal.
マネージャーが提案を審査・検討します。
go over wellで「好意的に受け取られる」
go overには、発言・冗談・提案などが人々にどう受け止められたかを表す用法もあります。特にアメリカ英語でよく使われます。
Her presentation went over well.
彼女のプレゼンは好評でした。
The joke didn’t go over well.
その冗談はあまり受けませんでした。
The new policy went over badly with employees.
その新方針は従業員から不評でした。
go over well with 人で「その人たちに好意的に受け入れられる」です。この意味は「内容が聞き手側へ渡り、反応を生む」と捉えると理解しやすくなります。
go over to+場所・人で「そちらへ行く」
go over toは、少し離れた場所・人のところへ移動するときにも使います。
I’m going over to Emma’s house tonight.
今夜、エマの家へ行きます。
He went over to the window.
彼は窓のところへ歩いていきました。
この場合は「確認する」のgo overにtoが付いたのではなく、go+over toで「向こう側の地点へ行く」という空間的な表現です。
会話で使ってみよう
A: Are you ready for tomorrow’s presentation?
明日のプレゼンの準備はできた?
B: Almost. I want to go over my notes one more time.
ほぼね。ノートをもう一度確認したいんだ。
A: Good idea. We should also go over the budget.
いいね。予算も確認したほうがいいよ。
B: Right. I think we may have gone over it.
そうだね。予算を超えてしまったかもしれない。
go overのよくある質問
Q. go overは「ざっと見る」ですか?
通常は、対象全体を一通り確認するニュアンスです。「ざっと目を通す」ならlook overが合いやすく、さらに細かく一項目ずつ確認するならgo throughが使えます。
Q. go overとreviewはどちらが自然ですか?
どちらも自然です。会話で「一緒に確認しよう」ならgo overが柔らかく、文書を正式に審査・評価するならreviewが合いやすいです。
Q. 「超える」はいつもgo overですか?
予算・時間・制限など、設定された境界を超える場合に自然です。単に数値が大きいことを示すならmore thanやexceedを使う場合もあります。
Q. take overとgo overの違いは?
go overは「全体を確認する・境界を超える」。take overは、仕事・役割・会社などを「引き継いで自分の管理下に置く」です。詳しくは「Take overの意味と使い方」をご覧ください。
まとめ
go overの中心は、「対象の上を端から端まで進み、全体をたどる」ことです。
- 資料全体をたどる → 確認する
- 学んだ内容をもう一度たどる → 復習する
- 決められた境界より先へ進む → 超える
- 橋や壁の上を進む → 上を越える
まずは、会議や学習で使いやすいLet’s go over it again.と、仕事で頻出するWe went over budget.から覚えてみましょう。










