You’re asking for trouble.の意味は?「トラブルを招く」の使い方と注意点

You’re asking for trouble.の意味・使い方・注意点を解説するアイキャッチ画像

You’re asking for trouble. は、相手が問題につながりそうな行動をしているときに、「そんなことをしていると面倒なことになるよ」「自分からトラブルを招いているよ」「痛い目に遭うよ」と警告する英語表現です。

直訳すると「あなたはトラブルを求めている」ですが、本当に問題を望んでいるという意味ではありません。危険な行動を続ける姿が、まるで自分から trouble を注文しているように見える、という皮肉な言い方です。

結果が起きるの警告である点が重要です。似ている You asked for it. は、結果が起きたに「自業自得だ」と言う表現です。

しゅみすけ(大山俊輔)

You’re asking for trouble.は、相手を脅す表現ではなく、危ない行動の先に問題が見えているときの警告です。ただし、声の調子や関係性によっては強く聞こえるため、目上の人には柔らかい言い換えが安全です。

You’re asking for trouble.の基本的な意味

You’re asking for trouble. の基本的な意味は、「その行動を続ければ、問題が起こる可能性が高い」です。

  • 規則を軽く見ている
  • 危険なことを繰り返している
  • 誰かを怒らせるような言動をしている
  • 面倒な状況へ自分から近づいている

まだ問題は起きていません。しかし話し手には、その先の悪い結果がかなり予想できています。

If you keep ignoring those warning lights, you’re asking for trouble.
その警告灯を無視し続けたら、トラブルを招くよ。

なぜask forで「招く」になるの?

ask for は通常、「〜を求める・頼む」という意味です。

She asked for some water.
彼女は水を頼みました。

ところが、目的語が trouble になると、「問題を頼む」という不自然な組み合わせになります。そこから、その行動をするのは、自分から問題を求めているようなものだという皮肉な意味が生まれます。

行動 → 予想できる問題のつながりが強いときに使う表現です。ask forの意味・語順とask aboutとの違いを確認すると、表現の成り立ちも理解しやすくなります。

You’re asking for trouble.とYou asked for it.の違い

2つの表現は似ていますが、使うタイミングが違います。

結果の前に警告するYou’re asking for trouble.と結果の後に自業自得を表すYou asked for it.の違い

You’re asking for trouble.:結果の前

まだ悪い結果は起きていません。「そのまま続けると危ない」と止める警告です。

Don’t leave your bag open on the train. You’re asking for trouble.
電車でバッグを開けたままにしないで。トラブルを招くよ。

You asked for it.:結果の後

相手の行動によって、すでに悪い結果が起きています。「そうなっても仕方がない」「自業自得だ」という非難です。

You kept teasing him, and now he’s angry. You asked for it.
ずっと彼をからかって、今は怒らせたんでしょ。自業自得だよ。

結果後の使い方や失礼度は、You asked for it.の意味・使い方と注意点で詳しく解説しています。

日常会話での使い方と例文

家庭・暮らし

If you don’t back up those files, you’re asking for trouble.
そのファイルをバックアップしないなら、トラブルを招くよ。

Leaving food out all night is asking for trouble.
食べ物を一晩中出しっぱなしにするのは、問題のもとです。

友人・人間関係

You’re going to joke about her presentation again? You’re asking for trouble.
また彼女のプレゼンを冗談のネタにするの?面倒なことになるよ。

Don’t post that photo without asking him. You’re asking for trouble.
彼に確認せず、その写真を投稿しないで。トラブルになるよ。

仕事

Skipping the final check is asking for trouble.
最終確認を省くのは、問題を招く行為です。

If we promise that deadline without checking with the team, we’re asking for trouble.
チームに確認せずその納期を約束したら、私たちは問題を抱えることになります。

仕事では You’re … と相手を直接指すより、We’re asking for trouble.Doing … is asking for trouble. のほうが協力的に聞こえます。

恋愛・パートナーとの会話

Reading your partner’s messages without permission is asking for trouble.
相手のメッセージを無断で読むのは、トラブルのもとです。

You’re meeting both of them at the same party? You’re asking for trouble.
同じパーティーでその2人に会うの?面倒なことになりそうだよ。

海外旅行

Walking there alone after midnight is asking for trouble.
真夜中過ぎにそこを一人で歩くのは危険です。

If you carry all your cash in one pocket, you’re asking for trouble.
現金を全部一つのポケットに入れていたら、トラブルを招くよ。

よく使われる文の形

You’re asking for trouble.

目の前の相手の行動を直接警告する基本形です。

You’re asking for trouble if you keep talking to the manager like that.
マネージャーにそんな話し方を続けたら、面倒なことになるよ。

That’s asking for trouble.

相手ではなく、提案や行動そのものを評価します。直接的な非難を少し避けられます。

Leaving the door unlocked? That’s asking for trouble.
ドアに鍵をかけないの?それはトラブルのもとだよ。

Doing … is asking for trouble.

「〜することは問題を招く」と一般的な注意を述べる形です。

Driving on almost no sleep is asking for trouble.
ほとんど寝ずに運転するのは危険です。

We’re asking for trouble.

チームや家族など、自分も含めて警告するときに使います。

We’re asking for trouble if we launch before testing the payment system.
決済システムをテストせず公開したら、私たちは問題を抱えることになります。

どのくらい強い表現?

You’re asking for trouble. は、軽いからかいにも本気の警告にもなります。

友人が小さな無茶をしようとしている場面で笑いながら言えば、「それ、あとで面倒になるで」という軽い忠告です。一方、低い声で短く言うと、「続けたらただでは済まない」ような威圧的な響きになることがあります。

特に口論中に相手へ直接言うと、警告ではなく脅しと受け取られる可能性があります。安全上の注意や仕事上の指摘では、問題を具体的に説明するほうがよいでしょう。

似た表現との違い

look for trouble:わざと問題を起こそうとする

look for trouble は「けんかや問題をわざと探す」という意味です。本人に挑発する意図がある場合に使います。

He goes to bars looking for trouble.
彼はけんかを求めてバーへ行きます。

ask for trouble は本人に問題を起こす意図がなくても、行動の結果として問題を招きそうなら使えます。

get into trouble:問題に巻き込まれる

get into trouble は、実際に「困った状況に陥る・叱られる」ことです。

You’ll get into trouble if you break that rule.
その規則を破ったら、問題になるよ。

こちらは結果を直接説明するため、You’re asking for trouble. より分かりやすく中立的です。

rock the boat:波風を立てる

rock the boat は、安定している組織や人間関係を乱すことです。危険全般ではなく、平穏な状態を崩す場面に焦点があります。

Don’t rock the boat right before the negotiation.
交渉の直前に波風を立てないで。

詳しくは、rock the boatの意味とspeak upとの違いをご覧ください。

open a can of worms:次々と厄介な問題を生む

open a can of worms は、一つの話題や行動が、複雑な問題を次々に表面化させるイディオムです。

Changing the contract now could open a can of worms.
今契約を変更すると、厄介な問題が次々に出てくる可能性があります。

open a can of wormsの意味と使い方もあわせて確認できます。

日本人が間違えやすいポイント

「トラブルについて質問している」ではない

ask for trouble は一まとまりで「問題を招く」です。「トラブルについて尋ねる」なら ask about the trouble などと言います。

troubleは通常、無冠詞

この表現では ask for trouble と言い、通常は a trouble にしません。trouble は「困難・面倒」という不可算名詞として使われています。

すでに起きた結果にはYou asked for it.

相手を止めるなら現在進行形の You’re asking for trouble.、結果後に「自業自得」と言うなら過去形の You asked for it. です。

簡単な英語で言い換えるなら?

このイディオムが出てこなければ、起こりそうな結果をそのまま伝えましょう。

  • That could cause problems.(それは問題を起こすかもしれません)
  • That’s risky.(それは危険です)
  • You may get into trouble.(問題になるかもしれません)
  • That’s not a good idea.(それはよい考えではありません)
  • Please be careful.(気をつけてください)

しゅみすけ(大山俊輔)

表現を忘れたときは、何が起きそうなのかを直接言いましょう。That could cause problems.なら、相手を責めすぎず、仕事でも日常でも使いやすい言い換えになります。

まとめ

You’re asking for trouble. は、問題につながりそうな行動をしている相手に、「そんなことを続けると面倒なことになるよ」と伝える警告表現です。

  • You’re asking for trouble.:結果が起きる前の警告
  • You asked for it.:結果が起きた後の「自業自得」
  • That’s asking for trouble.:その行動は問題のもと
  • We’re asking for trouble.:このままでは私たちが問題を抱える

ask for を「求める」と考えれば、まるで自分から問題を注文しているような皮肉が見えてきます。関連する定型表現を学びたい方は、英熟語・定型表現の親記事も参考にしてください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

ご相談専門お電話番号

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

恋と仕事に効く英語:News Letterの一覧