runを使った句動詞一覧|意味・使い方・語順と熟語の違いを例文解説

runを使った句動詞一覧|意味・使い方・語順を整理

run は「走る」だけの動詞ではありません。英会話では、run out of coffee(コーヒーを切らす)、run into an old friend(旧友にばったり会う)、run through the plan(計画をざっと確認する)のように、日常・仕事の中心で使われます。

この記事では、runを使った句動詞を、単なるアルファベット順ではなく、頻出度・意味の仕組み・使用場面・語順で整理します。まず10個を覚え、その後に必要な表現を広げてください。

結論:まず覚えたいrunの句動詞10選

句動詞 中心的な意味 短い例文
run out ofの意味・使い方 ~を使い切る、切らす We ran out of milk.
run intoの意味・使い方 偶然会う、問題に直面する I ran into Ken.
run awayの意味・使い方 逃げる、家出する The dog ran away.
run overの意味・使い方 車でひく、時間を超過する、確認する The meeting ran over.
run throughの意味・使い方 ざっと確認する、通しで練習する Let’s run through it.
run something by someoneの意味・使い方 案を人に聞いてみる Can I run this by you?
run onの意味・使い方 ~で動く、長く続く It runs on batteries.
run downの意味・使い方 けなす、車ではねる、弱る、探し出す Don’t run yourself down.
run upの意味・使い方 請求額・借金を膨らませる He ran up a huge bill.
run forの意味・使い方 立候補する、~へ走る She’s running for mayor.

しゅみすけ(大山俊輔)

全部を一度に暗記する必要はありません。まずは run out of、run into、run away の3つを、自分の日常に置き換えて言えるようにしましょう。

runのコアイメージ:「動き続ける・進行する」

runの出発点は「足を動かして走る」ですが、共通する感覚はもっと広く、人・物・機械・計画・時間などが動き続ける、ある方向へ進行することです。

RUNのコアイメージとOUT・INTO・OVER・THROUGH・AWAY・UPの方向

  • out:中にあったものが外へ出て、残りがなくなる
  • into:進んだ先で人・物・問題に接触する
  • over:境界・予定時間・対象を越える
  • through:一方から他方まで通り抜ける
  • away:基準点から離れていく
  • up:上へ、または量・程度が積み上がる

日本語訳をばらばらに覚えるより、「runで動く」+「パーティクルが方向を決める」と考えると、未知の用法にも対応しやすくなります。

意味と場面で整理するrun句動詞一覧

なくなる・消費する・量が増える

出会う・ぶつかる・障害に直面する

離れる・追う・急に移動する

仕事・確認・運営で使う

競争・選挙・人間関係で使う

注意して覚えたい多義表現

語順:分離できる句動詞と、できない句動詞

runの句動詞は、全部が同じ語順ではありません。特に代名詞を使うときは、次の3型に分けると安全です。

語順のポイント
分離可能 run the idea by her / run it by her 目的語が代名詞なら run it by のように中央へ置く
分離不可能 run into him / run after her run him intorun her after にはしない
目的語を取らない The meeting ran over. 自動詞として主語の動き・状態を表す

一方、run someone over(人を車でひく)のように、同じ run over でも他動詞として分離できる用法があります。意味と文型をセットで確認することが大切です。

しゅみすけ(大山俊輔)

代名詞の位置で迷ったら、まずその表現が「前置詞まで含めて一つ」か確認しましょう。run into him や run out of it は途中で切り離しません。

似ている表現の違い

run intoとrun across

run into は人との偶然の出会いに特に自然で、さらに「問題に直面する」にも使えます。run across は人だけでなく、資料・写真・情報などを偶然見つける場面にも向いています。

run awayとrun off

run away は危険・場所・責任などから「逃げる」ことが中心です。run off は「急いで立ち去る」という動作感が強く、他に「コピーを刷る」などの用法もあります。

run throughとrun over

どちらも内容確認に使えます。run through は最初から最後まで順に通す、リハーサルする感覚。run over は要点を手早く見直す感覚です。ただし run over には「車でひく」「時間を超過する」もあるため、文脈に注意します。

run up againstとbe up against

run up against は進めている途中で障害に「ぶつかる」という出来事、be up against は困難や強敵に直面している「状態」に焦点があります。

しゅみすけ式:句動詞が出てこなかったら簡単な英語で言う

句動詞を忘れても、難しい一語へ置き換える必要はありません。何が起きたかを短く直接説明すれば伝わります。

言いたいこと 句動詞 簡単な言い換え
牛乳を切らした We ran out of milk. We don’t have any milk left.
駅でケンに偶然会った I ran into Ken at the station. I met Ken by chance at the station.
案を上司に聞いてみる I’ll run the idea by my boss. I’ll show the idea to my boss and ask what she thinks.
計画をざっと確認する Let’s run through the plan. Let’s check the plan from start to finish.
会議が予定より長引いた The meeting ran over. The meeting finished later than planned.

おすすめの学習順

  1. 日常の最頻出:run out of、run into、run away
  2. 仕事で便利:run through、run something by someone、run over、run on
  3. 方向のイメージで拡張:run after、run across、run around、run up
  4. 多義・限定場面:run down、run in、run up on、run away with

各表現を「意味だけ」で終わらせず、自分の生活に近い1文を作ってください。たとえば We ran out of coffee this morning. のように、時間・人・物を具体化すると記憶に残ります。

まとめ

run句動詞の核は、単なる「走る」ではなく、人・物・計画・機械・時間が動き続け、ある方向へ進むことです。out、into、over、through、away、upなどが、その動きの行き先や結果を加えます。

最初は run out of・run into・run away の3つ、次に仕事で使える run through・run something by someone・run over を覚えましょう。細かな意味・語順・自然な例文は、上の各専門記事で確認できます。

runそのものの感覚を確認:runのコアイメージと基本的な使い方を押さえると、run out of・run intoなどを「途切れず進む動き」から理解できます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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