make intoの意味・使い方|make A into Bの語順・受動態とturn intoとの違い

make intoの意味・使い方―AをBに作り変えるイメージ

make A into B は、「Aを加工・工夫してBに作り変える」という表現です。日本語では「〜にする」と短く訳せますが、英語では元の物Aと、変化後の物・状態Bの語順を正しく置く必要があります。この記事では、意味の仕組み、代名詞と受動態の語順、make from・make of・turn into・make overとの違いまで整理します。

make A into Bの意味は「AをBに作り変える」

基本形は make + A(元の物・人・考え)+ into + B(新しい物・状態) です。材料を加工する具体的な変化だけでなく、部屋の用途、人の立場、アイデアの実用化などにも使えます。

  • She made the old shirt into a bag.
    彼女は古いシャツをバッグに作り変えました。
  • We made the spare room into an office.
    私たちは空き部屋を仕事部屋にしました。
  • They made the idea into a successful business.
    彼らはそのアイデアを成功する事業へ発展させました。

ポイントは、Aが変化の出発点、Bが変化の到着点だということです。

しゅみすけ(大山俊輔)

make A into Bは、「Aに手を加えた結果、Bになった」と考えましょう。AとBを矢印で結ぶと、語順を迷いにくくなります。

make+intoから意味を理解する

make には「力を加えて結果を生み出す」、into には「外から中へ」と「別の状態へ変化する」という感覚があります。したがって make A into B は、Aに働きかけてBという新しい状態へ入れるイメージです。

make A into BとA is made into Bの語順を示す図

makeという基本動詞の中心的な感覚は、be:RIZEのmakeのコアイメージでも詳しく確認できます。

語順:目的語Aはmakeとintoの間に置く

語順は必ず make A into B です。元になるAをintoの後ろへまとめて置くのではありません。

  • We made the garage into a studio.
  • × We made into a studio the garage.

Aが代名詞の場合も、makeとintoの間に置きます。

  • make it into a table
  • make them into decorations
  • make into it a table

一般的な「分離可能な句動詞」の暗記法というより、make + 目的語 + into + 結果 という文型として覚えるのが正確です。

しゅみすけ(大山俊輔)

代名詞ならmake it into Bです。「それを何に変えるのか」の順で、itの後ろに完成形Bを置いてください。

受動態はA is made into B

「誰が作り変えたか」より、元の材料や物が何になったかを伝えたいときは受動態が自然です。

  • The old factory was made into apartments.
    その古い工場は集合住宅に改装されました。
  • Milk is made into cheese.
    牛乳はチーズに加工されます。
  • The novel was made into a movie.
    その小説は映画化されました。

時制が変わるときはbe動詞を変え、madeは過去分詞のままです。

よく使われる対象とコロケーション

材料を別の物に加工する

They made the wood into a dining table.
彼らはその木材をダイニングテーブルに加工しました。

The children made the boxes into a castle.
子どもたちは箱をお城に作り変えました。

場所の用途を変える

We could make this corner into a reading space.
この一角を読書スペースにできそうです。

They made the basement into a guest room.
彼らは地下室を客室に改装しました。

作品を別の形式にする

The story was made into a TV series.
その物語はテレビシリーズ化されました。

Can we make this article into a short video?
この記事を短い動画にできますか。

人の立場・性質を変える

The experience made her into a stronger leader.
その経験が彼女をより強いリーダーへ成長させました。

ただし、人の状態変化では単純な make + 人 + 形容詞 のほうが自然な場合もあります。

  • The experience made her stronger.
    その経験が彼女を強くしました。
  • The experience made her into a strong leader.
    その経験が彼女を強いリーダーへ変えました。

場面別の自然な例文

日常・家庭

I made an old jar into a flower vase.
古い瓶を花瓶に作り変えました。

Let’s make this space into a play area for the kids.
この場所を子どもたちの遊び場にしましょう。

仕事

Our job is to make customer feedback into useful improvements.
私たちの仕事は、顧客の意見を有用な改善につなげることです。

She made a rough idea into a workable proposal.
彼女は大まかなアイデアを実行可能な提案にまとめました。

学習・創作

Try making these notes into a clear paragraph.
このメモを分かりやすい段落にまとめてみてください。

They made the book into an animated film.
彼らはその本をアニメ映画にしました。

恋愛・人間関係

Don’t make a small disagreement into a huge fight.
小さな意見の違いを大げんかに発展させないで。

この例では、実際に物を加工するのではなく、問題を必要以上に大きなものへ変えてしまう比喩的な使い方です。

make intoとturn intoの違い

表現焦点
make A into B誰かがAに働きかけてBにするWe made the room into an office.
turn A into BAをBへ変えるWe turned the room into an office.
A turns into BA自身・状況がBへ変化するThe rain turned into snow.

他動詞用法ではmake intoとturn intoが重なることもありますが、make は作る作業や成果、turn は状態の変化に焦点を置きやすい傾向があります。また、make intoは通常目的語Aが必要で、The room made into an office.とは言いません。

make intoとmade from・made ofの違い

すべて材料と完成品に関係しますが、見る方向が違います。

視点
make A into B材料Aから完成品BへThey made milk into cheese.
B is made from A完成品Bから原料Aを見るCheese is made from milk.
B is made of A完成品Bに材料Aの姿が分かるThe table is made of wood.

made from は加工されて原料の形が大きく変わる場合、made of は材料が見て分かる場合に使うのが基本です。

make intoとmake overの違い

make A into B は、何を何に変えるかを明示します。make over は、人・部屋・物の外見や状態を全面的に改造することに焦点があります。

  • They made the warehouse into a café.
    倉庫をカフェに変えた。(用途・正体が変わる)
  • They made over the café.
    カフェを全面改装した。(カフェのまま見た目などを刷新)

詳しくは、make overの意味・使い方とmakeoverとの違いで解説しています。

日本人が間違えやすいポイント

  • AとBを逆にしない:Aが元、Bが完成後
  • 代名詞はmakeの直後:make it into B
  • 自動詞のturn intoと混同しない:make intoは基本的に「誰かが何かを変える」
  • 形容詞だけならintoを使わない:make me happy(私を幸せにする)
  • 受動態のbeを忘れない:The book was made into a film.

この表現が出てこなかったら?しゅみすけ式の簡単な言い換え

make intoを忘れたら、「前は何だったか」「今は何か」を二文に分けると簡単です。

  • It was an old shirt. Now it’s a bag.
    それは古いシャツでした。今はバッグです。
  • We changed the room. Now we use it as an office.
    部屋を変えました。今は仕事部屋として使っています。
  • They used the book to make a movie.
    彼らはその本を使って映画を作りました。
  • We had an idea, and we started a business with it.
    私たちにはアイデアがあり、それを使って事業を始めました。

一文で「変える」を言えなくても、前の状態+今の状態を伝えれば、変化は十分に相手へ伝わります。

関連表現

まとめ

make A into B は、元の物・人・考えAに働きかけ、新しい物・状態Bへ作り変える表現です。語順は make + A + into + B、代名詞なら make it into B、受動態なら A is made into B。材料を説明するmade from・made of、状態変化のturn into、全面改造のmake overと視点を比べると、自然に使い分けられます。

makeを使うほかの表現もまとめて確認したい方は、makeを使った句動詞一覧をご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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