
Open a can of worms は、直訳すると「ミミズの缶を開ける」ですが、実際には「厄介な問題を次々と招く」「一つ触れたことで複雑な問題が続々と出てくる」という意味の英語イディオムです。
この記事では、open a can of wormsの意味・由来・使い方を、恋愛や仕事の例文で解説します。似た表現との違いと、初心者でも言える簡単な英語も紹介します。
Contents
Open a can of wormsの意味
open a can of worms は、一つの話題や問題に手を付けた結果、それまで隠れていた多くの厄介事が出てきて、状況が複雑になることを表します。
Changing that rule could open a can of worms.
その規則を変えると、厄介な問題を次々と招くかもしれません。
単に「問題を一つ起こす」のではなく、開けてみるまで分からなかった問題が連鎖的に現れる点がこの表現の特徴です。
なぜ「ミミズの缶」なの?由来とイメージ
この表現は、釣り餌として使うミミズが入った缶を開ける場面に由来すると考えられています。一度ふたを開けると、ミミズが絡み合ったり外へ出たりして、元どおりに収めるのが難しくなります。
そこから、一度触れたら収拾がつきにくくなる複雑な問題の比喩として使われるようになりました。実際のミミズについて話しているわけではありません。
動画でOpen a can of wormsの使い方を確認
b わたしの英会話のレッスンパートナーAaronが、恋愛と仕事の二つの場面を44秒で紹介します。
YouTubeで「Open a can of worms」のショートを見る
Open a can of wormsの使い方と例文
1.過去の話を掘り返すとき
A: Tell me about your past.
B: That could open a can of worms.
「昔のことを聞かせて」「それを聞くと、厄介な話になっちゃうかもしれないよ」
恋愛の過去、家族の対立、人間関係など、触れると別の問題まで出てきそうな話題に使えます。
2.仕事で小さなミスから問題が広がるとき
Fixing one tiny mistake in the budget report opened a can of worms.
予算報告書の小さなミスを修正したら、さらに大きな問題が次々と見つかりました。
The audit opened a can of worms.
監査によって、厄介な問題が次々と明らかになりました。
3.制度やルールを変更するとき
If we make an exception for one person, we may open a can of worms.
一人だけ例外を認めると、厄介な問題を次々と招くかもしれません。
前例ができることで、別の要求や不公平感が生まれそうな場面にもよく合います。
4.触れないほうがよい話題を止めるとき
Let’s not open that can of worms.
その厄介な話には触れないでおこう。
I don’t want to open a whole new can of worms.
また新たな厄介事を持ち込みたくありません。
that can of worms や a whole new can of worms という形もよく使われます。
Open a can of wormsと似た表現の違い

- Open a can of worms:一つ触れたことで、複雑な問題を次々と招く
- Cause a problem:問題を起こす。最も一般的で直接的
- Make things worse:すでにある状況をさらに悪化させる
- Uncover problems:隠れていた問題を調査などで明らかにする
open a can of wormsには、「問題を発見した」だけでなく、その後の対応まで面倒で収拾しにくいという含みがあります。
初心者でも言える簡単な英語
このイディオムがすぐに出てこないときは、知っている基本語で十分に言い換えられます。
- It could cause more problems.(もっと問題を起こすかもしれません)
- It could make things complicated.(話が複雑になるかもしれません)
- We may find more problems.(さらに問題が見つかるかもしれません)
- Let’s not talk about it.(その話はやめておきましょう)
まずは簡単な英語で意味を伝え、余裕が出てきたら That could open a can of worms. をひとかたまりで覚えましょう。
Open a can of wormsを使うときの注意点
カジュアルな比喩ですが、職場の会話や一般的なメールでも使われます。ただし正式な報告書では、create additional complications や reveal multiple underlying issues のように具体的に書くほうが適切です。
また、必要な問題解決を避ける口実として使うと消極的に聞こえることがあります。問題が複雑でも対応すべき場面では、It may open a can of worms, but we still need to address it.(厄介な問題が出るかもしれないが、それでも対処する必要がある)のように続けると建設的です。
まとめ:一つの問題から厄介事が連鎖するときの表現
open a can of wormsは「厄介な問題を次々と招く」という意味です。恋愛の過去を掘り返す場面から、仕事の監査や制度変更まで幅広く使えます。まずは動画の例と同じ That could open a can of worms. を声に出して覚えてみましょう。










