
get on withを見て、「人とうまくやる」なのか「仕事を続ける」なのか迷ったことはありませんか。実は、どちらもよく使われる意味です。特にイギリス英語では日常会話にも仕事にもよく登場します。
この記事では、get on withの2つの基本的な意味、意味が生まれる仕組み、語順、自然な例文、get along with・crack onとの違いまで整理します。
Contents
get on withの意味は2つ
最初に結論です。get on withには、主に次の2つの意味があります。
- 人とうまくやる・仲良く付き合う
- 仕事・話・生活などを続ける、先へ進める
どちらの意味かは、withの後ろに来るものを見ると判断しやすくなります。人が来れば「その人とうまくやる」、仕事や作業が来れば「それを続ける」が基本です。

しゅみすけ(大山俊輔)
get+on+withから意味を理解しよう
getには「ある状態になる」、onには「接触した状態で進み続ける」、withには「〜と一緒に・〜に伴って」という感覚があります。
この3つが合わさると、「人や物事との関わりを保ちながら前へ進む」というイメージになります。
- 人との関係を保って進む → 人とうまくやる
- 仕事や生活に取り組んだまま進む → 続ける・先へ進める
日本語訳だけを見ると2つの意味が離れているように感じますが、英語の感覚では「関係や活動を止めずに前へ進める」という共通点があります。
意味1:人とうまくやる・仲良く付き合う
get on with+人で、「その人とうまくやる」「良い関係を保つ」という意味になります。特にイギリス英語で自然です。関係の良さを強調するときは、get on well withがよく使われます。
日常・家庭での例文
I get on well with my sister.
私は姉(妹)と仲がいいです。
Do you get on with your neighbors?
近所の人たちとうまくやっていますか。
She doesn’t get on with her father-in-law.
彼女は義理の父とうまくいっていません。
仕事での例文
I get on well with everyone on my team.
私はチームのみんなとうまくやっています。
He and his new manager don’t get on.
彼と新しい上司は折り合いがよくありません。
相手が文脈から明らかなときは、with以下を省いてThey get on well.(彼らは仲がいい)のようにも言えます。
意味2:仕事・話などを続ける、先へ進める
get on with+仕事・作業・生活では、「中断せずに取りかかる」「先へ進める」という意味です。止まっていたものを再開する場面にも、余計なことをやめて本題へ戻る場面にも使えます。
仕事・勉強での例文
I need to get on with this report.
この報告書を進めないといけません。
Let’s get on with the meeting.
会議を進めましょう。
How are you getting on with the new project?
新しいプロジェクトはどんな具合に進んでいますか。
Stop checking your phone and get on with your homework.
スマホを見るのをやめて、宿題を続けなさい。
生活・気持ちを前へ進める
After the breakup, she tried to get on with her life.
別れたあと、彼女は自分の人生を前へ進めようとしました。
We can’t change the past, so let’s get on with our lives.
過去は変えられないので、それぞれの生活を前へ進めましょう。
get on with your lifeは、つらい出来事に区切りをつけて「日常を取り戻す・人生を前へ進める」というニュアンスです。ただ単に忙しく生活するという意味ではありません。
Get on with it! はどういう意味?
Get on with it!は「さっさと続けて」「早くやって」という命令です。itは、話し手と聞き手がすでに分かっている作業や話を指します。
We don’t have all day. Get on with it!
いつまでも待てないよ。さっさとやって!
Could we get on with it, please?
そろそろ先へ進めてもらえますか。
便利な一方、短く強く言うと、いら立ちや命令口調が伝わります。仕事で柔らかく促したいなら、Shall we move on?やLet’s continue.のほうが安全です。
get on withの語順:分離できない
get on withは、基本的にget on with+人・物事というまとまりで使う、分離不可能な句動詞です。目的語はwithの後ろに置きます。
- ○ I get on with him.
- × I get him on with.
- ○ Let’s get on with it.
- × Let’s get it on with.
代名詞でも位置は変わりません。him・her・them・itなども、必ずwithの後ろです。
しゅみすけ(大山俊輔)
よく使われる文型と活用形
get on well with+人
She gets on really well with her coworkers.
彼女は同僚たちととても仲良くやっています。
How are you getting on with+仕事?
進捗を自然に尋ねるイギリス英語らしい形です。
How are you getting on with the presentation?
プレゼンの準備はどんな具合ですか。
get on with+work / job / task
I’d better get on with my work.
そろそろ仕事を続けたほうがよさそうです。
活用はget on with、三人称単数はgets on with、過去形はgot on with、進行形はgetting on withです。
get on withと似た表現の違い
get on withとget along with
人間関係の意味では、両者はほぼ同じです。get on withはイギリス英語で特に一般的、get along withはアメリカ英語で特によく使われます。
ただし「仕事を続ける」の意味で、get along withは普通使いません。
- I get on with my boss.:上司とうまくやる(英で特に自然)
- I get along with my boss.:上司とうまくやる(米で特に自然)
- Let’s get on with the work.:仕事を進めよう
人間関係の表現を詳しく比べたい方は、get along withの意味とget on with・hit it offとの違いも参考にしてください。
get on withとcontinue
continueは中立的な「続ける」です。get on withには、「止まっていないで取りかかる」「本題へ戻って進める」という会話的な勢いが出やすくなります。
Please continue your work.
仕事を続けてください。(中立的)
Please get on with your work.
仕事に戻って進めてください。(早く進めてほしい含みが出ることがある)
get on withとcrack on
crack onもイギリス英語で「さっさと取りかかる・どんどん進める」という意味です。get on withより口語的で、勢いよく着手する感じが強めです。
Let’s crack on.
さあ、どんどん進めよう。
詳しくは、crack onの意味・使い方とget on withとの違いをご覧ください。
日本人が間違えやすいポイント
onを落とさない
「人とうまくやる」を表すとき、get with someoneとは言いません。get on with someone、またはget along with someoneを使います。
withの後ろで意味が変わる
I get on with Ken.は「ケンとうまくやる」、I get on with my work.は「仕事を進める」です。機械的に「〜とうまくやる」と訳さず、目的語を確認しましょう。
Get on with it! を丁寧な依頼だと思わない
命令形は相手を急かす響きがあります。友人同士や緊急時には自然でも、上司や顧客にそのまま言うのは避けたほうが無難です。
この句動詞が出てこなかったら?簡単な英語で言い換えよう
get on withを思い出せなくても、伝えたい内容を短い中学英語に分ければ大丈夫です。
「人とうまくやる」と言いたいとき
We have a good relationship.
私たちは良い関係です。
We work well together.
私たちは一緒にうまく働けます。
「仕事を続ける」と言いたいとき
Let’s continue the work.
仕事を続けましょう。
I need to finish this report.
この報告書を終わらせないといけません。
「人生を前へ進める」と言いたいとき
I want to start my life again.
もう一度、自分の生活を始めたいです。
難しい一語へ置き換える必要はありません。「誰とどんな関係か」「何を続けるのか」を直接言えば、会話の目的は十分達成できます。
まとめ
get on withには、「人とうまくやる」と「仕事・話・生活などを続ける」という2つの主要な意味があります。どちらにも、人や物事との関わりを保ちながら前へ進むイメージがあります。
- get on with+人:その人とうまくやる
- get on with+仕事・作業:それを続ける、先へ進める
- get on well with+人:その人ととても仲がよい
- Get on with it!:さっさと続けて(強めの表現)
- 分離不可能で、代名詞もwithの後ろに置く
まずはI get on well with my coworkers.とI need to get on with my work.の2文をセットで覚えると、意味の違いを自然につかめます。
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getを使った句動詞をまとめて比較したい方は、getを使った句動詞一覧もご覧ください。









