
shake hands with … は「…と握手する」という意味です。初対面のあいさつ、仕事の面談、合意を確認する場面などでよく使われます。
意味は分かりやすい一方で、「なぜ hand ではなく hands?」「shake Alex’s hand との違いは?」「相手の前には with が必要?」と、実際に文を作ると迷いやすい表現でもあります。この記事では、自然な使い方を場面ごとの例文とともに整理します。
Contents
shake hands withの意味と基本形
shake hands with + 人 = 人と握手するです。ここでの shake は「振る・揺らす」、hands は「手」、with は一緒に行為をする相手を示します。
I shook hands with Maya.
私はマヤと握手しました。
握手は一人では成立せず、二人が互いに手を差し出す行為です。そのため、shake hands は「お互いに握手する」という相互的な響きを持ちます。
なぜhandsは複数形?
一人が差し出すのは通常片手ですが、握手という出来事には「自分の手」と「相手の手」が参加します。英語ではこの行為全体を shake hands という複数形の決まった組み合わせで表します。
We shook hands.
私たちは握手しました。
この文では、相手が we に含まれているので with は不要です。誰と握手したかを後ろから加える場合に、with を使います。
She shook hands with the interviewer.
彼女は面接官と握手しました。
shake hands withとshake someone’s handの違い

次の2つは、どちらも自然で、基本的には同じ出来事を表します。
- I shook hands with Alex. — 私はアレックスと握手しました。
- I shook Alex’s hand. — 私はアレックスの手を取って握手しました。
shake hands with Alex は、アレックスと自分が互いにした行為に焦点があります。一方、shake Alex’s hand は、動詞 shake の目的語としてアレックスの手を置く形です。日本語訳に大きな差を付ける必要はありません。
しゅみすけ(大山俊輔)
時制:shake・shook・shaken
shake は不規則動詞で、活用は shake–shook–shaken です。
- We usually shake hands when we meet.
私たちは会うと、たいてい握手します。 - We shook hands after the meeting.
私たちは会議の後に握手しました。 - I’ve shaken hands with her before.
私は以前、彼女と握手したことがあります。
shaked とはしない点に注意しましょう。
よく使われる場面と自然な例文
初対面・自己紹介
He smiled and shook hands with everyone in the room.
彼は笑顔で、部屋にいた全員と握手しました。
I introduced myself and shook her hand.
私は自己紹介をして、彼女と握手しました。
仕事・面接
I shook hands with the hiring manager before the interview.
面接の前に採用担当者と握手しました。
They shook hands at the end of the negotiation.
彼らは交渉の終わりに握手しました。
shake hands はビジネスで「礼儀正しくあいさつする」動作にも、「話がまとまったことを確認する」動作にもなります。何を意味するかは文脈で決まります。
旅行・交流
Our host shook hands with us at the airport.
ホストは空港で私たちと握手しました。
We shook hands, exchanged names, and started talking.
私たちは握手をして名前を伝え合い、話し始めました。
仲直り・試合後
The two players shook hands after the match.
二人の選手は試合後に握手しました。
Let’s shake hands and put this argument behind us.
握手して、この言い争いはもう終わりにしましょう。
shake hands on a dealは「握手して合意する」
shake hands on … は、合意内容を確認するように握手することです。会話では shake on it もよく使われます。
We shook hands on the deal.
私たちはその取引に合意して握手しました。
It’s a deal. Let’s shake on it.
それで決まりですね。握手しましょう。
ただし、握手だけで必ず法的な契約が成立する、という意味ではありません。重要な取引では書面や正式な手続きを別に確認する必要があります。
handshakeは名詞
handshake は「握手」という名詞です。動作を言う shake hands と区別しましょう。
- She gave me a firm handshake.
彼女は私としっかり握手しました。 - His handshake was gentle.
彼の握手はやさしいものでした。
firm handshake は「しっかりした握手」です。ただし、強く握ればよいという意味ではありません。相手の手を痛めるほど力を入れる必要はありません。
握手はいつでも必要?文化と相手への配慮
握手の習慣は、地域、場面、世代、宗教、個人の考え方によって異なります。英語圏でも、初対面なら必ず握手するとは限りません。会釈、笑顔、手を振るあいさつだけのこともあります。
相手が手を差し出したら応じる、または周囲の様子に合わせると自然です。相手が握手を望まない様子なら、無理に求める必要はありません。
She greeted me with a smile instead of a handshake.
彼女は握手ではなく、笑顔で私にあいさつしました。
日本人が間違えやすいポイント
1.shake hand withと単数にしない
決まった表現は shake hands with です。
× I shook hand with him.
○ I shook hands with him.
2.人の前はtoではなくwith
握手の相手には with を使います。
× I shook hands to the client.
○ I shook hands with the client.
3.shake someone’s handではhandsにしない
所有格を使う形では、通常は相手の片手を指すので単数形です。
○ I shook his hand.
○ I shook hands with him.
4.shake handsとhold handsを混同しない
hold hands は「手をつなぐ」です。恋人、親子、友人などが手をつないだ状態を表し、短いあいさつ動作の shake hands とは違います。
They held hands as they walked along the beach.
二人は浜辺を歩きながら手をつないでいました。
簡単な英語で言い換えるなら
shake hands with がすぐ出てこなくても、伝えたい内容に合わせて次のように言えます。
- We said hello to each other. — 私たちは互いにあいさつしました。
- We greeted each other. — 私たちは互いにあいさつしました。
- We agreed. — 私たちは合意しました。
- Nice to meet you. — はじめまして。
実際に手を握ったことまで正確に伝えるなら shake hands が必要ですが、会話の目的が「初対面のあいさつをした」「話がまとまった」と伝えることなら、簡単な言い換えでも十分です。
関連表現
- shake on it — 握手して合意する
- give someone a handshake — 人と握手する
- hold hands — 手をつなぐ
- wave to someone — 人に手を振る
- give someone a hand — 人を手伝う
hand を使う表現は多く、直訳だけでは意味を取りにくいものもあります。体の部位の英語を整理したい方は、hand・arm・fingerなど「手」に関する英語の違いも参考にしてください。
まとめ
shake hands with + 人 は「人と握手する」です。hands は複数形、相手の前には with を置きます。shake someone’s hand も自然で、前者は互いの行為、後者は相手の手を目的語にする形です。
まずは I shook hands with … と We shook hands. の2パターンを、自分の経験に当てはめて使ってみましょう。
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