
英会話で相手が You see, … と話し始めるのを聞いたことはありませんか? 単語だけを見ると「あなたは見る」ですが、会話ではたいてい、「実はね」「というのも」「ほら、事情はこうなんです」という感覚で、相手が話を理解しやすいように背景や理由を補う合図です。
この記事では、You see, … の意味・使い方・語順を自然な例文から確認し、The thing is、after all、becauseとの違いまで整理します。
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You see, … の基本的な意味
You see, … は、これから説明や背景情報を加えることを相手に知らせる会話表現です。日本語では場面に応じて、次のように訳せます。
- 実はね
- というのも
- ほら
- 事情を説明すると
大事なのは、「見る」という動作よりも、相手に状況を分かってもらう働きが中心だという点です。
I can’t stay long. You see, I have an early meeting tomorrow.
長居できないんです。というのも、明日の朝早く会議があるんです。
最初の文だけでは分からない事情を、You see, … 以下で補っています。
しゅみすけ(大山俊輔)
ネイティブが感じるニュアンス
You see, … には、単に理由を述べるだけでなく、「事情を知れば、私の言いたいことが分かるでしょう」と相手を説明へ導くニュアンスがあります。話し手は、相手がまだ知らない情報や見落としている背景を補おうとしています。
そのため、言い方が柔らかければ親しみのある説明になりますが、相手がすでに分かっていることに何度も使うと、「教えてあげますよ」という上から目線に聞こえる場合があります。語そのものより、声の調子と使う頻度が印象を左右します。
You see, … のよく使う形と語順
1.文頭で背景や理由を導く
最も分かりやすい形は、説明する文の前に置く形です。
You see, + 主語 + 動詞 …
You see, we’ve known each other since college.
実は、私たちは大学時代からの知り合いなんです。
You see, this train doesn’t stop at the airport.
ほら、この電車は空港には停まらないんです。
2.文末に置いて後から事情を補う
…, you see. のように文末へ置くこともあります。この形では、先に説明を述べ、最後に「そういう事情なんです」と相手の理解を促します。
I couldn’t call you. My phone was dead, you see.
電話できなかったんです。携帯の充電が切れていたもので。
She knows this neighborhood well. She grew up here, you see.
彼女はこの辺りに詳しいんです。ここで育ったものですから。
3.You see? と Do you see? は別の働き
You see, … は説明を始める合図です。一方、語尾を上げた You see? や Do you see? は「分かりますか?」と理解を確認する表現です。
You see, the entrance is on the other side.
ほら、入口は反対側にあるんです。
Do you see why we need more time?
なぜもっと時間が必要なのか分かりますか?
場面別の自然な例文
日常会話
I’d rather eat at home. You see, I’m trying to save money.
家で食べたいな。実は、節約しようとしているんだ。
仕事
We may need to move the deadline. You see, two people on our team are out sick.
締め切りを動かす必要があるかもしれません。というのも、チームの2人が病欠しているんです。
恋愛・人間関係
I wasn’t ignoring you. You see, I needed some time to think.
無視していたわけじゃないんだ。実は、少し考える時間が必要だったんだ。
海外旅行
Could we have a table near the door? You see, my father has trouble walking.
ドアの近くの席にしていただけますか。父は歩くのが大変なもので。
家庭・暮らし
The kids are already asleep. They had a long day, you see.
子どもたちはもう寝ています。今日は長い一日だったものですから。
You see、The thing is、after all、because の違い

You see, …:相手の理解を助ける背景説明
相手が事情を知らない、または話のつながりが見えにくいときに、理解を助ける情報を加えます。
You see, I’ve never driven in snow before.
実は、雪の中を運転したことがないんです。
The thing is, …:事情・問題・本音を切り出す
The thing is, … は、言いにくい事情、問題点、本題を切り出すときに向いています。
The thing is, we can’t afford it right now.
問題は、今はそれを買う余裕がないことなんです。
after all:すでに共有できる理由を念押しする
after all は、「結局のところ」「だって〜なのだから」と、判断を支える理由を念押しします。「なにしろ」の使い分けは、after all・you see・the thing is の違いでも確認できます。
Let’s invite Maya. After all, she helped us organize the event.
マヤも招待しようよ。何しろ、イベントの準備を手伝ってくれたんだから。
because:理由を文の一部として直接示す
because は接続詞で、理由を文法的に直接つなぎます。会話の合図である You see, … より、理由そのものを明確に表す形です。
I left early because I wasn’t feeling well.
体調がよくなかったので、早く帰りました。
日本人が間違えやすいポイント
「あなたは見る」と直訳しない
会話を導く You see, … では、see を視覚の「見る」と捉える必要はありません。「事情を知れば分かる」という理解のイメージです。
「分かりますか?」のつもりで文頭に置かない
You see, … は基本的に説明が続きます。理解を質問するなら、Do you see?、Do you understand?、柔らかく確認するなら Does that make sense? などを使います。
連発しない
一つひとつの説明に You see を付けると、くどく聞こえたり、相手を子ども扱いしている印象を与えたりします。本当に背景を補う必要がある場面に絞りましょう。
硬い文章では直接的な接続を選ぶ
You see は主に会話的な表現です。報告書や正式なメールでは、because、since、the reason is that … などで論理関係を直接示すほうが自然です。
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
You see, … を無理に使わなくても、理由や事情を簡単な英語で直接伝えれば十分です。
- It’s because …(それは〜だからです)
- The reason is …(理由は〜です)
- Here’s why.(理由はこうです)
- because … を使って一文につなぐ
I can’t join you. It’s because I have to work tonight.
一緒に行けません。今夜、仕事をしなければならないからです。
I have to work tonight, so I can’t join you.
今夜は仕事なので、一緒に行けません。
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ
You see, … は、相手が話を理解しやすいように背景や理由を補う、「実はね」「というのも」「ほら」に近い会話表現です。
- You see, + 文 で説明を導く
- 文, you see. で後から事情を添える
- Do you see? のような理解確認とは区別する
- The thing is は事情・問題の切り出し、after all は理由の念押し
- 言い方や連発によっては上から目線に響くため、必要な場面で使う
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