The thing is, …の意味は?「実はね・問題はね」の使い方とThe point isとの違い

The thing is, ...の意味「実はね・問題はね」を表す会話

誘いを断る理由や、予定どおりに進められない事情を話すとき、いきなり本題を言うと少しぶっきらぼうに聞こえることがあります。そんな「ここから事情を説明します」という合図になるのが、The thing is, … です。

日本語では「実はね」「問題はね」「というのも」のように訳せます。ただし、単なる事実の説明ではなく、少し言いにくい事情・障害・本音を切り出すときによく使われるのがポイントです。

The thing is, …の基本的な意味

The thing is, … は、直訳すると「そのことは〜です」ですが、会話では「実はね」「問題はね」という前置きとして働きます。

  • The thing is, I already have plans tonight.
    実は、今夜はもう予定があるんです。
  • The thing is, we don’t have enough time.
    問題は、時間が足りないことです。
  • The thing is, I’m not ready to make a decision yet.
    実は、まだ決断する準備ができていないんです。

「thing=物」と一語ずつ訳すより、これから相手が知るべき事情を提示する会話の標識として捉えると分かりやすくなります。

しゅみすけ(大山俊輔)

The thing is, …を聞いた相手は、「ここから事情や問題の説明が来る」と身構えます。日本語の「実はね」に近い間の取り方ができる表現です。

どんな場面で使う?

1.誘いや依頼を断る理由を伝える

A: Do you want to join us for dinner?
夕食、一緒にどう?

B: I’d love to. The thing is, I have an early meeting tomorrow.
行きたいんだけど、実は明日の朝早く会議があるんだ。

I can’t. とだけ言うよりも、事情を説明する姿勢が伝わります。

2.仕事上の問題や制約を切り出す

The thing is, the client changed the deadline.
問題は、クライアントが締め切りを変更したことです。

The thing is, we need approval before we can move forward.
問題は、先へ進む前に承認が必要なことです。

3.本音や言いにくい気持ちを伝える

The thing is, I don’t feel comfortable with that plan.
実は、その計画にはあまり納得できていないんです。

The thing is, I really like you, but I need more time.
実は、あなたのことは本当に好きだけど、もう少し時間が必要なの。

4.旅行や暮らしの困りごとを説明する

The thing is, I left my passport at the hotel.
実は、パスポートをホテルに置いてきてしまいました。

The thing is, this table is a little too big for our kitchen.
問題は、このテーブルがうちのキッチンには少し大きすぎることです。

よく使う形と文法

The thing is, + 完全な文

もっとも会話らしく、よく使われる形です。is の後で軽く間を置き、そのまま文を続けます。

The thing is, I can’t afford it right now.
実は、今はそれを買う余裕がないんです。

The thing is that + 完全な文

that を入れる形も文法的に正しく、事情を一まとまりの内容として明示します。会話では that を省いた形のほうが軽く自然なことが多いです。

The thing is that nobody told me about the change.
問題は、その変更について誰も私に教えてくれなかったことです。

The thing about A is that …

人や物事の特徴・難点を説明するときは、The thing about A is that … を使えます。

The thing about this app is that it takes time to learn.
このアプリについて厄介なのは、使い方を覚えるのに時間がかかることです。

The point is・Actually・Here’s the thingとの違い

The thing is・The point is・Actually・Here’s the thingの違い

The thing is:事情・問題を切り出す

The thing is, we can’t finish this by Friday.
問題は、金曜日までにこれを終えられないことです。

話し手が抱える事情、障害、言いにくい内容へ焦点を移します。

The point is:話の核心を示す

The point is, we need to decide today.
要するに、今日決める必要があるということです。

The point is は、話の中で最も大事な点や結論を示します。事情説明ではなく「結局何が重要なのか」を伝える表現です。詳しくはThe point is, …の意味とThe thing isとの違いで解説しています。

Actually:事実を訂正・補足する

Actually, the meeting starts at ten.
実は、会議は10時に始まります。

Actually は、相手の想定を訂正したり、意外な事実を補足したりします。必ずしも問題や言いにくい事情が続くわけではありません。「実は」の表現全体はActually・In fact・To tell the truthの違いも参考にしてください。

Here’s the thing:注意をこちらへ向ける

Here’s the thing: we only have one chance.
いいですか。チャンスは一度しかありません。

Here’s the thing は「大事なことを言います」と聞き手の注意を強く引く響きがあります。The thing is よりも、やや積極的・演出的に本題を提示します。

言い訳っぽく聞こえないためのコツ

The thing is, … の後に理由だけを並べると、場面によっては言い訳に聞こえます。特に仕事では、事情の後に自分の対応や提案を続けると建設的です。

The thing is, I missed the deadline. I’m sorry, and I’ll send the finished version by noon.
実は、締め切りに間に合いませんでした。申し訳ありません。完成版を正午までに送ります。

The thing is, we’re short on staff. Could we move the launch to Monday?
問題は、人手が足りないことです。公開を月曜日に変更できませんか。

しゅみすけ(大山俊輔)

事情を伝えた後に「だからどうしたいか」を一文加えると、言い訳ではなく相談として聞こえやすくなります。

日本人が間違えやすいポイント

毎回「問題は」と訳さない

thing が指す内容は、深刻な問題とは限りません。軽い予定の都合や個人的な好みなら、「実はね」「というのも」のほうが自然です。

書き言葉で多用しない

会話では自然ですが、正式な報告書では The problem is that …The main issue is …However, … など、内容が明確な表現が適することがあります。

前置きだけで止めない

The thing is… と語尾を濁すこともありますが、学習者はまず、その後に事情を短い文で続ける形を身につけましょう。

すぐ出てこないときの簡単な言い換え

The thing is, … を思い出せなくても、難しい表現は必要ありません。

  • I have a problem.(困ったことがあります)
  • The problem is, …(問題は〜です)
  • I need to tell you something.(伝えたいことがあります)
  • I can’t because …(〜なのでできません)
  • There’s one problem.(一つ問題があります)

たとえば、The thing is, I have to work tomorrow. が出なければ、I can’t go because I have to work tomorrow. で十分に伝わります。

まとめ

The thing is, … は、「実はね」「問題はね」と、事情・障害・言いにくい本音を切り出す会話表現です。

  • The thing is:事情や問題を示す
  • The point is:話の核心や結論を示す
  • Actually:事実を訂正・補足する
  • Here’s the thing:注意を引いて本題を提示する

まずは The thing is, I … の形で、自分の予定や困りごとを一文続けてみましょう。事情の後に提案や対応まで添えると、会話がより自然に前へ進みます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

ご相談専門お電話番号

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

恋と仕事に効く英語:News Letterの一覧