You and whose army?の意味は?挑発的な使い方と失礼度

You and whose army?の意味・使い方・失礼度

You and whose army? は、相手の脅しや強気な発言に対して、「お前一人で何ができる?」「誰を味方につけてやるつもり?」と挑発的に返す英語の決まり文句です。

本物の軍隊について質問しているわけではありません。相手には自分を止めたり、言うことを聞かせたりする力がない、とあざ笑うニュアンスがあります。映画やドラマでは耳にしますが、現実の会話ではかなり失礼になり得ます。

You and whose army?の意味

自然な日本語にすると、場面に応じて次のようになります。

  • お前と誰がやるって?
  • 誰を味方につけるつもり?
  • お前一人で何ができる?
  • どうやって私を止めるの?
  • できるものならやってみろ

A: I’m going to make you leave.
ここから出ていってもらうからな。

B: You and whose army?
お前一人でどうやって?

Bは方法を尋ねているのではなく、「あなたにそんな力はない」と相手を挑発しています。

なぜarmyが出てくるの?

army は「軍隊」です。この表現では、相手の力を大げさに否定するために使われています。

省略されている感覚を補うと、次のようになります。

You—and which army—is going to do that?
あなたと、どの軍隊がそれをするつもりなの?

つまり、「あなた一人では無理だろう。軍隊でも連れてくるの?」という皮肉です。実際の文法を一語ずつ組み立てて作るというより、You and whose army? を一つの決まり文句として覚えるのが自然です。

しゅみすけ(大山俊輔)

whose armyを「誰の軍隊?」とだけ訳すと、会話の意図をつかみにくくなります。「あなたにはそれを実行する力がない」という挑発が本体だと考えましょう。

どんな場面で使われる?

1.脅しに対して強気に言い返す

A: You’ll give me that file, whether you like it or not.
嫌でも、そのファイルを渡してもらう。

B: You and whose army?
誰を連れてきてやるつもり?

対立をさらに強める返しです。現実の職場では使わないほうがよいでしょう。

2.友達同士で冗談として使う

A: I’m taking the last slice of pizza.
最後のピザは僕がもらうよ。

B: You and whose army?
誰がそうさせるって?

親しい友人同士なら、笑いながら大げさに言うことで冗談になります。ただし、表情や関係性によっては本気の反発にも聞こえます。

3.映画・ドラマの対立場面

悪役や反抗的な人物が、相手を怖がっていないことを示すセリフとして使われます。短い一言で、人物の自信、無謀さ、挑発的な性格を表せるからです。

You and whose army、I'd like to see you try、Who saysのニュアンスと失礼度の違い

失礼度はどのくらい?

You and whose army? の失礼度は高めです。相手の能力や影響力を軽蔑し、正面から挑戦する表現だからです。

  • 親しい友人との明らかな冗談:使える場合がある
  • 口論:対立を強める
  • 職場:不適切になりやすい
  • 上司・顧客・初対面の人:避ける

特に、低い声でにらみながら言うと、ほぼ完全な挑発になります。

Who says?との違い

Who says? は、「誰がそう言っているの?」「誰が決めたの?」と根拠を問い返す表現です。言い方によって反抗的にもなりますが、You and whose army?ほど直接的に相手の力をあざ笑うわけではありません。

A: You can’t apply for that position.
その職には応募できないよ。

B: Who says?
誰がそう言っているの?

I’d like to see you try.との違い

I’d like to see you try. は、直訳すると「あなたがやってみるところを見たい」です。会話では「できるものならやってみて」という挑戦になります。

A: I can beat you easily.
君には簡単に勝てるよ。

B: I’d like to see you try.
できるならやってみて。

You and whose army?は「味方を連れてきても無理だろう」というあざ笑い、I’d like to see you try.は「実際にやって証明してみろ」という挑戦に重点があります。

What are you going to do about it?との違い

What are you going to do about it? は、「それで、どうするつもり?」という意味です。普通の質問にもなりますが、問題を起こした本人が開き直って言うと、「文句があるならどうする?」という挑発になります。

Yes, I took your seat. What are you going to do about it?
そうだよ、君の席を取った。それでどうする?

こちらも対立を強めるため、現実の口論では注意が必要です。

日本人が間違えやすいポイント

whoseをwho’sと書かない

whose は「誰の」、who’swho is または who has の短縮形です。この表現は「誰の軍隊」なので whose army と書きます。

普通の質問として使わない

本当に同行者を尋ねたいなら、次のように言います。

Who’s coming with you?
誰があなたと一緒に来るの?

You and whose army?と言うと、冗談または挑発として受け取られます。

軽い反対意見には強すぎる

相手と意見が違うだけなら、I don’t think so.I see it differently. で十分です。

表現が出てこないときの簡単な言い換え

挑発ではなく、自分の立場を落ち着いて伝えたいなら、基本語で次のように言えます。

  • I don’t think you can do that.(あなたにそれができるとは思いません)
  • Why do you think you can stop me?(なぜ私を止められると思うのですか)
  • I’m not going to do that.(私はそうしません)
  • Let’s talk about this calmly.(落ち着いて話しましょう)
  • Who says?(誰がそう言っているのですか)

しゅみすけ(大山俊輔)

映画の強いセリフを、そのまま現実の会話で使う必要はありません。「私は従わない」「なぜそう思うの?」と直接言えば、意図を伝えながら無用な衝突を避けられます。

短い会話例

A: I’m hiding the remote so you can’t change the channel.
チャンネルを変えられないように、リモコンを隠すからね。

B: You and whose army?
誰がそんなことをさせるって?

A: Relax. I’m kidding.
落ち着いて。冗談だよ。

このように、内容が軽く、双方が冗談だと分かっている場面なら、遊び心のある返しとして成立します。

まとめ

You and whose army? は、「お前一人で何ができる?」「誰を味方につけてやるつもり?」と相手の脅しをあざ笑う挑発的な表現です。

映画やドラマでは印象的ですが、失礼度は高めです。現実の会話では、I don’t think you can do that.Let’s talk about this calmly. など、意図を直接伝える表現に言い換えるほうが安全です。

相手がトラブルを招きそうな行動をしているときの別表現は、You’re asking for trouble.の専門記事でも解説しています。ほかの決まり文句は、英熟語・定型表現の親記事から確認できます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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