
in order to + 動詞の原形 は、「〜するために」「〜する目的で」という意味です。行動の目的をはっきり示したいときに使います。
I left early in order to avoid traffic.
渋滞を避けるために、早めに出発しました。
多くの場合、短い to avoid traffic でも同じ目的を表せます。ただし in order to を使うと、「避けることが早く出た目的です」と関係が明確になります。
この記事では、in order to の意味・語順・否定形、普通のto不定詞、so as to、so thatとの違いを自然な例文で解説します。
Contents
in order toの意味は「〜するために」
基本形は次の通りです。
主語 + 行動 + in order to + 動詞の原形
- in order to save money:お金を節約するために
- in order to improve my English:英語を上達させるために
- in order to catch the train:電車に間に合うために
order には「命令」という意味もありますが、この表現を「命令するために」と考える必要はありません。ここでは「物事を整えること・目的に向けた段取り」の感覚があり、まとまり全体で目的を表します。
しゅみすけ(大山俊輔)
語順と文法|後ろは動詞の原形
in order to の後ろには、必ず動詞の原形を置きます。
We need more data in order to make a decision.
決定を下すためには、さらにデータが必要です。
She practices every day in order to speak more confidently.
彼女はもっと自信を持って話せるように、毎日練習しています。
to はここでは不定詞の一部です。前置詞のtoではないため、後ろを名詞や動名詞にはしません。
- ○ in order to improve
- × in order to improvement
- × in order to improving
文頭にも文末にも置ける
文末:行動を言ってから目的を補う
I wrote everything down in order to remember it.
忘れないように、すべて書き留めました。
会話では、この語順が自然です。
文頭:目的を先に示す
In order to remember new words, try using them in conversation.
新しい単語を覚えるために、会話で使ってみましょう。
文頭に置くと、目的を先に提示してから方法や必要な行動を説明できます。文頭のまとまりの後ろには、通常コンマを置きます。
否定形in order not to do
「〜しないために」は、in order not to + 動詞の原形 です。not はtoの前に置きます。
I turned off notifications in order not to be distracted.
気が散らないように、通知を切りました。
She spoke quietly in order not to wake the baby.
赤ちゃんを起こさないように、彼女は静かに話しました。
- ○ in order not to forget
- × in order to not forget
to not forget も実際の英語では使われますが、学習者はまず標準的な not to forget の語順を覚えると安全です。
in order toと普通のto不定詞の違い

日常会話では、目的を表す普通の to + 動詞 が最も自然で簡潔です。
I went to the store to buy milk.
牛乳を買うために店へ行きました。
I went to the store in order to buy milk.
牛乳を買うために店へ行きました。
意味はほぼ同じですが、後者は目的を強く、または明確に示します。単純な日常行動で毎回 in order to を使うと、少し丁寧すぎる、重いと感じられる場合があります。
in order toが役立つ場面
- 文が長く、toの役割を明確にしたい
- 行動の目的を強調したい
- 説明文・仕事の文書で論理関係を示したい
- 否定目的を in order not to で明確にしたい
The system was updated in order to reduce errors and improve security.
エラーを減らし、セキュリティを向上させるために、システムが更新されました。
so as toとの違い
so as to + 動詞の原形 も「〜するために」です。in order toと意味は近いものの、so as toはやや硬く、フォーマルな文章で見かけます。
Please submit the form early so as to avoid delays.
遅れを避けるため、早めにフォームを提出してください。
否定形は so as not to do です。
He lowered his voice so as not to disturb anyone.
誰の邪魔にもならないよう、彼は声を落としました。
普段の会話では to do や in order to do のほうが使いやすいでしょう。
so thatとの違い|主語を変えられる
in order to の目的を実行する人は、原則として主節の主語と同じです。
I opened the window in order to let in some fresh air.
新鮮な空気を入れるために、私は窓を開けました。
一方、so that + 主語 + can / could / will / would なら、目的部分に別の主語を置けます。
I opened the window so that everyone could get some fresh air.
みんなが新鮮な空気を吸えるように、私は窓を開けました。
「私が窓を開ける」「みんなが空気を吸う」のように主語が異なるため、in order toではなくso that節が自然です。詳しくは目的を表すso thatの意味と使い方をご覧ください。
for the purpose of …ingとの違い
for the purpose of + 動名詞 は「〜する目的で」という非常に明示的でフォーマルな表現です。規約、申請書、公的説明などに向いています。
The information is collected for the purpose of improving our service.
その情報はサービス改善を目的として収集されます。
日常会話では to improve our service や in order to improve our service のほうが自然です。語順を含む詳しい解説はfor the purpose of …ingの意味と使い方にまとめています。
日常会話・仕事で使える例文
仕事
We shortened the meeting in order to give everyone more work time.
全員の作業時間を増やすために、会議を短くしました。
Please log in again in order to update your account.
アカウントを更新するために、もう一度ログインしてください。
I double-checked the figures in order not to send the wrong report.
間違った報告書を送らないように、数字を再確認しました。
学習
I listen to podcasts in order to get used to natural English.
自然な英語に慣れるために、ポッドキャストを聴いています。
She keeps a notebook in order to review useful phrases later.
彼女は役立つフレーズを後で復習できるよう、ノートを付けています。
旅行・暮らし
We booked early in order to get cheaper tickets.
安いチケットを取るために、早めに予約しました。
I set two alarms in order not to miss my flight.
飛行機に乗り遅れないよう、アラームを2つ設定しました。
人間関係
I chose my words carefully in order not to hurt her feelings.
彼女の気持ちを傷つけないよう、言葉を慎重に選びました。
We talked openly in order to understand each other better.
お互いをもっと理解するために、率直に話しました。
日本人が間違えやすいポイント
目的を実行する主語を確認する
× I spoke slowly in order for my client to understand.
この形を見かけることもありますが、初級者にはso thatを使うほうが明確です。
I spoke slowly so that my client could understand.
顧客が理解できるように、私はゆっくり話しました。
結果を表す文には使わない
in order toは意図した目的を表します。予想外の結果には使いません。
He hurried to the station, only to find that the train had left.
彼は駅へ急ぎましたが、着いてみると電車は出た後でした。
電車が出たことは急いだ目的ではないため、in order toは使えません。
簡単な会話で使いすぎない
「コーヒーを買いに行く」なら I’m going out to get coffee. が自然です。in order toは間違いではありませんが、目的を特に明示する必要がなければ普通のtoで十分です。
しゅみすけ(大山俊輔)
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
- I study every day to improve.
上達するために毎日勉強します。 - I did this because I wanted to help.
助けたかったので、これをしました。 - This will help us save time.
これで時間を節約できます。 - I spoke slowly so everyone could understand.
全員が理解できるよう、ゆっくり話しました。
まとめ
- in order to + 動詞の原形 は「〜するために」
- 行動の目的を明確に、または強く示す
- 否定は in order not to do
- 普段の会話では短い to do で十分なことが多い
- so as to はやや硬く、so that は目的部分の主語を変えられる
ほかの英熟語・定型表現は、英熟語・定型表現の一覧から確認できます。









