
to one’s creditは、人の行動を「その人の立派な点として」「称賛すべきことに」と評価するときに使う定型表現です。失敗や難しい状況があったとしても、そこで取った良い行動を公平に認めるニュアンスがあります。
たとえば、ミスをした人がすぐ正直に報告したなら、To her credit, she admitted the mistake right away.(彼女の立派なところは、すぐにミスを認めたことです)のように言えます。
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to one’s creditの基本的な意味
最もよく使われる意味は、「(人)の立派な点として」「称賛すべきことに」です。
- To his credit, he kept his promise.
彼の立派なところは、約束を守ったことです。 - To their credit, they stayed calm during the delay.
彼らは立派にも、遅延の間ずっと冷静でいました。
ここでのcreditは、クレジットカードの「信用」よりも、「評価に値すること」「功績」に近い意味です。to + 人のcreditで、その良い行動を「その人の評価に加える」という感覚になります。
しゅみすけ(大山俊輔)
one’sには何を入れる?語順と文法
one’sは辞書で使われる代表形です。実際の文では、評価する人に合わせて所有格を入れます。
- to my credit:私の立派な点として
- to your credit:あなたの立派な点として
- to his / her credit:彼/彼女の立派な点として
- to our / their credit:私たち/彼らの立派な点として
典型的な語順はTo 人の credit, 主語+動詞 …です。文頭に置き、後ろの文全体を「その人の評価すべき行動」として示します。
- To your credit, you asked for help before the problem got worse.
あなたの立派なところは、問題が悪化する前に助けを求めたことです。 - To our credit, we finished the project without cutting corners.
私たちは立派にも、手抜きをせずにプロジェクトを終えました。
Credit to him, …という口語的な形もありますが、学習者はまずTo his credit, …を使うと安定します。
ネイティブが感じるニュアンス
to one’s creditは、単純に「すごい」と褒めるだけではありません。よくあるのは、マイナスの事情や予想外の困難を踏まえたうえで、良い点を認める場面です。
- The plan failed, but to Maya’s credit, she took full responsibility.
計画は失敗しましたが、マヤは立派にも全面的に責任を取りました。 - I disagreed with Ken, but to his credit, he listened without interrupting.
私はケンに反対でしたが、彼は立派にも口を挟まずに聞いてくれました。
butと一緒に使われることが多いのも、この「それでも良い点は認める」という性格のためです。ただし、必ず否定的な前置きが必要なわけではありません。
日常会話・仕事で使える自然な例文
仕事
To her credit, she called the client herself and apologized.
彼女は立派にも、自分で顧客に電話して謝りました。
To the team’s credit, everyone volunteered to help.
チームの立派なところは、全員が自発的に手伝ったことです。
恋愛・人間関係
To his credit, he was honest about how he felt.
彼は立派にも、自分の気持ちを正直に話しました。
We argued, but to her credit, she came back to talk things through.
私たちは言い争いましたが、彼女は立派にも戻ってきて、きちんと話し合いました。
家庭・学校
To my son’s credit, he returned the money he found.
息子の立派なところは、拾ったお金を返したことです。
To Emi’s credit, she kept practicing after she failed the audition.
エミは立派にも、オーディションに落ちたあとも練習を続けました。
もう1つの意味:「実績として持っている」
人 have 数・実績 to one’s creditの形では、「その人の実績として〜がある」という意味になります。
- She has three published novels to her credit.
彼女には出版した小説が3冊あります。 - The designer has several international awards to his credit.
そのデザイナーには国際的な賞をいくつも受賞した実績があります。
この用法では文頭の評価コメントではなく、実績の数や内容を述べています。会話よりも人物紹介、記事、経歴説明などで目にしやすい表現です。
to one’s creditとcredit関連表現の違い

- to one’s credit:人の立派な行動を評価する/人の実績として
- be credited with:ある功績・発見などをした人物だと認められる
- give someone credit for:人の努力・功績を認めて評価する
To her credit, she admitted the mistake.は、話し手が彼女の行動を立派だとコメントしています。一方、She is credited with improving the system.なら「彼女にはシステムを改善した功績があるとされる」です。詳しい語順はbe credited withの意味・使い方で確認できます。
また、評価する側を主語にしてWe should give her credit for admitting the mistake.(ミスを認めた彼女を評価すべきです)とも言えます。詳しい使い分けはgive credit・give credit to・take credit forの違いをご覧ください。
日本人が間違えやすいポイント
one’sをそのまま言わない
one’sは実際の人に合わせて変えます。「彼女の立派なところは」ならto her creditです。
銀行・学校のcreditと決めつけない
creditには「信用取引」「単位」などの意味もありますが、この表現では「称賛に値する点・功績」です。文脈で意味を判断しましょう。
皮肉に聞こえることもある
良い点がごく小さいのに大げさに言うと、文脈や声の調子によっては皮肉に聞こえます。素直に評価したいときは、後ろに具体的な良い行動を続けるのが安全です。
しゅみすけ(大山俊輔)
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
to one’s creditがすぐ出てこなくても、基本的な英語で十分伝えられます。
- It was good of her to admit the mistake.
ミスを認めたのは彼女の立派なところでした。 - We should praise him for being honest.
正直だったことについて彼を褒めるべきです。 - She did the right thing by telling us.
私たちに話したことで、彼女は正しいことをしました。
「人を〜のことで褒める」の語順を詳しく知りたい方は、praise A for Bの意味と使い方も参考になります。
まとめ
to one’s creditは、主に「(人)の立派な点として」「称賛すべきことに」という意味です。To her credit, …のように文頭で使い、困難や失敗がある中でも評価すべき行動を公平に認めます。
また、have 実績 to one’s creditなら「実績として〜を持っている」という意味です。まずはTo his credit, he …の形で、自分の身近な人の良かった行動を1文にしてみてください。
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