make a point ofの意味は?語順・使い方とmake it a point toとの違い

make a point ofの意味・語順・使い方を表したアイキャッチ画像

make a point ofは、「意識して必ず〜する」「〜することを大切にしている」という意味の定型表現です。

たとえば、忙しくても毎朝家族と朝食を取る、会議では必ず全員の意見を聞く、旅行先では地元の人にあいさつする――このように、単なる習慣ではなく、自分が重要だと考えて意識的に行っていることに使います。

この記事では、make a point ofの意味とニュアンス、ofの後ろの語順、make it a point toとの違い、自然な例文、簡単な言い換えまで解説します。

make a point ofの意味は「意識して欠かさず〜する」

基本の形は次のとおりです。

make a point of+名詞/動名詞(-ing)

日本語では、文脈に応じて次のように訳せます。

  • 意識して必ず〜する
  • 〜することを心がける
  • 〜することを大切にする
  • わざわざ〜する

I make a point of calling my parents every Sunday.
私は毎週日曜日に両親へ電話するよう心がけています。

She makes a point of learning everyone’s name.
彼女は全員の名前を覚えることを大切にしています。

alwaysやusuallyが行動の頻度を述べるのに対し、make a point ofは「重要だと思って、意識的にそうしている」という姿勢まで伝えます。

なぜ「心がける」という意味になるのか

pointには「点」だけでなく、「重要な点・要点」という意味があります。ある行動を一つの重要なpointとして取り上げ、自分の中で目立たせる。それがmake a point ofの感覚です。

  • make=ある状態を作る
  • a point=重要な点・意識する事項
  • of doing=何を重要事項にするのか

直訳に近い考え方なら、「〜することを重要なポイントにする」です。そこから、「意識して行う」「欠かさず行う」という自然な意味になります。

しゅみすけ(大山俊輔)

単に繰り返しているだけでなく、「これは大事だから、ちゃんとやろう」と自分で決めている感覚があります。習慣の裏にある意識まで伝える表現です。

ofの後ろは動名詞:語順に注意

make a point ofのofは前置詞です。そのため、動作を続けるときは動詞の原形ではなく、-ing形にします。

  • ○ make a point of checking
  • × make a point of check
  • × make a point of to check

I make a point of checking the schedule before I leave.
私は出かける前に必ず予定を確認するようにしています。

Our manager makes a point of thanking the team.
私たちの上司は、チームに感謝を伝えることを大切にしています。

主語がhe・she・単数名詞なら、現在形はmakes a point ofです。過去の行動にはmade a point ofを使います。

日常会話で使えるmake a point ofの例文

家庭・暮らし

We make a point of eating dinner together at least twice a week.
私たちは週に少なくとも2回、一緒に夕食を取るようにしています。

I make a point of turning off my phone before bed.
私は寝る前に必ずスマートフォンの電源を切るようにしています。

仕事

I make a point of replying to clients within one business day.
私は顧客に1営業日以内に返信するよう心がけています。

She made a point of speaking to every new employee.
彼女は新入社員全員にわざわざ声をかけました。

Our team makes a point of discussing mistakes openly.
私たちのチームは、失敗について率直に話し合うことを大切にしています。

人間関係・恋愛

He makes a point of asking how my day went.
彼は、その日どうだったかを必ず聞くようにしてくれます。

We make a point of talking before a small problem gets bigger.
私たちは、小さな問題が大きくなる前に話し合うよう心がけています。

旅行

I make a point of learning a few local phrases before a trip.
私は旅行前に現地の言葉をいくつか覚えるようにしています。

She made a point of thanking the hotel staff in person.
彼女はホテルのスタッフに直接お礼を伝えました。

学校・学習

I make a point of reviewing new words the same day.
私は新しい単語をその日のうちに復習するよう心がけています。

Our teacher makes a point of giving us time to ask questions.
先生は、私たちが質問できる時間を必ず設けてくれます。

過去形made a point ofが持つ2つのニュアンス

made a point ofは、過去の習慣にも、一度の意識的な行動にも使えます。

過去に心がけていた習慣

When I worked from home, I made a point of taking a walk at lunchtime.
在宅勤務をしていた頃、昼休みに散歩するよう心がけていました。

その場で「わざわざ」行ったこと

He made a point of introducing me to the director.
彼はわざわざ私を部長に紹介してくれました。

一度の行動に使うと、「偶然そうしたのではなく、重要だと思って意図的にした」という強調が生まれます。日本語では「わざわざ」「特に」と訳すと自然なことがあります。

make a point of not -ingの意味

避けることを意識している場合は、ofの後ろにnot+動名詞を置きます。

make a point of not doing
意識して〜しないようにする

I make a point of not checking work emails during dinner.
私は夕食中に仕事のメールを見ないようにしています。

She makes a point of not interrupting people.
彼女は人の話を遮らないよう心がけています。

語順はof not doingです。notをmakeの前に置いたdon’t make a point of doingでは、「〜することを特に重視していない」という別の意味になるので注意しましょう。

make it a point to doとの違い

make it a point to doも、「〜するよう心がける」という意味です。

  • make a point of doing
  • make it a point to do

この2つは、多くの場面でほぼ同じ意味になります。違うのは主に文の形です。

I make a point of saying hello to everyone.
私は全員にあいさつするよう心がけています。

I make it a point to say hello to everyone.
私は全員にあいさつするよう心がけています。

make a point ofの後ろは-ing、make it a pointの後ろはto+動詞の原形です。会話ではどちらも使われますが、まずは短くまとまるmake a point of doingを覚えておくと便利です。

make a point of、make it a point to、make it a rule toの違いを比較した図

make it a rule to doとの違い

make it a rule to doは、「〜することを自分の規則にする」という意味です。make a point ofよりも、例外を作らず守るルール性が強くなります。

I make a point of walking after lunch.
昼食後に歩くよう心がけています。

I make it a rule to walk after lunch.
昼食後に歩くことを自分の決まりにしています。

前者は意識や優先度、後者は自分で定めた規則に焦点があります。ただし実際の会話では意味が重なることも多く、厳密に分けすぎる必要はありません。

make sureとの違い

make sureは「確認する」「必ず〜するようにする」です。特定の結果が確実になるよう確認するときに使います。

  • make a point of=大切な習慣として意識的に行う
  • make sure=抜けや間違いがないよう確認する

I make a point of backing up my files every Friday.
私は毎週金曜日にファイルをバックアップするよう心がけています。

I made sure the files were backed up before the update.
更新前に、ファイルがバックアップされていることを確認しました。

make sureの詳しい語順は、make sureの意味とthat・to do・ofの使い方で解説しています。

go out of one’s way toとの違い

go out of one’s way to doは、「わざわざ手間をかけて〜する」です。通常より遠回りしたり、時間や労力を余分に使ったりするニュアンスがあります。

She made a point of welcoming the new member.
彼女は新しいメンバーを歓迎することを大切にしました。

She went out of her way to make the new member feel welcome.
彼女は新しいメンバーが歓迎されていると感じられるよう、わざわざ力を尽くしました。

make a point ofは「重要だから意識して行う」、go out of one’s way toは「余分な手間をかける」という違いです。

always・usuallyとの違い

alwaysとusuallyは頻度を表す副詞です。本人の意識や理由までは必ずしも示しません。

I usually call my grandmother on Sunday.
私は普段、日曜日に祖母へ電話します。

I make a point of calling my grandmother on Sunday.
私は日曜日に祖母へ電話することを大切にしています。

後者には、「忙しくても忘れないようにしている」という気持ちが感じられます。

しゅみすけ(大山俊輔)

毎回必ず実行できていることだけに使うわけではありません。「大切なので、できるだけ欠かさないようにしている」という心がけにも自然に使えます。

日本人が間違えやすいポイント

point outと混同しない

point outは「指摘する・示す」という句動詞です。

She pointed out a mistake.
彼女は間違いを指摘しました。

make a point ofとは形も意味も異なります。point outの詳しい使い方は、関連表現を扱う際にも注意しましょう。

「主張する」のmake a pointと区別する

make a pointだけなら、「要点を述べる」「主張を伝える」という意味になることがあります。

He made a good point during the meeting.
彼は会議で的を射た指摘をしました。

「心がける」の意味では、後ろにof+名詞/-ingが必要です。

何でもない習慣には使いすぎない

意識せず自然に起こる習慣なら、usuallyやalwaysのほうが自然です。

I usually get sleepy after lunch.
私は昼食後、たいてい眠くなります。

眠くなることを自分の重要事項にしているわけではないため、make a point ofは合いません。

簡単な英語で言い換えるなら

make a point ofがすぐに出てこなくても、基本的な表現で十分に伝えられます。

  • I always try to call my parents.
    いつも両親に電話するようにしています。
  • I try not to use my phone at dinner.
    夕食中はスマートフォンを使わないようにしています。
  • This is important to me.
    これは私にとって大切です。
  • I don’t want to forget to thank people.
    人に感謝することを忘れたくありません。

「いつも〜しようとしている」ならI always try to…、「忘れないようにしている」ならI don’t want to forget to…と考えると、難しい熟語なしでも意図を伝えられます。

まとめ

make a point ofは、「重要だと考えて、意識して欠かさず〜する」という表現です。

  • 基本形:make a point of+名詞/動名詞
  • 現在形:make/makes a point of doing
  • 過去形:made a point of doing
  • 否定する習慣:make a point of not doing
  • 近い形:make it a point to do

単なる頻度ではなく、「これは大事だから、ちゃんとやる」という気持ちを伝えたいときに使ってみましょう。

ほかの熟語や定型表現は、英熟語・定型表現の一覧から確認できます。また、習慣を継続する表現としてstick toの意味と使い方もあわせて読むと、表現の幅が広がります。

makeを使うほかの表現もまとめて確認したい方は、makeを使った句動詞一覧をご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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