run onの意味は?「~で動く・長く続く」の使い方とgo onとの違い

run onの意味・使い方・go onとの違いを示すアイキャッチ画像

run onは、機械や乗り物が「電気・電池・燃料などで動く」という意味でよく使われます。また、会議や話が予定以上に「長く続く」、人がある話題について「延々と話す」という意味もあります。

一見すると別々の意味ですが、run=動く・進行するon=接触した状態を保って続くという感覚でつながっています。

この記事では、run onの意味・ニュアンス・語順を自然な例文で確認し、go onやlast、drag onとの違いまで整理します。

run onの主な意味

日常会話で押さえたいrun onの使い方は、次の3つです。

  • 機械・乗り物などが、ある動力で動く
  • 会議・出来事などが、予定以上に長く続く
  • ある話題について長々と話し続ける

まず覚えたいのは、商品・設備・乗り物について使うrun on+電源・燃料です。

  • It runs on batteries.
    それは電池で動きます。
  • This car runs on electricity.
    この車は電気で動きます。

しゅみすけ(大山俊輔)

「電池で動く」をwork by batteriesのように直訳するより、It runs on batteries.を一つの型として覚えると、electricityやgasにもすぐ応用できます。

なぜrun onで「~で動く・続く」になる?

runには、人が「走る」だけでなく、機械が「作動する」、事業やシステムが「運営される」、出来事が「進行する」という意味があります。

onの中心には「何かに接触した状態を保つ」感覚があります。そこから、動きが切れずにそのまま続くイメージが生まれます。

機械が電力という支えに乗ったまま動けば「電気で動く」、会議が時間の流れに乗ったまま止まらなければ「長く続く」、人の話が同じ話題に接触したまま進めば「話し続ける」となります。

onを含む句動詞全体の捉え方は、be-rize.comの英語の句動詞一覧|英会話でよく使う基本50選も参考になります。

run onの何かで動く・長く続く・話し続けるという3つの用法を示す解説図

使い方1:電池・電気・燃料などで動く

物+run(s) on+動力源で、「物が~を動力として作動する」という意味になります。主語には機械、乗り物、設備、アプリやシステムなどが来ます。

  • This remote runs on two AAA batteries.
    このリモコンは単4電池2本で動きます。
  • Does this heater run on gas or electricity?
    このヒーターはガス式ですか、電気式ですか。
  • The backup system runs on solar power.
    その予備システムは太陽光で動きます。
  • Most of our delivery vans run on diesel.
    当社の配送車の多くはディーゼルで走ります。
  • The app runs on both iOS and Android.
    そのアプリはiOSとAndroidの両方で動作します。

run on batteriesは複数形が一般的

使用する電池の本数を特定しない一般的な説明では、run on batteriesと複数形にするのが自然です。電池が1本ならrun on a battery、特定の電池ならrun on the batteryとなります。

  • It runs on a rechargeable battery.
    それは充電式バッテリー1個で動きます。

使い方2:予定以上に長く続く

会議、授業、スピーチ、試合などが終わらずに続くとき、run onを使えます。単に継続するだけでなく、予想や予定より長くなるニュアンスを伴うことがよくあります。

  • The meeting ran on for another hour.
    会議はさらに1時間続きました。
  • The interview ran on longer than expected.
    面接は予想以上に長引きました。
  • Her speech ran on well past noon.
    彼女のスピーチは正午をかなり過ぎても続きました。
  • If the class runs on, I may be late.
    授業が長引いたら、遅れるかもしれません。

時間を表す語との組み合わせ

どれくらい続いたかを示すならfor+期間、いつまで続いたかを示すならuntil / past+時点を使います。

  • The discussion ran on for two hours.
    話し合いは2時間続きました。
  • The party ran on until midnight.
    パーティーは真夜中まで続きました。

使い方3:ある話題について長々と話す

人が止まらずに話し続ける場合にもrun onを使います。話題を添えるときはrun on about+話題が自然です。話し手が少し長すぎる、と感じているニュアンスを含むことがあります。

  • He ran on about his new job for ages.
    彼は新しい仕事について延々と話しました。
  • She kept running on about the same problem.
    彼女は同じ問題についてずっと話し続けました。
  • I’m sorry to run on, but this is important.
    長々と話して申し訳ありませんが、これは大切なことです。

この用法は、やや書き言葉的または古風に感じられる場合もあります。日常会話ならkeep talkinggo on aboutのほうが一般的な場面も多いです。

run onとgo onの違い

どちらにも「続く」という意味がありますが、使える範囲と焦点が異なります。

  • run on:機械がある動力で動く/出来事や話が長く続く。予定超過や長さが意識されやすい
  • go on:出来事・状態・行動が続く。さらに「起こる」「続ける」「どうぞ」の意味もある
  • The meeting ran on for an extra hour.
    会議は予定より1時間長引きました。
  • The meeting went on despite the noise.
    騒音にもかかわらず会議は続きました。

run onは「時間が長く伸びた」という点、go onは「途中で止まらず継続した」という点に焦点があります。

run on・last・drag onの違い

  • run on:予定より長く続くことが多い
  • last:ある期間続く。長すぎるという評価は基本的にない
  • drag on:うんざりするほど、だらだら長引く
  • The workshop lasted three hours.
    研修は3時間続きました。
  • The workshop ran on for an extra hour.
    研修は予定よりさらに1時間長引きました。
  • The workshop dragged on all afternoon.
    研修は午後ずっと、うんざりするほど長引きました。

run-on sentenceとは?

run-on sentenceは、独立した文を適切な接続詞や句読点なしでつないだ「連結文・つなぎすぎた文」を指す文法用語です。ここではrun-onが形容詞としてsentenceを説明しています。

たとえば、次の文はrun-on sentenceです。

  • I was tired I went home.
    私は疲れていた、私は家に帰った。

二つの文を区切るか、接続詞を入れます。

  • I was tired, so I went home.
    疲れていたので、家に帰りました。

動詞句のrun onと、ハイフン付きの形容詞run-onを区別しましょう。

日本人が間違えやすいポイント

動力源にはbyではなくon

「電池によって動く」と考えてrun by batteriesとは通常言いません。動力源を表すときはrun on batteries / electricity / gasです。

run on electricityとrun with electricity

機械の動力源を説明する定型的な言い方はrun on electricityです。run with electricityでも文脈によって意味を推測できますが、製品説明ではrun onが自然です。

会議が時間を超えたならrun overも使える

run onは「長く続く」、run overは「予定時間を超える」に焦点があります。時間超過を明確に言いたい場合は、既存のrun overの解説も参考にしてください。

しゅみすけ(大山俊輔)

まずは買い物や旅行で使いやすい Does it run on batteries? を覚えましょう。「電池で動きますか?」を短く自然に確認できます。

簡単な英語で言い換えるなら?

run onがすぐに出てこなくても、基本語で十分伝えられます。

  • 電池で動く:It uses batteries.(それは電池を使います)
  • 電気で動く:It uses electricity.(それは電気を使います)
  • 会議が長引いた:The meeting continued longer than expected.(会議は予想以上に長く続きました)
  • 彼は話し続けた:He kept talking about his job.(彼は仕事について話し続けました)

難しい句動詞を思い出そうとして会話を止めるより、use・continue・keep talkingのような基本表現で意味を直接伝えるのも立派な英会話です。

まとめ

run onの中心には、「何かに接触した状態で、動きや進行が続く」というイメージがあります。

  • It runs on batteries.=それは電池で動く
  • The meeting ran on.=会議が長く続いた
  • He ran on about work.=彼は仕事について長々と話した
  • run-on sentence=適切に区切られていない連結文

まずはrun on+電池・電気・燃料の型から使ってみてください。関連する句動詞を体系的に確認したい方は、英熟語・定型表現のまとめもご覧ください。

runの句動詞をまとめて学ぶ:runを使った句動詞一覧|意味・使い方・語順を整理

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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