
You said it. は、相手の発言に「まさにその通り」「ほんとそれ」と強く同意するカジュアルな会話表現です。
直訳は「あなたがそれを言った」ですが、会話では「よくぞ言ってくれた」「私もまったく同じ意見だ」という気持ちを表します。この記事では、なぜ同意になるのか、自然な場面、似た表現との違い、返し方まで独自例文で解説します。
Contents
You said it.の基本的な意味
- まさにその通り
- ほんとそれ
- よくぞ言ってくれた
- 私もまったく同感
相手が自分の気持ちを的確に言葉にしてくれたときの短い相づちです。事実確認の「あなたがそう言ったよね」ではなく、相手の発言内容に強く同意します。
A: This meeting could have been an email.
B: You said it.
A:この会議、メールで済んだよね。
B:ほんとそれ。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜ「あなたが言った」が同意になる?
it は、相手が今言った内容を指します。You said it. は文字どおりには「あなたがそれを言った」ですが、「私が付け加えることはない。あなたがぴったり言い表した」という含みが生まれます。
日本語でも、誰かが核心を突いたときに「それ!」「よく言った!」と返します。英語でも、発言そのものを指して評価することで強い同意になります。
ネイティブが感じるニュアンス
You said it. は短く、くだけた、少し勢いのある同意です。特に、共通の不満・疲れ・驚き・喜びについて相手が的確なことを言ったときに自然です。
A: We need a vacation after this project.
B: You said it!
A:このプロジェクトが終わったら休暇が必要だね。
B:まったくその通り!
目上の相手との厳格な会議では軽すぎる場合があります。その場合は I completely agree. や That’s exactly right. が無難です。
よく使われる形とイントネーション
You said it.
落ち着いた強い同意。語尾を下げて言うことが多い表現です。
A: Good communication matters more than fancy tools.
B: You said it.
A:高機能なツールより、よい意思疎通の方が大事だね。
B:まさにその通り。
You said it!
感嘆符をつけるような勢いで言えば、熱い共感や「よく言った!」の感じが強まります。
A: Nobody should have to work through lunch every day.
B: You said it!
A:毎日昼休みまで働くなんて、誰もしなくていいはずだよ。
B:ほんとその通り!
Well, you said it.
Well を加えると、「まあ、あなた自身がそう言ったからね」と皮肉や確認になる場合があります。感情と文脈に注意しましょう。
場面別の自然な例文
日常会話
A: Cleaning takes twice as long as making the mess.
B: You said it.
A:散らかす時間の倍、片づけにかかるよね。
B:ほんとそれ。
仕事
A: A clear deadline would save everyone a lot of stress.
B: You said it. Let’s confirm it today.
A:締め切りが明確なら、みんなのストレスがかなり減りますね。
B:まさにその通り。今日確認しましょう。
恋愛・人間関係
A: Being honest is better than making someone guess.
B: You said it.
A:相手に察してもらおうとするより、正直に話す方がいいよね。
B:本当にその通り。
海外旅行
A: The best meals are often away from the tourist spots.
B: You said it. This little place is amazing.
A:最高の食事って、観光地から離れた所にあることが多いね。
B:まさにそう。この小さなお店、最高だよ。
家庭・暮らし
A: We don’t need more storage. We need less stuff.
B: You said it.
A:収納を増やすんじゃなくて、物を減らす必要があるね。
B:ほんとそれ。
似た同意表現との違い

You can say that again.
「本当にその通り」という強い同意です。直訳の「もう一度言っていい」から、「何度言ってもいいほど同感」という誇張になります。You said it. より少しイディオムらしく、強調が目立ちます。詳しくは「You can say that again.の意味と使い方」をご覧ください。
You’re telling me.
「ほんとそれ」「こっちこそよく分かる」。相手の話を自分も身をもって知っている、という共感が強い表現です。You said it. は相手の発言の的確さに同意し、You’re telling me. は「私も経験している」という温度が加わります。「You’re telling me.のニュアンス」も参考になります。
Exactly.
「その通り」と正確な一致を示す万能な一語です。仕事でも使いやすく、You said it. より中立的です。「まさに」に当たる語の違いは「Exactly・Truly・Indeedの違い」で解説しています。
I couldn’t agree more.
「これ以上同意できないほど同意する」、つまり「大賛成」です。やや長く、意見への全面的な賛成を明確に伝えます。「I couldn’t agree more.の意味」もあわせて確認できます。
You took the words right out of my mouth.
「私が言おうとしていたことを、そのまま言った」。単なる同意より、相手が自分の発言を先に言ったことに焦点があります。
You said it.への返し方
同意を受け止め、会話を続ける短い返答が自然です。
- Exactly.(そう、まさにそれ。)
- I know, right?(だよね?)
- Glad we agree.(意見が合ってよかった。)
- Someone had to say it.(誰かが言わないとね。)
- Absolutely.(本当にそう。)
A: Remote meetings need shorter agendas.
B: You said it.
A: Glad we agree.
A:オンライン会議は議題をもっと短くするべきですね。
B:まさにその通り。
A:意見が合ってよかったです。
日本人が間違えやすいポイント
過去の発言確認と混同しない
Did you say that? は「そう言いましたか?」という質問。You said that. は「あなたはそう言った」という事実確認です。一方、決まり文句の You said it. は、直前の意見への同意です。
自分の発言にYou said it.と言わない
You は相手を指します。自分がうまく言い表したという意味では使いません。
フォーマルな場面では言い換える
友人・同僚との会話には自然ですが、顧客への正式な返答なら I completely agree with that point. の方が丁寧です。
You say it.に変えない
定番の同意表現は過去形の You said it. です。You say it. では「あなたがそれを言う」という通常の現在形になり、同じ決まり文句にはなりません。
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単な英語での言い換え
- I agree.(同感です。)
- That’s true.(それは本当ですね。)
- You’re right.(あなたの言う通りです。)
- Exactly.(まさにその通り。)
- I think so too.(私もそう思います。)
まとめ
You said it. は、相手が自分の気持ちや意見を的確に言い表したときの「まさにその通り」「ほんとそれ」です。「あなたが言った」という直訳から、「もう付け加えることがないほど的確に言った」という強い同意へつながります。
カジュアルで勢いのある表現なので、友人や同僚との会話にぴったりです。フォーマルな場面では I completely agree. などへ言い換えましょう。
ほかの定番表現は「英熟語・定型表現のまとめ」から確認できます。









