
come from は「〜の出身である」だけでなく、「〜から作られる・得られる」「原因や考えが〜に由来する」という意味でも使われます。自己紹介では be from とどう違うのか、材料を表す be made from と何が違うのかも、日本語話者が迷いやすいポイントです。
Contents
- 1 最初に結論:come fromの意味は3つ
- 2 come+fromから意味の仕組みを理解する
- 3 意味1:come from Osaka「〜の出身である」
- 4 意味2:Chocolate comes from cacao beans「〜から作られる・得られる」
- 5 意味3:Confidence comes from practice「原因・由来が〜にある」
- 6 語順と文法:come fromは分離しない
- 7 よく使う文型・コロケーション
- 8 Where did that come from?のニュアンス
- 9 日本人が間違えやすいポイント
- 10 この句動詞が出てこなかったら?簡単な英語ならこう言える
- 11 まとめ
最初に結論:come fromの意味は3つ
- 人 + come from + 場所・家庭:〜の出身である、〜という背景を持つ
- 物 + come from + 原料・供給源:〜から作られる、〜から得られる
- 考え・問題・感情 + come from + 原因:〜に由来する、〜から生じる
どの意味にも共通するのは、「今ある人・物・結果の出発点をたどる」という感覚です。

しゅみすけ(大山俊輔)
come+fromから意味の仕組みを理解する
come は「こちらへ来る」、from は「出発点・起点」を示します。つまり come from の基本は「ある起点から今の場所・状態まで来る」です。
人について使えば故郷や家庭背景、物について使えば原料や供給元、考えや問題について使えば原因・由来を示します。後ろの名詞を見れば、どの意味か判断しやすくなります。
意味1:come from Osaka「〜の出身である」
生まれ育った場所、国、地域、家庭環境などを説明します。場所だけでなく、家族や社会的背景にも使えるのが特徴です。
- I come from Osaka.
私は大阪出身です。 - She comes from a small town in Hokkaido.
彼女は北海道の小さな町の出身です。 - He comes from a family of teachers.
彼は教師一家の出身です。 - Many of our students come from different countries.
私たちの生徒の多くは、さまざまな国の出身です。
be fromとの違い:自己紹介ではどちらが自然?
I’m from Osaka. と I come from Osaka. はどちらも正しい表現です。ただし、日常の短い自己紹介では be from のほうが簡潔で一般的です。
- I’m from Osaka.:大阪出身です。最も自然で中立的
- I come from Osaka.:私は大阪の出身です。出身地・背景を少し意識させる
come from は複数の人の背景を説明したり、出身地が話題の中心になったりすると自然です。
Our team members come from five different countries.
私たちのチームメンバーは5つの異なる国の出身です。
Where are you from?とWhere do you come from?の違い
出身地を尋ねる定番は Where are you from? です。Where do you come from? も出身を尋ねられますが、文脈によっては背景やルーツを強く意識させます。
また、過去形の Where did you come from? は「今、どこから来たの?」という直前の場所を尋ねることが多く、出身地の質問とは限りません。
- Where are you from? — I’m from Japan.
どちらのご出身ですか。— 日本です。 - Where did you come from? — I just came from the office.
どこから来たのですか。— 会社から来たところです。
意味2:Chocolate comes from cacao beans「〜から作られる・得られる」
食品、素材、エネルギー、情報などの出どころや供給源を表します。「それは元をたどると何から来ているか」に焦点があります。
- Chocolate comes from cacao beans.
チョコレートはカカオ豆から作られます。 - Most of our electricity comes from renewable sources.
私たちの電力の大部分は再生可能エネルギー源から来ています。 - This information came from a reliable source.
この情報は信頼できる情報源から得られました。 - The sound is coming from the kitchen.
その音はキッチンのほうから聞こえてきます。
be made fromとの違い
come from は広く「起源・供給源」を示します。be made from は、加工して製品を作るという製造関係を明確にします。
- Chocolate comes from cacao beans.
チョコレートの起源・原料を説明する - Chocolate is made from cacao beans.
カカオ豆を材料としてチョコレートが作られることを説明する
原材料だけでなく、音・情報・お金・光などの「発生源」にも使えるのが come from の強みです。
意味3:Confidence comes from practice「原因・由来が〜にある」
感情、能力、問題、考え、言葉などが、何を原因・土台として生まれたかを説明します。
- Confidence comes from practice.
自信は練習から生まれます。 - Her idea came from personal experience.
彼女のアイデアは個人的な経験から生まれました。 - The problem comes from poor communication.
その問題はコミュニケーション不足から生じています。 - A lot of stress comes from trying to please everyone.
多くのストレスは、全員を喜ばせようとすることから生じます。
原因には名詞だけでなく、come from + 動名詞 も使えます。
- It comes from working too much.
それは働きすぎが原因です。 - Good ideas often come from asking simple questions.
よいアイデアは、単純な疑問を持つことから生まれる場合が多いです。
originate from・stem fromとの違い
- come from:最も日常的で広く使える。「〜から来る・生じる」
- originate from:起源を客観的・やや硬く説明する
- stem from:問題・感情・状況の根本原因を示すことが多い
This custom comes from an old tradition. は会話的です。歴史や学術的な起源を説明するなら This custom originated from an old tradition. が硬めの響きになります。
ある物や習慣が「いつまでさかのぼるか」を言いたい場合は、date back toの意味と使い方も確認してみてください。
語順と文法:come fromは分離しない
come from は自動詞comeにfromが続く形で、分離しません。場所・材料・原因・代名詞は、すべてfromの後ろに置きます。
- ○ She comes from Canada.
- × She comes Canada from.
- ○ The idea came from him.
- × The idea came him from.
活用形は come–came–come です。三人称単数現在は comes from、過去形は came from、進行形は is coming from になります。
- She comes from Kyoto.(彼女は京都出身です)
- The call came from London.(電話はロンドンからでした)
- The noise is coming from upstairs.(音は上の階から聞こえています)
しゅみすけ(大山俊輔)
よく使う文型・コロケーション
- come from Japan / Tokyo / a small town:日本・東京・小さな町の出身である
- come from a large family:大家族の出身である
- come from different backgrounds:異なる背景を持つ
- come from a reliable source:信頼できる情報源から来る
- come from experience:経験に由来する
- come from practice:練習から生まれる
- come from doing:〜することから生じる
- Where did that come from?:それはどこから出てきたの?
Where did that come from?のニュアンス
Where did that come from? は、物や音の出どころを尋ねるほか、突然の発言・感情・行動に驚いて「急にどうしたの?」「なぜそんなことを言ったの?」という意味でも使います。
“I never want to see him again.” “Wow, where did that come from?”
「もう二度と彼に会いたくない」「えっ、急にどうしたの?」
この場合、文字どおりの場所ではなく、発言の原因を尋ねています。口調によっては相手を責めるようにも聞こえるため、柔らかく聞くなら What made you say that? も使えます。
日本人が間違えやすいポイント
1.出身地の自己紹介でdoを入れない
- × I am come from Osaka.
- ○ I come from Osaka.
- ○ I’m from Osaka.
come を一般動詞として使うならbe動詞は不要です。be動詞を使う場合はcomeを外して be from にします。
2.三人称単数のsを忘れない
- × She come from Canada.
- ○ She comes from Canada.
3.come fromとcome toを混同しない
from は出発点、to は到達点です。
- This train comes from Yokohama.
この電車は横浜から来ます。 - This train comes to Tokyo at nine.
この電車は9時に東京へ来ます。
come toの複数の意味と使い方も合わせて整理すると、fromとtoの方向が明確になります。
この句動詞が出てこなかったら?簡単な英語ならこう言える
come fromを思い出せなくても、出身・材料・原因を短い基本文で直接説明できます。
- I was born and raised in Osaka.
私は大阪で生まれ育ちました。 - My hometown is Osaka.
私の故郷は大阪です。 - We use cacao beans to make chocolate.
チョコレートを作るためにカカオ豆を使います。 - I got this information from my manager.
この情報は上司から聞きました。 - I feel confident because I practiced a lot.
たくさん練習したので自信があります。 - The problem happened because we didn’t communicate well.
うまく意思疎通できなかったため、その問題が起きました。
「由来する」という難しい一語を探さず、because で原因を言ったり、use A to make B で材料と製品を説明したりすれば、十分に目的を達成できます。
まとめ
come from の中心は「出発点・出どころから今へ来る」です。人+場所なら「〜の出身」、物+原料・供給元なら「〜から作られる・得られる」、考え・感情・問題+原因なら「〜に由来する」と判断できます。
語順は常に come from + 場所・供給源・原因 で、分離しません。自己紹介ではまず I’m from Osaka.、背景を説明するときは I come from Osaka.、原因なら Confidence comes from practice. を使い分けてみましょう。
comeを使った句動詞をまとめて整理したい方は、comeを使った句動詞一覧|意味・使い方・語順もあわせてご覧ください。









