as many/much A as Bの意味は?「Bと同じ数・量のA」の語順とmany・muchの違い

as many/much A as BがBと同じ数・量を表すことを示すアイキャッチ

as many/much A as Bは、「Bと同じ数・量のA」を表す比較の形です。たとえば、I have as many books as Ken.なら「私はケンと同じ数の本を持っています」、I spend as much time on English as Ken does.なら「私はケンと同じくらい英語に時間を使います」という意味になります。

難しく見える原因は、日本語と英語で語順が違うこと、そして数えられる名詞にはmany、数えられない名詞にはmuchを使い分けることです。この記事では、形を丸暗記せずに組み立てられるよう、語順とニュアンスを場面別の例文で整理します。

as many/much A as Bの基本的な意味

まず、実際の語順を二つの型で覚えましょう。

  • as many + 複数形の名詞 + as B:Bと同じ数の〜
  • as much + 数えられない名詞 + as B:Bと同じ量の〜

I have as many books as Ken.
私はケンと同じ数の本を持っています。

We need as much water as yesterday.
私たちは昨日と同じ量の水が必要です。

参考リストなどで「as many/much A as B」と書かれる場合、Aは比較する名詞、Bは比較相手です。ただし、実際の英文ではmanyまたはmuchの直後にA、二つ目のasの後ろにBが来ます。

なぜ「Bと同じ数・量のA」になるのか

as … asは「〜と同じくらい…」という同等比較です。その真ん中に、数を表すmanyまたは量を表すmuchと名詞を置いたのがこの形です。

  • 最初のas:同じ程度に
  • many / much:数が多い・量が多い
  • 名詞:何の数・量を比べるか
  • 二つ目のas:誰・何と比べるか

as many books as Kenなら、「本の数が、ケンの場合と同じ程度」という組み立てです。日本語では「ケンと同じ数の本」と比較相手を先に言いますが、英語では比べるものを先に置き、asの後ろで比較相手を示すと考えると語順をつかみやすくなります。

同等比較の基本と応用は、as … as possibleの意味と使い方もあわせて読むと整理しやすいでしょう。

manyは「数」、muchは「量」

as many booksとas much timeでmanyとmuchの違いを示すイラスト

manyは、一冊、二冊、一人、二人のように個数を数えられる名詞と使います。名詞は複数形になります。

She answered as many emails as I did.
彼女は私と同じ数のメールに返信しました。

Our team has as many members as theirs.
私たちのチームには、彼らのチームと同じ数のメンバーがいます。

muchは、時間・お金・水・情報・仕事など、通常は一つ二つと数えない名詞と使います。

I don’t have as much free time as you.
私はあなたほど自由な時間がありません。

We used as much information as we could.
私たちは使える限り多くの情報を使いました。

しゅみすけ(大山俊輔)

manyかmuchか迷ったら、1個、2個と数えられる名詞かを確認しましょう。数ならmany、ひとまとまりの量ならmuchです。

比較相手Bには名詞だけでなく文も置ける

二つ目のasの後ろには、人や物だけでなく、時期や文を置くことができます。

We had as many customers as last year.
私たちには昨年と同じ数のお客様が来ました。

We received as many applications as we expected.
予想していた数と同じだけの応募がありました。

Take as much time as you need.
必要なだけ時間をかけてください。

最後の例は直訳すると「あなたが必要とするのと同じだけの時間を取って」です。そこから「急がなくていいですよ」という、相手を安心させる自然な一言になります。

繰り返す動詞はdo・does・didで置き換えられる

比較相手の側にも動作を示したいとき、同じ動詞をもう一度繰り返す代わりにdo / does / didを使えます。

She reads as many books as I do.
彼女は私と同じ数の本を読みます。

ここでのdoread booksの繰り返しを避けています。

He spent as much money as I did.
彼は私と同じ額のお金を使いました。

過去のspentを受けるため、後ろはdidになります。会話では文脈が明らかならas meのような言い方を耳にすることもありますが、学習者はまずas I do / as I didの形を使うと意味が明確です。

否定文では「Bほど多くない」になる

この構文は否定文でも非常によく使われます。not as many/much … as Bで「Bほど多くの〜ではない」です。

I don’t have as many meetings as Ken.
私はケンほど会議が多くありません。

We didn’t spend as much money as expected.
私たちは予想していたほどお金を使いませんでした。

She doesn’t travel as much as she used to.
彼女は以前ほど旅行をしません。

最後の例のように、比較する名詞を言わず、as much asで動作の程度や頻度を比べることもあります。「as much A as B」の名詞を比べる形と似ていますが、文中でmuchが何を受けているかを見れば判断できます。

twice as many/much … asで「2倍」

最初のasの前にtwiceを置くと、「Bの2倍の数・量のA」を表せます。

We received twice as many applications as last year.
昨年の2倍の応募がありました。

This task takes twice as much time as the old one.
この作業には以前のものの2倍の時間がかかります。

3倍ならthree times as many/much … asです。数字を正確に伝えたい場面では、意味が取りにくくなることがあるtwo times moreよりも、twice as many / twice as muchを選ぶと明確です。

「as many as 200=200人も」との違い

as many as + 数字as much as + 金額・量は、「〜もの」「〜も」という驚きや多さの強調に使われます。見た目は似ていますが、二つの対象を「同じ数・量」と比べる用法ではありません。

As many as 200 people came to the event.
そのイベントには200人もの人が来ました。

It may cost as much as $500.
500ドルもかかるかもしれません。

見分けるポイントは、後ろに具体的な数字や上限となる金額が直接来ているかどうかです。

  • as many books as Ken:ケンと同じ数の本
  • as many as 200 books:200冊もの本

the same number/amount ofとの違い

数を比べるならthe same number of、量を比べるならthe same amount ofでほぼ同じ内容を表せます。

I have the same number of books as Ken.
私はケンと同じ数の本を持っています。

We used the same amount of water as yesterday.
私たちは昨日と同じ量の水を使いました。

as many/much … asは同等比較として会話にも自然に溶け込みます。一方、the same number/amount ofは「数」「量」を言葉で明示するため、説明や集計結果を正確に伝える場面でも便利です。

場面別の自然な例文

仕事

I handled as many calls as Sarah today.
今日はサラと同じ数の電話に対応しました。

This project requires as much work as the last one.
このプロジェクトには前回と同じくらいの作業が必要です。

日常生活

My son has as many books as I do.
息子は私と同じくらいたくさん本を持っています。

I don’t drink as much coffee as my husband.
私は夫ほどコーヒーを飲みません。

旅行

We stayed as many days as our friends did.
私たちは友人たちと同じ日数滞在しました。

Bring as much water as you need for the hike.
ハイキングに必要なだけ水を持ってきてください。

恋愛・人間関係

I want to spend as much time with you as possible.
できるだけ多くの時間をあなたと過ごしたいです。

He doesn’t have as many close friends as she does.
彼には彼女ほど多くの親しい友達はいません。

日本人が間違えやすいポイント

1.manyの後ろを単数形にしない

as many book asではなく、as many books asです。manyは数えられる名詞の複数形と組み合わせます。

2.moneyやinformationにmanyを使わない

as many money asではなくas much money asas many informations asではなくas much information asです。moneyとinformationは通常、数えられない名詞として扱います。

3.peopleにはmuchではなくmany

as much people asではなくas many people asです。peopleは複数の人を数えるためmanyを使います。

4.比較にthanを使わない

「同じくらい」はas … asで挟みます。as many books than Kenではありません。thanを使うのはmore books than Kenのような比較級です。

中学英語で簡単に言い換えるなら

この語順がすぐに出てこなければ、二つの短い文に分けても十分に通じます。

I have ten books. Ken has ten books too.
私は本を10冊持っています。ケンも10冊持っています。

We both used a lot of water. The amount was the same.
私たちは二人ともたくさん水を使いました。量は同じでした。

しゅみすけ(大山俊輔)

難しければ、同じ数・同じ量を二つの短い文で言っても通じます。まず伝えてから、少しずつas … asの形に慣れていきましょう。

関連表現も整理しよう

まとめ

as many/much A as Bは、「Bと同じ数・量のA」を表します。数えられる複数名詞ならas many + 名詞 + as B、数えられない名詞ならas much + 名詞 + as Bです。

否定文なら「Bほど多くない」、twiceを加えれば「Bの2倍」と表現できます。また、as many as 200のように数字を直接続ける形は「200もの」という強調なので、同等比較と区別しましょう。まずはbooksならmany、timeならmuchという身近な組み合わせから声に出して使ってみてください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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