
run out ofは、コーヒー・時間・お金などを「使い果たす」「切らす」「~がなくなる」という句動詞です。
We ran out of coffee.なら「私たちはコーヒーを切らした」、The coffee ran out.なら「コーヒーがなくなった」。似ていますが、何を主語にするかで語順が変わります。
この記事では、run・out・ofのコアイメージから、現在形・過去形・進行形、run out of time / money / patienceの例文、use up・be out ofとの違いまで分かりやすく解説します。
Contents
- 1 Run out ofの意味は「~を使い果たす・切らす」
- 2 run+out+ofが「なくなる」につながる理由
- 3 Run out ofの語順|人が主語なら後ろに「なくなった物」
- 4 run outなら「物そのものがなくなる」
- 5 run out ofは分離できない|run it out ofにはしない
- 6 現在形・過去形・完了形・進行形の使い方
- 7 run out of timeの意味と例文
- 8 run out of money・ideas・patienceの例文
- 9 run out ofとuse up・be out ofの違い
- 10 仕事・日常で使えるrun out ofの例文
- 11 Run out ofの意味・語順まとめ
Run out ofの意味は「~を使い果たす・切らす」
run out ofは、持っていた物や使える量が減り、ついに残りがなくなることを表します。日本語では文脈に合わせて「使い果たす」「切らす」「尽きる」「~がなくなる」と訳します。
- We’ve run out of milk.
牛乳を切らしてしまいました。 - I ran out of money.
お金を使い果たしました。 - They are running out of time.
彼らは時間がなくなりかけています。
run out ofは「自分から積極的に全部使った」とは限りません。使っているうちに、気づけば残りがゼロになったという不足・困った状況でもよく使われます。
run+out+ofが「なくなる」につながる理由
runは「走る」だけでなく、何かが線の上を途切れず動き続けるイメージを持つ動詞です。水が流れる、機械が動く、店を経営するといった意味にも広がります。
outは、内側にあったものが外へ出て、最後まで出切るイメージ。さらにofが、何の中身・範囲から出切ったのかを示します。
つまりrun out ofは、コーヒーや時間などが流れるように減り続け、その蓄えの範囲から最後の一つまで出てしまうこと。これが「使い果たす・なくなる」という意味につながります。
runの意味の広がりは、be-rizeのrunのコアイメージ解説で詳しく確認できます。out ofの「中から外へ」の感覚は、intoとout ofの違いも参考になります。
Run out ofの語順|人が主語なら後ろに「なくなった物」
人・会社・店などを主語にする場合は、主語+run out of+なくなった物の語順です。
- We ran out of coffee.
私たちはコーヒーを切らしました。 - The office ran out of printer paper.
オフィスではプリンター用紙がなくなりました。 - I’ve run out of ideas.
アイデアが尽きてしまいました。
ここでのcoffeeやmoneyは、文法上はofの後ろに置かれます。日本語の「コーヒーを使い果たす」につられて、× run out coffeeや× run coffee outとはしません。
- ○ We ran out of coffee.
- × We ran out coffee.
- × We ran coffee out.
run outなら「物そのものがなくなる」

なくなった物そのものを主語にする場合は、ofを付けずにrun outを使います。
| 文 | 主語 | 焦点 |
|---|---|---|
| We ran out of coffee. | 使う側のwe | 私たちがコーヒーを切らした |
| The coffee ran out. | なくなるcoffee | コーヒーそのものが尽きた |
- Time is running out.
時間がなくなりかけています。 - Our supplies ran out sooner than expected.
物資は予想より早く尽きました。 - The battery ran out during the call.
通話中にバッテリーが切れました。
会話では、人を主語にしたWe’re running out of time.と、時間を主語にしたTime is running out.の両方がよく使われます。
run out ofは分離できない|run it out ofにはしない
run out ofは、run・out・ofをひとかたまりとして使います。目的語を途中へ挟むことはできません。
- ○ We ran out of it.
私たちはそれを切らしました。 - × We ran it out of.
- ○ We ran out of them.
私たちはそれらを使い切りました。
carry outはcarry it outと代名詞を挟めますが、run out ofは挟めません。同じoutを使う句動詞でも、語順は表現ごとに確認する必要があります。
現在形・過去形・完了形・進行形の使い方
現在形:繰り返し起こること
- We often run out of milk.
私たちはよく牛乳を切らします。 - This store sometimes runs out of bread.
この店では、ときどきパンが売り切れます。
過去形ran out of:なくなった
- I ran out of cash yesterday.
昨日、現金を使い果たしました。 - We ran out of gas on the way home.
帰宅途中でガソリンが切れました。
現在完了形have run out of:今、ない状態
- We’ve run out of sugar.
砂糖を切らしてしまいました。 - She has run out of options.
彼女にはもう選択肢がありません。
現在完了形は、なくなった出来事だけでなく、その結果、今も手元にないことを伝えるのに自然です。
進行形be running out of:なくなりかけている
- We’re running out of time.
時間がなくなってきています。 - My phone is running out of battery.
スマホの充電が切れかけています。 - We’re running out of space.
空きスペースがなくなりかけています。
have run out ofならすでにゼロ、be running out ofならゼロに近づいている途中です。
run out of timeの意味と例文
run out of timeは、「時間を使い切る」「時間がなくなる」という定番表現です。締め切り・会議・試験など、使える時間に限りがある場面で使います。
- We ran out of time before we could discuss the final point.
最後の点を話し合う前に時間切れになりました。 - Hurry up—we’re running out of time.
急いで。時間がなくなってきています。 - I couldn’t finish the test because I ran out of time.
時間がなくなり、テストを終えられませんでした。
run out of money・ideas・patienceの例文
run out ofは、目に見える物だけでなく、アイデア・忍耐・選択肢などにも使えます。
- We ran out of money halfway through the trip.
旅行の途中でお金がなくなりました。 - I’m running out of ideas.
アイデアが尽きかけています。 - She’s running out of patience.
彼女は我慢の限界に近づいています。 - We’ve run out of options.
もう選択肢がありません。 - He never seems to run out of energy.
彼は決してエネルギーが尽きないように見えます。
run out of patienceは、直訳では「忍耐を使い果たす」ですが、自然な日本語では「我慢の限界に達する」となります。
run out ofとuse up・be out ofの違い
| 表現 | 中心のニュアンス | 例 |
|---|---|---|
| run out of | 使える物が尽き、不足した状態になる | We ran out of milk. |
| use up | 残りを全部使い切る行為 | We used up all the milk. |
| be out of | 今、在庫がない状態 | We’re out of milk. |
run out ofは「なくなるまでの流れと結果」、use upは「全部使う行為」、be out ofは「今ない状態」に焦点があります。
- We used up all the paper.
私たちは紙を全部使い切りました。 - We ran out of paper.
紙を切らしてしまいました。 - We’re out of paper.
今、紙がありません。
仕事・日常で使えるrun out ofの例文
- We’re running out of stock.
在庫が少なくなってきています。 - The project ran out of funding.
そのプロジェクトは資金が尽きました。 - We may run out of supplies by Friday.
金曜日までに物資がなくなるかもしれません。 - Let me know before you run out of materials.
材料を切らす前に知らせてください。 - I ran out of things to say.
話すことがなくなりました。 - Don’t let the battery run out.
バッテリーを切らさないでください。
同じrunを使う句動詞でも、「偶然会う・問題に直面する」はRun intoの意味と使い方です。runの「動き続けて何かに入る」感覚と比較すると、句動詞の違いがつかみやすくなります。
Run out ofの意味・語順まとめ
- run out of+物は「~を使い果たす・切らす」
- We ran out of coffee.は人・組織が主語
- The coffee ran out.はなくなった物が主語
- run out ofは分離できず、run it out ofにはしない
- ran out ofは過去形、have run out ofは今もない状態
- be running out ofは「なくなりかけている」
- time・money・ideas・patienceなど抽象的なものにも使える
run out ofを覚えるときは、何かが突然消えるのではなく、使える量が流れるように減り、最後にその範囲から出切る場面を思い浮かべてみてください。人を主語にするか、なくなる物を主語にするかを決めれば、語順も自然に選べるようになります。










