dabble inの意味は?「少しかじる」の使い方とtry・take upとの違い

dabble inの意味・使い方・tryとの違いを解説するアイキャッチ画像

dabble in は、趣味・活動・学問などを本格的ではなく、少しだけやってみる・浅くかじるという意味です。

I dabble in photography. なら「写真を少しかじっています」。専門家として深く取り組んでいるのではなく、興味を持って気軽に触れているニュアンスがあります。

dabble inの基本的な意味

dabble in+活動・分野で、次のような意味を表します。

  • 趣味程度に少しやる
  • ある分野を浅くかじる
  • 本腰を入れず、ときどき手を出す

She dabbles in watercolor painting.
彼女は水彩画を趣味程度にやっています。

I dabbled in coding in college.
大学時代にプログラミングを少しかじりました。

He has dabbled in several languages.
彼はいくつかの言語を少しずつ学んだことがあります。

しゅみすけ(大山俊輔)

dabble inは「できる」と強くアピールする表現ではありません。「興味があって少し触れています」くらいに控えめに伝えたいときに便利です。

なぜdabble inで「少しかじる」になる?

dabble のもともとのイメージは、水に手足を軽くつけてぱちゃぱちゃすることです。深く潜るのではなく、水面で軽く触れる様子から、活動や分野に深く入り込まず表面を少し試す意味へ広がりました。

in は「ある領域の中」を示します。つまりdabble inは「その分野の中で少し水遊びをする」ような感覚です。

dabble inの語順と文法

dabble in+名詞

My brother dabbles in music production.
兄は音楽制作を少しかじっています。

We dabbled in gardening during the pandemic.
私たちはパンデミック中にガーデニングを少しやってみました。

活動は動名詞より名詞で表すのが自然

dabble inの後ろには、photography、painting、investing、politics、designなど、活動や分野を示す名詞がよく続きます。

She dabbles in writing short stories. のように動名詞相当の内容を置くことも可能ですが、She dabbles in creative writing. のように分野名で表すほうがすっきりします。

活用形

  • 現在形:dabble / dabbles in
  • 過去形・過去分詞:dabbled in
  • 進行形:dabbling in

Lately, I’ve been dabbling in video editing.
最近、動画編集を少しかじっています。

自然に使える場面別例文

趣味

I dabble in pottery on weekends.
週末に陶芸を少しやっています。

She dabbles in photography but doesn’t own much equipment.
彼女は写真を少しかじっていますが、機材はあまり持っていません。

仕事・スキル

I’ve dabbled in web design, but I’m not a professional.
ウェブデザインを少しかじったことはありますが、プロではありません。

Our manager dabbles in data analysis.
私たちの上司はデータ分析を少しやっています。

学習

He dabbled in French before switching to Spanish.
彼はスペイン語に切り替える前、フランス語を少しかじっていました。

I dabble in history whenever I have time.
時間があるときに歴史を少し勉強しています。

自己紹介・会話

Do you play music?
音楽をやるんですか?

Just a little. I dabble in guitar.
ほんの少しです。ギターを少しかじっています。

dabble in・try・take upの違い

dabble inとtryとtake upの関わり方の深さを比較した解説図

表現 中心の意味 関わり方
try 試してみる 一度だけでも使える
dabble in 少しかじる 何度か触れるが本格的ではない
take up 趣味・活動として始める 継続する意図が感じられる

I tried painting once.
絵を一度試しました。

I dabble in painting.
絵を少しかじっています。

I took up painting last year.
昨年、趣味として絵を始めました。

dabble inとtry one’s hand atの違い

try one’s hand at は「新しいことに挑戦して腕試しをする」という、一回または初期の挑戦に焦点があります。dabble inは、浅いながらもしばらく触れている状態を表しやすい表現です。

I tried my hand at baking bread.
パン作りに挑戦してみました。

I dabble in baking.
お菓子やパン作りを少しかじっています。

挑戦する語感については、try one’s hand atの意味・使い方でも詳しく解説しています。

ネイティブが感じるニュアンス

dabble inには、親しみやすい自己紹介としての控えめさがあります。自分の技能を大げさに言いたくないときに便利です。

一方で、他人について使うと「本気ではない」「表面的」という軽い批判に聞こえる場合があります。

He only dabbles in politics.
彼は政治にちょっと首を突っ込んでいるだけです。

この文のonlyは、真剣さや知識の深さが足りないという評価を強めます。

しゅみすけ(大山俊輔)

自分についてI dabble in …と言うと控えめで自然ですが、相手にYou only dabble in …と言うと「浅いだけ」と見下す響きが出ることがあります。

日本人が間違えやすいポイント

dabble atではなくdabble in

分野や活動を示すときは通常inを使います。

× I dabble at photography.
I dabble in photography.

専門的に取り組む場合には合わない

毎日何時間も練習している、仕事として行っているなど、本格的な取り組みにはdabble inは合いません。その場合はstudypracticework inspecialize inなどを使います。

危険・違法な対象では軽さに注意

dabble in drugsdabble in crime のようにも使えますが、「軽く手を出す」という意味でも内容は深刻です。日本語の軽い「ちょっとやってみる」のつもりで安易に使わないようにしましょう。

簡単な英語での言い換え

dabble inが出てこないときは、基本語で直接説明できます。

  • I do a little photography.
    写真を少しやります。
  • I sometimes paint for fun.
    時々、趣味で絵を描きます。
  • I’ve tried coding a few times.
    プログラミングを何度か試したことがあります。
  • I’m interested in it, but I’m not serious about it.
    興味はありますが、本格的にはやっていません。

特に I do a little …I’m not an expert. を組み合わせれば、dabble inの控えめな意味を中学英語で伝えられます。

関連表現

  • try:試す
  • try one’s hand at:腕試しに挑戦する
  • take up:趣味・活動を始める
  • experiment with:試行錯誤しながら試す
  • specialize in:〜を専門にする

まとめ

dabble in+活動・分野は、「趣味程度に少しやる・浅くかじる」という意味です。水面で軽く遊ぶdabbleのイメージから、本格的に深く入らず、興味を持って少し触れるニュアンスが生まれます。

一度試すならtry、趣味として始めるならtake up、しばらく浅く触れているならdabble inと使い分けましょう。

ほかの表現は、英熟語・定型表現の一覧から確認できます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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