
Just so you know, … は、相手に役立ちそうな情報や、判断する前に知っておいてほしい事情を伝える会話表現です。日本語では「一応伝えておくと」「念のため知っておいてほしいのですが」が自然です。
便利な一方、声の調子や後ろの内容によっては「言っておくけど」「あとで知らなかったとは言わせないよ」という牽制にも聞こえます。この記事では、情報共有と警告の境目、類似表現との違い、仕事でも失礼に聞こえにくい使い方を整理します。
Contents
Just so you knowの意味と会話上の働き
中心にあるのは、相手がまだ知らない可能性のある情報を、先回りして共有する働きです。
- 予定・状況の変更を知らせる
- 判断に必要な背景を補足する
- あとで困らないよう注意を促す
- 自分の立場や境界線を明確にする
so はここで「その結果、あなたが知っている状態になるように」という目的を表します。直訳を組み立てるより、ひとかたまりで覚えるのが自然です。
しゅみすけ(大山俊輔)
基本の形と置き場所
多くの場合は文頭に置き、後ろにコンマを入れます。
Just so you know, + 相手に知らせたい内容
Just so you know, the meeting starts at nine tomorrow.
一応伝えておくと、明日の会議は9時に始まります。
文末に置くこともありますが、少し付け足す響きになります。
I won’t be available after six, just so you know.
念のため言っておくと、6時以降は対応できません。
自然に使える4つの場面
1.予定や変更を知らせる
Just so you know, the restaurant closes at ten.
一応伝えておくと、そのレストランは10時に閉まります。
2.判断材料を補足する
Just so you know, this plan doesn’t include breakfast.
念のためお伝えすると、このプランには朝食が含まれていません。
3.仕事の条件や制約を伝える
Just so you know, we’ll need the final version by Friday.
あらかじめお伝えすると、金曜日までに最終版が必要です。
4.自分の立場をはっきりさせる
Just so you know, I’m not comfortable sharing that information.
伝えておきますが、その情報を共有することには抵抗があります。
4番は親切な案内より強く、境界線を示す用法です。
距離・強さ・場面・トーンで見る
- 距離:友人・同僚には自然。目上には後述の柔らかい形が安全
- 強さ:情報共有なら弱め、注意や境界線では中程度
- 場面:日常会話、チャット、会議、仕事の連絡
- トーン:穏やかなら親切、低く強い声なら警告・牽制
失礼・怒っているように聞こえるのはどんなとき?
悪い知らせ、非難、拒否などを後ろに置くと、「言っておくけど」という強い響きが出やすくなります。
Just so you know, this is your last chance.
言っておくけど、これが最後のチャンスです。
Just so you know, I never agreed to that.
はっきり言っておくけど、私はそれに同意していません。
意味が失礼なのではなく、内容とトーンが強さを作ります。目上の相手や顧客には、次のようなクッションが安全です。
- I just wanted to let you know that …
- Please note that …
- For your reference, …
Just to let you know・FYI・Heads upとの違い

Just so you know:相手に知っておいてほしい
情報共有が中心ですが、「この点は把握しておいて」という話し手の意志も感じられます。
Just to let you know:より柔らかく知らせる
目的を「あなたに知らせるため」と説明する形で、一般に柔らかく聞こえます。
Just to let you know, I’ll be working from home tomorrow.
お知らせですが、明日は在宅勤務です。
FYI:簡潔な情報共有
for your information の略で、メールやチャットで資料・事実を簡潔に共有するときに便利です。口頭ではやや事務的に聞こえる場合があります。
Heads up:注意・事前警告
これから起きることに備えてほしいときの「先に知らせておくね」です。
Just a heads-up—the trains may be delayed tonight.
念のため、今夜は電車が遅れるかもしれません。
よくある間違いと注意点
knowの後ろにaboutを無理に足さない
定型の導入は Just so you know, 文 です。後ろに完全な文を続ければ十分です。
「ちなみに」の万能訳にしない
単なる話題転換なら By the way、関連情報の追加なら Also が自然な場合があります。
毎回使わない
短い会話で繰り返すと、相手へ釘を刺している印象が強くなります。
しゅみすけ(大山俊輔)
しゅみすけ式:出てこないときの簡単な言い換え
- I want you to know that …
〜ということを知っておいてほしいです。 - One thing you should know is …
知っておいたほうがよいことが一つあります。 - Please remember that …
〜ということを覚えておいてください。 - There is one more thing.
もう一つあります。
柔らかく知らせたいなら、まずは I just wanted to let you know that … をそのまま覚えるのがおすすめです。
まとめ
Just so you know, … は「一応伝えておくと」「念のため知っておいてほしいのですが」と、相手に必要な情報を先回りして渡す表現です。
- 一般的な情報共有:Just so you know
- 柔らかく知らせる:Just to let you know
- 簡潔な資料・情報共有:FYI
- 注意・事前警告:Heads up
親切にも牽制にもなり得るため、強い内容を伝えるときほど声の調子とクッション表現を意識しましょう。











