feel up toの意味は?「する気力・体力がある」の語順とbe up for/feel likeとの違い

feel up toの気力・体力があるという意味を示すアイキャッチ画像

feel up toは、「今、それをするだけの気力・体力がある」「そのことに対応できそうだと感じる」という意味です。

特に、体調が悪いとき、疲れているとき、精神的に負担の大きいことを前にしたときによく使われます。

I don’t feel up to going out tonight.
今夜は出かける元気がありません。

単なる「したい・したくない」ではなく、今の自分にそれをこなせるだけのエネルギーがあるかを表すのがポイントです。

feel up toの基本的な意味

feel up toは、体力・気力・自信などを含めて「今の自分なら、その行動や課題に対応できそうだ」と感じるときに使います。

肯定文でも使えますが、日常会話では次のような疑問文・否定文が特によく登場します。

  • Do you feel up to …?(〜できそう?)
  • I don’t feel up to …(〜する元気がない)
  • If you feel up to it, …(もしできそうなら〜)

Do you feel up to a short walk?
少し散歩できそうですか。

I don’t feel up to cooking tonight.
今夜は料理をする元気がありません。

If you feel up to it, we can talk tomorrow.
もし話せそうなら、明日話しましょう。

feel+up toからニュアンスを理解する

feelは「〜と感じる」、up toはここでは「その課題をこなせる状態・水準にある」という感覚です。

つまりfeel up toは、目の前の活動や課題を見て、自分の体力や気力がそこまで届いているかを確かめる表現です。

たとえば、誘われた食事に行きたい気持ちはあっても、熱があって体力がなければ、I don’t feel up to it.と答えられます。「嫌だから行かない」のではなく、「今はこなせる状態ではない」という柔らかな断り方になります。

しゅみすけ(大山俊輔)

feel up toは、やる気だけでなく体力や精神的な余裕も含みます。「したいか」よりも「今の自分にできそうか」を伝える表現です。

feel up toの語順

基本の語順は次のとおりです。

feel up to + 名詞/代名詞/動名詞

後ろに名詞を置く

Do you feel up to dinner with the team?
チームとの夕食に行けそうですか。

I’m not sure I feel up to another meeting.
もう一つ会議をこなせるか自信がありません。

後ろに動名詞を置く

toの後ろに動詞を続けるときは、原形ではなく-ing形にします。ここでのtoは不定詞のtoではなく、前置詞だからです。

I don’t feel up to driving.
運転する元気がありません。

× I don’t feel up to drive.

Do you feel up to answering a few questions?
いくつか質問に答えられそうですか。

She finally felt up to returning to work.
彼女はようやく仕事に戻れそうだと感じました。

feel up to it

すでに話題になっている活動を指すときは、feel up to itが非常によく使われます。

You don’t have to come if you don’t feel up to it.
その気力がなければ、無理に来なくて大丈夫です。

I think I’ll join you if I feel up to it.
そのとき元気があれば、参加しようと思います。

よく使う時制と形

今の体調・気分:feel / don’t feel

I don’t feel up to talking right now.
今は話す気力がありません。

過去の状態:felt / didn’t feel

He didn’t feel up to attending the party.
彼はパーティーに出席する元気がありませんでした。

少し回復した状態:finally feel up to

I finally feel up to eating something.
ようやく何か食べられそうです。

feel up to・be up for・feel likeの違い

feel up to・be up for・feel likeのニュアンスの違いを示す解説イラスト

表現 中心的な意味
feel up to するだけの気力・体力がある Do you feel up to walking?
be up for 誘いや提案に乗り気である Are you up for a walk?
feel like 〜したい気分である I feel like taking a walk.

feel up to:できるだけの余力があるか

Do you feel up to a walk?は、体調や疲労を気づかって「歩けそう?」と尋ねる響きがあります。

be up for:誘いに乗る気があるか

Are you up for a walk?は、「散歩に行かない?」という気軽な誘いです。元気があるかより、参加する気があるかを尋ねます。詳しくはbe up forの専門記事をご覧ください。

feel like:今そうしたい気分か

Do you feel like taking a walk?は、「散歩したい気分?」という意味です。体力があるかではなく、欲求や気分に焦点があります。

たとえば、I feel like going, but I don’t feel up to it.なら、「行きたい気持ちはあるけれど、その元気がない」と気持ちと体力を分けて伝えられます。

日常会話で使える例文

A: Do you feel up to going to the store?
B: Not yet. I’m still a little dizzy.
A: お店まで行けそう?
B: まだ無理そう。まだ少し目まいがするんだ。

A: We can discuss the problem now.
B: I don’t feel up to a serious conversation tonight.
A: 今、その問題について話せるよ。
B: 今夜は真剣な話をする気力がないよ。

A: Are you coming back to work tomorrow?
B: Only if I feel up to it in the morning.
A: 明日は仕事に戻るの?
B: 朝になって大丈夫そうならね。

相手を気づかう柔らかな使い方

feel up toは、体調不良やつらい出来事の後に、相手へ無理をさせず選択肢を渡すときにも便利です。

Call me when you feel up to talking.
話せる気持ちになったら電話してください。

If you feel up to it, we’d love to see you.
もし無理がなければ、ぜひお会いしたいです。

We can postpone the meeting if you don’t feel up to it.
難しそうなら、会議を延期できます。

日本人が間違えやすいポイント

toの後ろに動詞の原形を置かない

feel up toのtoは前置詞なので、動詞を続けるなら-ing形にします。

Do you feel up to working today?

× Do you feel up to work today?

単なる好き嫌いとは限らない

I don’t feel up to going.は、「行きたくない」とは限りません。行きたい気持ちはあっても、疲れ・体調・精神的負担のために難しい場合があります。

up toの別の意味と混同しない

It’s up to you.のup toは「あなた次第」、What are you up to?は「何をしているの?」です。feel up toはひとかたまりで「〜する元気・余力がある」と覚えるのが実用的です。

feel up toが出てこないときの簡単な言い換え

この表現を忘れても、「今できるか」「元気があるか」を直接言えば伝わります。

  • I’m too tired to go out.(疲れすぎて出かけられません)
  • I don’t have the energy to cook.(料理をする元気がありません)
  • Can you walk a little?(少し歩けますか)
  • Are you okay to drive?(運転して大丈夫ですか)
  • I can talk when I feel better.(体調がよくなったら話せます)

しゅみすけ(大山俊輔)

feel up toを忘れたら、「疲れている」「元気がない」「今はできない」と理由をそのまま言いましょう。I’m too tired.やI don’t have the energy.でも、意図は十分に伝わります。

まとめ

  • feel up toは「〜するだけの気力・体力・余裕がある」
  • 基本語順はfeel up to + 名詞/代名詞/動名詞
  • 動詞を続けるならfeel up to doingで、原形は置かない
  • feel up to itは「それをできそう・する元気がある」の定番表現
  • be up forは乗り気、feel likeはしたい気分、feel up toは今できる余力に焦点がある

関連する英熟語を体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現の親記事もあわせてご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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