
upwards of / upward ofは、「~を超えて」「およそ~以上」という意味です。正確な数が確定していないものの、示した数値より多いと見込まれるときに使います。
Upwards of 1,000 people attended.なら、「1,000人を超える人が参加した」「参加者はおよそ1,000人以上だった」という意味です。この記事では、英米の形の違い、自然な語順、more than・over・at leastとのニュアンス差を解説します。
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upwards of / upward ofの意味
基本的な意味は、次の2点です。
- ある数値を超えて
- 少なく見積もってその程度で、実際にはもっと多い可能性がある
The repairs could cost upwards of $5,000.
修理には5,000ドルを超える費用がかかる可能性があります。
She works upward of 60 hours a week.
彼女は週に60時間を超えて働きます。
単なる厳密な比較というより、費用・人数・時間・距離などの大きめの概算を伝える場面でよく使われます。
なぜupwards ofで「~以上」になるの?
upward / upwardsには、「上の方向へ」という意味があります。数値の後ろ側ではなく、基準となる数からさらに上へ伸びていくイメージです。
つまり、upwards of 100は「100を起点として、それより上の数へ」という感覚です。そのため、「100を超えて」「およそ100以上」と訳せます。
しゅみすけ(大山俊輔)
upwards ofとupward ofはどちらが正しい?
どちらも正しい表現で、意味もほぼ同じです。
- upwards of:イギリス英語で特によく見られる
- upward of:アメリカ英語で比較的よく見られる
ただし、これは絶対的な区別ではありません。話者や媒体によって両方が使われます。自分で使う際は、英式ならupwards of、米式ならupward ofを基本にすると表記をそろえやすいでしょう。
語順は「upwards of+数字+名詞」
基本形は、upwards of / upward of+数値です。
upwards of 200 guests
200人を超える来客
upward of ten years
10年を超える期間
The project may take upwards of six months.
そのプロジェクトには6か月を超える期間がかかるかもしれません。
数字の前に置き、ひとかたまりで数量を修飾すると考えましょう。
upwards ofを使う自然な例文
お金・費用
A wedding there can cost upwards of two million yen.
そこで結婚式をすると、200万円を超えることがあります。
Some apartments sell for upward of a million dollars.
一部のマンションは100万ドルを超える価格で売られます。
人数・数量
Upwards of 30,000 fans filled the stadium.
3万人を超えるファンがスタジアムを埋めました。
The company receives upward of 500 applications each year.
その会社には毎年500件を超える応募があります。
時間・年齢・距離
The journey can take upwards of eight hours in winter.
冬には移動に8時間を超えてかかることがあります。
The building is upward of 100 years old.
その建物は築100年を超えています。
upwards of・more than・over・at leastの違い

| 表現 | 中心となる意味 | ニュアンス |
|---|---|---|
| upwards of 100 | 100を超えて・およそ100以上 | 概算で、さらに多い可能性を感じさせる |
| more than 100 | 100より多い | 直接的で中立的な比較 |
| over 100 | 100を超えて | 簡潔で会話・報道ともに一般的 |
| at least 100 | 最低100 | 100を含み、それより少なくないことを明示 |
more thanとの違い
more thanは、単純に数値より多いことを示します。
More than 100 people attended.
100人より多くの人が参加しました。
一方、upwards ofは「少なく見てもその程度で、もっと多いかもしれない」という概算の響きがあります。
overとの違い
overも「~を超えて」で、数字の前で非常に一般的です。upwards ofより短く、日常会話でも使いやすい表現です。
The repairs cost over $5,000.
修理費は5,000ドルを超えました。
at leastとの違い
at least 100は「100を最低ラインとして、それより少なくない」という意味です。通常、100そのものも含みます。
これに対し、upwards of 100は「100を超える数」をやや幅を持たせて示す表現です。数学的に「100以上」と厳密に言いたい場面では、文脈に応じて100 or moreやat least 100を使うほうが明確です。
in excess ofとの違い
in excess ofも「~を超えて」ですが、upwards ofよりフォーマルです。契約、金融、統計、規則などで使われやすく、「定められた量を超過する」という響きを持つこともあります。
Losses were in excess of $2 million.
損失は200万ドルを超えました。
詳しくはin excess ofの意味と使い方をご覧ください。
日本人が間違えやすいポイント
厳密な「以上」と同じとは限らない
日本語の「100以上」は、数学では100を含みます。しかし、upwards of 100は通常「100を超えて」という方向を表します。最低値を100に固定して100も含むなら、at least 100のほうが明確です。
数値以外には通常使わない
upwards ofの後ろには、金額・人数・時間・年齢・距離など、数量として測れるものを置きます。「期待以上にうれしい」のような抽象的な強調には使いません。
会話ではmore thanやoverでも十分
upwards ofは自然な表現ですが、少し報道・説明文らしい響きになることがあります。日常会話で表現が出てこなければ、more thanやoverで問題ありません。
upwards ofが出てこないときの簡単な言い換え
- It costs more than $1,000.(1,000ドルより高いです)
- Over 200 people came.(200人を超える人が来ました)
- It may be even more.(さらに多いかもしれません)
- We need at least 100.(最低100必要です)
しゅみすけ(大山俊輔)
関連する英熟語・定型表現
まとめ
upwards of / upward ofは、「~を超えて」「およそ~以上」という意味です。示した数字を目安にしつつ、実際にはさらに多い可能性がある概算を表します。
upwards ofはイギリス英語、upward ofはアメリカ英語で比較的よく見られます。単純な比較ならmore than・over、最低値を明示するならat leastが便利です。まずはIt could cost upwards of $1,000.の一文から使ってみましょう。









