
give outを見て、「give=与える」「out=外」と分けても、「配る」と「尽きる」がどうつながるのか迷う人は多いでしょう。さらに、My legs gave out. のように、足や機械が「もたなくなる」という意味でも使われます。
最初に結論を言うと、give outの中心には、中にあるものを外へ出していき、最後には残らなくなるという感覚があります。この記事では、現代英語で実用性の高い3つの意味と、目的語・代名詞の語順を整理します。
Contents
give outの基本的な意味
日常会話や仕事でまず覚えたい意味は、次の3つです。
- 物を複数の人に配る:give out flyers(チラシを配る)
- 在庫・供給が尽きる:The food gave out.(食料が尽きた)
- 機械・身体の一部がもたなくなる:My knees gave out.(膝がもたなくなった)
過去形はgave out、現在分詞はgiving outです。
しゅみすけ(大山俊輔)
give+outから意味の仕組みを理解する
giveには、自分の側にあるものを相手側へ渡す動きがあります。outは、内側から外側へ広がる方向を表します。
資料を一人ずつへ渡していけば「配る」です。中にあった電力や体力が外へ出きってしまえば、「尽きる」「もたなくなる」へ意味が広がります。

「配る」のgive out:他動詞で目的語を取る
「資料・チラシ・食べ物などを複数の人へ配る」という意味では、give outは他動詞として目的語を取ります。
- The teacher gave out the worksheets.
先生はワークシートを配りました。 - We’re giving out free samples today.
今日は無料サンプルを配っています。 - Could you give these name tags out before the meeting?
会議の前に、この名札を配ってもらえますか。 - They gave out bottles of water at the station.
駅でペットボトルの水を配っていました。
hand outも「配る」という意味で非常によく使われます。紙・資料・プリントを手渡す場面ではhand outが特に自然です。give outは、物品を広く配布すること全般に使えます。
目的語の位置と代名詞の語順
「配る」のgive outは分離可能です。名詞の目的語は、outの前後どちらにも置けます。
- give out the handouts
- give the handouts out
一方、目的語がit・themなどの代名詞なら、必ずgiveとoutの間に置きます。
- Give them out.(それらを配ってください)
- Give it out.(それを配ってください)
- × Give out them.
しゅみすけ(大山俊輔)
「尽きる・なくなる」のgive out
供給や在庫が使われ続けて、最後になくなるときにもgive outを使えます。この用法は自動詞なので、後ろに目的語を直接置きません。
- Our food supplies gave out after three days.
3日後に食料の備蓄が尽きました。 - The fuel may give out before we get there.
到着する前に燃料が尽きるかもしれません。 - Her patience finally gave out.
彼女の我慢もついに限界に達しました。
ただし、日常会話で「牛乳を切らした」「時間がなくなった」と言うなら、run out ofのほうが一般的です。give outは、供給や力が徐々に弱まり、ついに続かなくなる響きを持ちます。
身体や機械が「もたなくなる」give out
足・膝・心臓などが体を支えられなくなったり、古い機械が動かなくなったりする場面でも使います。
- My legs gave out near the finish line.
ゴール近くで足がもたなくなりました。 - Her knees almost gave out on the stairs.
階段で彼女の膝がもう少しで力を失うところでした。 - The old printer gave out in the middle of the job.
作業の途中で古いプリンターが動かなくなりました。 - I kept walking until my strength gave out.
体力が尽きるまで歩き続けました。
break downが「故障する」という出来事を広く表すのに対し、give outには、長く使った結果、力・寿命・支える機能が尽きたというニュアンスがあります。
give off・give awayとの違い
煙や熱を「出す」という意味でgive outが使われることもありますが、現代の日常英語ではgive offのほうが分かりやすく一般的です。まずは上の3つを区別しましょう。
日本人が間違えやすいポイント
give out to peopleと毎回言わなくてもよい
give outだけで「複数の人へ配る」という方向性が含まれます。受け手を明示したい場合は、give out flyers to visitorsのようにtoを加えられます。
「あげる」なら何でもgive outではない
一人にプレゼントを渡すなら、give her a presentです。give outは、同種の物を複数の人へ順番に配布する場面に向いています。
「なくなったもの」を目的語にしない
「食料が尽きた」はThe food gave out.です。We gave out the food.では「私たちは食料を配った」という別の意味になります。
この句動詞が出てこなかったら?簡単な英語で言い換える
give outを思い出せなくても、状況を直接説明すれば十分伝わります。
- 「資料を配る」
Please give one copy to each person.
一人に1部ずつ渡してください。 - 「食料が尽きた」
We have no food left.
食料がもう残っていません。 - 「足がもたなくなった」
My legs became too weak to support me.
足が弱って、体を支えられなくなりました。 - 「プリンターが動かなくなった」
The printer stopped working.
プリンターが動かなくなりました。
難しい一語へ置き換える必要はありません。「何を誰に渡したのか」「何が残っていないのか」「何が動かなくなったのか」を短い文で言えば、会話の目的は達成できます。
まとめ
give outの中心は、中にあるものが外へ出ていくというイメージです。そこから「配る」「供給が尽きる」「身体や機械がもたなくなる」という意味が生まれます。
- 配る:give out handouts
- 代名詞の語順:give them out
- 尽きる:The supplies gave out.
- もたなくなる:My knees gave out.
句動詞の仕組みそのものを学びたい方は、be:RIZEの英語の句動詞とは?基本動詞+前置詞をコアイメージで理解する方法もあわせて確認してください。また、英熟語・定型表現全体は英熟語・定型表現の親記事から整理して学べます。
giveを使った表現をまとめて比較したい方は、giveを使った句動詞の意味・使い方一覧もあわせてご覧ください。









