makeを使った句動詞一覧|意味・使い方・語順と熟語の違いを例文解説

makeを使った句動詞一覧―意味・使い方・違い

makeを使った句動詞には、make up、make out、make over、make into、make up forなどがあります。どれもmakeの「作る」からは意味を想像しにくく、個別に暗記しようとすると混乱しやすい表現です。

しかし、makeの中心にある「材料・情報・努力などに働きかけ、ある結果や状態を生み出す」という感覚と、out・up・over・into・forなどが示す方向を組み合わせると、意味の広がりが見えやすくなります。

この記事はmakeという動詞自体を徹底解説するものではありません。makeを使った句動詞・重要熟語には何があり、どの表現から学べばよいかを案内する中間親ページです。まず頻出表現の全体像をつかみ、気になる表現はリンク先の専門記事で、語順・ニュアンス・例文まで確認してください。

まず覚えたいmake句動詞10選

表現 まず覚えたい意味 代表例
make up 作り上げる・構成する・仲直りする make up a story
make out 見分ける・聞き取る・理解する make out his words
make up for 不足・損失を埋め合わせる make up for lost time
make it 間に合う・参加できる・成功する make it to the meeting
make of 〜をどう解釈する・どう思う What do you make of it?
make A into B AをBに作り変える make the room into an office
make over すっかり作り変える・譲渡する make over the kitchen
make off with 盗んで素早く持ち去る make off with the money
make for 〜へ向かう・〜につながる make for the exit
make up one’s mind 決心する make up my mind to go

初心者が最初に覚えるなら、make up、make out、make up for、make it、make ofの5つからで十分です。日常会話でも仕事でも使いやすく、makeとパーティクルの組み合わせ方もつかめます。

makeの最低限のコアイメージ

makeの中心には、単に物を製造するのではなく、人・物・情報・状況に働きかけ、ある結果・形・状態を生み出すという感覚があります。

  • make:働きかけて結果を作る
  • パーティクル:結果が向かう方向・状態・完成の仕方を加える
  • make+パーティクル:どのような結果を作るのかを具体化する

例えば、make upは、ばらばら・不足・対立の状態から「まとまった全体」を作る方向へ進みます。make outは、見えにくい・聞き取りにくいものから「認識できる結果」を外へ取り出します。

しゅみすけ(大山俊輔)

makeを「物を作る」だけに限定しないことが大切です。言い訳を作る、勇気を生み出す、情報から判断を作る、部屋を別の状態に変える。どれも「働きかけて結果を作る」という感覚でつながります。

make+パーティクルで意味はどう広がる?

make out・make up・make over・make into・make forの意味の広がり

組み合わせ イメージ 代表的な意味
make+out 結果を外へ出し、輪郭を見えるようにする 見分ける・聞き取る・理解する
make+up 上まで積み上げ、全体・完成状態を作る 作り上げる・構成する・仲直りする
make+over 境界を越えて別の状態に作り変える 改装する・イメージを変える・譲渡する
make+into ある形の中へ作り込む AをBに変える
make+of 材料・情報から判断を作る 〜をどう解釈する・どう思う
make+for 場所・結果の方向へ進む 〜へ向かう・〜につながる
make+towards 特定の方向へ進む 〜の方へ向かう
make+off その場を離れる 急いで立ち去る
make+off+with 物を伴ってその場から離れる 盗んで持ち去る

make out:認識できる結果を外へ出す

I couldn’t make out what she was saying.
彼女が何を言っているのか聞き取れませんでした。

make up:全体・完成状態を作る

She made up an excuse for being late.
彼女は遅刻の言い訳を作りました。

make over:別の状態へ作り変える

They made over the old kitchen.
彼らは古いキッチンを全面的に改装しました。

make into:AからBという結果を作る

They made the spare room into an office.
彼らは空き部屋を仕事部屋に変えました。

make for:目的地・結果へ向かう

Clear rules make for better teamwork.
明確なルールは、よりよいチームワークにつながります。

makeを使った句動詞・重要熟語一覧

ここでは、WordPress上で実在を確認できた個別記事を中心に、makeの重要表現をまとめます。句動詞だけでなく、検索時に一緒に探されやすいmakeの定型表現も含めています。

最重要:最初に覚えたい10表現

表現 主な意味 特徴・使用場面 個別解説
make up 作る・構成する・仲直りする 日常・人間関係・説明 make upの意味・使い方
make out 見分ける・聞き取る・理解する 日常・旅行・会話 make outの意味・使い方
make up for 埋め合わせる 仕事・謝罪・人間関係 make up forの意味・使い方
make it 間に合う・参加する・成功する 約束・移動・仕事 make itの意味・使い方
make of 〜をどう解釈する 意見・判断・仕事 make ofの意味・使い方
make into AをBに変える 加工・改装・変化 make intoの意味・使い方
make over すっかり作り変える・譲渡する 美容・改装・法律 make overの意味・使い方
make off with 盗んで持ち去る ニュース・犯罪 make off withの意味・使い方
make for 〜へ向かう・〜につながる 移動・結果 make forの意味・使い方
make up one’s mind 決心する 選択・計画・意思決定 make up one’s mindの意味・使い方

日常・仕事で使える重要表現

表現 主な意味 特徴・使用場面 個別解説
make towards / toward 〜の方向へ進む 移動・主に英国英語 make towardsの意味・使い方
make light of 〜を軽視する 問題・感情・批判 make light ofの意味・使い方
make a point of 必ず〜するようにする 習慣・方針・仕事 make a point ofの意味・使い方
make a name for oneself 名を上げる 仕事・キャリア make a name for oneselfの意味・使い方
make certain 確実にする・確認する 仕事・注意・指示 make certainの意味・使い方

make do with(手元にあるもので間に合わせる)、make away with(持ち去る・処分する)のような表現もありますが、使用頻度・地域差・既存記事との重なりを考え、まずは上の表現から学ぶのがおすすめです。未作成の個別記事については推測URLを置いていません。

意味・場面からmake句動詞を探す

見分ける・理解する・判断する

  • make out:見えにくい・聞き取りにくいものを認識する
  • make of:情報・状況から判断や解釈を作る
  • make certain:事実や実行を確実にする

What do you make of her proposal?
彼女の提案をどう見ますか。

作る・構成する・変化させる

  • make up:話・全体・構成を作る
  • make into:AをBという別のものへ変える
  • make over:人・部屋などの全体を大きく作り変える

The parts make up the whole system.
その部品がシステム全体を構成しています。

不足・失敗・関係を立て直す

  • make up for:不足・損失・失敗を埋め合わせる
  • make it up to someone:人に埋め合わせをする
  • make up:口論後に仲直りする

I’ll make it up to you next weekend.
来週末に埋め合わせをします。

移動・方向

  • make for:目的地へ向かう/ある結果につながる
  • make towards:人・場所の方向へ進む
  • make off:急いで立ち去る
  • make off with:物を持って逃げる

We made for the nearest exit.
私たちは一番近い出口へ向かいました。

仕事・キャリア・意思決定

  • make up one’s mind:決心する
  • make a point of:意識して必ず行う
  • make a name for oneself:実績を上げて有名になる
  • make it:成功する・予定に参加できる

She made a name for herself in the design industry.
彼女はデザイン業界で名を上げました。

混同しやすいmake句動詞・表現の違い

make upとmake out

make up は、材料・要素をまとめて話・全体・関係などを作る表現です。make out は、見えにくい・聞こえにくいものの輪郭を認識します。

  • She made up a story.:彼女は話を作りました。
  • I couldn’t make out the story.:その話をよく理解できませんでした。

make intoとturn into

make A into B は、誰かがAに働きかけてBへ変える他動詞の形。A turns into B は、A自体がBへ変化する自動詞の形が中心です。

  • They made the garage into a studio.:彼らはガレージをスタジオにしました。
  • The garage turned into a studio.:ガレージがスタジオになりました。

make ofとthink of

What do you make of …? は、手がかりからどう解釈するかを尋ねます。What do you think of …? は、より広く感想・評価・好みを尋ねられます。

make overとmakeover

make over は動詞で「作り変える」。makeover は一語の名詞で「大改造・イメージチェンジ」です。

  • They made over the living room.
  • The living room got a complete makeover.

make up forとcompensate for

どちらも「埋め合わせる」ですが、make up for は日常会話で自然です。compensate for は、損失・不利・不足を補償する響きがあり、やや硬めです。

make forとgo to

go to は単純に目的地へ行くこと。make for は、状況の中で特定の方向へ進み始める感じを出します。また、make forは「〜という結果につながる」の意味にも使えます。

make itとarrive

arrive は「到着する」という事実。make it は、困難・時間制限・予定がある中で「何とか間に合う・参加できる」という達成感を伴いやすい表現です。

make句動詞の語順と文法

分離できる句動詞

make up、make out、make overなどは、意味・用法によって目的語を間に置けます。

  • make up a story / make a story up
  • make out the sign / make the sign out
  • make over the room / make the room over

ただし、固定的なコロケーションでは、目的語を後ろに置く形が自然な場合があります。文法上分離できることと、実際によく使う語順は同じとは限りません。

目的語が代名詞なら間に置く

  • make it upmake up it
  • make it outmake out it
  • make it overmake over it

一方、make upが自動詞で「仲直りする」の意味なら目的語は不要です。

They argued, but they made up.
彼らは口論しましたが、仲直りしました。

分離できない表現

前置詞の後ろに目的語を取るmake of、make for、make towardsや、3語句動詞make up for、make off withは、まとまりを分離しません。

  • make of the situation
  • make for the door
  • make up for the delay
  • make off with the money

make A into Bの語順

make+材料・対象A+into+変化後B の順です。代名詞を使ってもintoの直前に置きます。

  • They made the room into an office.
  • They made it into an office.
  • The room was made into an office.(受動態)

make it up to someoneの語順

「人に埋め合わせをする」は make it up to+人。itを省いたり、toの後ろに埋め合わせの内容を置いたりしないよう注意しましょう。

I’ll make it up to you.
あなたに埋め合わせをします。

しゅみすけ(大山俊輔)

語順で迷ったら、「後ろの前置詞までがセットか」を確認しましょう。make up for、make off withのような3語のまとまりは分けません。make up a storyのような分離可能な2語動詞は、代名詞ならmake it upと間に置きます。

しゅみすけ式:make句動詞が出てこなかったら?

句動詞を忘れても、難しい一語へ言い換える必要はありません。「何をしたか」「何がどう変わったか」「その結果どうなったか」を短い基本文で説明すれば、会話の目的は達成できます。

言いたいこと 句動詞・表現 簡単な言い換え
聞き取れなかった I couldn’t make out her words. I couldn’t hear her clearly.
作り話をした He made up a story. He told us something that wasn’t true.
仲直りした We made up. We talked and became friends again.
遅刻を埋め合わせる I’ll make up for being late. I was late, so I’ll do something for you.
部屋を仕事場に変えた We made it into an office. We changed the room. Now it is an office.
駅へ向かった We made for the station. We went toward the station.
会議に間に合った I made it to the meeting. I arrived before the meeting started.

make句動詞の覚え方

  1. 一度に全部覚えない:まずmake up、make out、make up for、make it、make ofから始める
  2. makeの共通感覚を見る:何に働きかけ、どんな結果を作るのか考える
  3. パーティクルの方向を見る:outは外へ、upは完成へ、overは別の状態へ、intoは変化後の形へ
  4. 語順ごと覚える:make it up、make up for the delay、make A into Bのように型で覚える
  5. 自分の場面で1文作る:仕事、旅行、人間関係など、実際に言いそうな内容へ置き換える
  6. 出てこなければ分解する:知っている基本語で原因・行動・結果を直接伝える

一覧表を眺めて終わるより、今日はmake up、次の日はmake outというように、一つずつ個別記事と自分の例文をセットにすると定着しやすくなります。

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まとめ

makeを使った句動詞は、make=人・物・情報・状況に働きかけ、結果や状態を作るという感覚から整理できます。outなら認識できる結果を外へ出す、upなら全体・完成状態を作る、overなら別の状態へ作り変える、intoならAからBを作る、forなら目的地・結果の方向へ進む、と考えてみましょう。

最初から全表現を暗記する必要はありません。まずはmake up、make out、make up for、make it、make ofの5つを優先し、一覧表から必要な個別記事へ進んでください。句動詞が会話中に出てこなければ、知っている簡単な英語で「何がどうなったか」を直接説明すれば十分に伝えられます。

makeそのものの感覚を確認:makeのコアイメージと基本的な使い方を押さえると、make up・make outなどを「結果を生み出す動き」から理解できます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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