
「時間の使い方を工夫する」「少ない材料で工夫する」「もっと見やすくなるように工夫する」。日本語ではどれも工夫するですが、英語では場面によって表現が変わります。
辞書ではdeviseと出ることがありますが、日常会話ですべてをdeviseにすると少し硬くなります。英語では、方法を見つける・知恵を絞る・細かく調整するなど、何をしたのかを具体的に伝えるのが自然です。
Contents
まず結論:「工夫する」の英語
- find a way:うまくできる方法を見つける
- get creative:知恵やアイデアを働かせる
- make adjustments:細かく変えて調整する
- come up with:アイデアや解決策を考え出す
- devise:方法・計画・仕組みを考案する
- make the most of:限られたものを最大限に生かす
会話で最も広く使いやすいのはfind a wayです。「工夫して何とかする」という感覚を自然に表せます。
find a way:うまくいく方法を工夫する
find a wayは直訳すると「方法を見つける」。今のままでは難しい状況で、やり方を工夫して実現する場面に向いています。
We need to find a way to save time.
時間を節約できるように工夫する必要があります。
She found a way to make the room look bigger.
彼女は部屋が広く見えるように工夫しました。
find a way to + 動詞で「〜する方法を工夫する」と考えると使いやすくなります。
get creative:知恵を絞って工夫する
get creativeは、普通のやり方では足りないため、発想を変えたり知恵を絞ったりすることです。「創造的になる」という直訳より、日本語の「工夫してみる」に近い場面が多くあります。
We had a small budget, so we had to get creative.
予算が少なかったので、工夫しなければなりませんでした。
Let’s get creative with what we have.
今あるものを使って工夫してみましょう。
物・お金・時間が限られているときの工夫に、とても相性のよい表現です。
make adjustments:少しずつ変えて工夫する
make adjustmentsは、全体を作り直すのではなく、使いやすさや結果をよくするために細部を変えることです。デザイン・計画・予定・学習方法などの工夫に使えます。
I made a few adjustments to the schedule.
予定を少し工夫しました。
We adjusted the layout to make it easier to read.
読みやすくなるようにレイアウトを工夫しました。
会話では動詞のadjustも便利です。「何のために変えたか」をto + 動詞で続けると、工夫の内容が伝わります。
come up with:アイデアを考え出す
come up withは、アイデア・方法・名前・解決策などを考え出す句動詞です。工夫の中でも「新しい案を思いつく」部分に焦点があります。
He came up with a clever way to store the boxes.
彼は箱を収納するうまい方法を工夫しました。
come up withの詳しいイメージと使い方は、Come up withの意味と例文でも紹介しています。
devise:方法や仕組みを考案する
deviseは、問題を解決するために方法・計画・仕組みを注意深く考案する、やや硬めの動詞です。ビジネス文書や説明文では便利ですが、日常の小さな工夫には大げさになることがあります。
They devised a new system to reduce waste.
彼らは廃棄物を減らすための新しい仕組みを考案しました。
「収納をちょっと工夫した」程度なら、deviseよりI changed the way I store things.などのほうが会話では自然です。
make the most of:限られたものを生かして工夫する
make the most ofは、時間・場所・お金・機会など、すでにあるものを最大限に生かす表現です。
We made the most of the small space.
狭いスペースを工夫して最大限に活用しました。
She knows how to make the most of her time.
彼女は時間の使い方を工夫するのが上手です。
場面別:「工夫する」をどう英語にする?
- 時間の使い方を工夫する:find a better way to use your time
- 収納を工夫する:find a better way to store things
- 料理を工夫する:get creative with your cooking
- 限られた予算で工夫する:get creative with a limited budget
- 見やすくなるように工夫する:adjust it to make it easier to read
- 新しい方法を工夫する:come up with a new way
- 狭い場所を工夫して使う:make the most of a small space
「工夫を凝らす」は英語で?
「工夫を凝らす」も決まった一語に訳す必要はありません。創意を働かせるならput a lot of thought into、細部まで考えるならpay attention to every detailなどが自然です。
They put a lot of thought into the design.
彼らはそのデザインに工夫を凝らしました。
Every detail was carefully considered.
細部まで工夫が凝らされていました。
紹介した英語が出てこないときは?初心者向けの簡単な言い換え
「工夫する」にぴったりの英単語を思い出そうとしなくても、知っている基本語で行動を説明できます。
- We found a better way.(もっとよい方法を見つけました)
- I changed it a little.(少し変えました)
- Let’s try something different.(違うやり方を試しましょう)
- I used what I had.(手元にあるものを使いました)
- I made it easier to use.(使いやすくしました)
- We thought of a new idea.(新しいアイデアを考えました)
英会話では「工夫」という日本語を再現することより、何をどう変えたのかを短い文で伝えるほうが分かりやすくなります。
よくある不自然な英語
- △ I devised my room.:deviseの目的語は通常、方法・計画・仕組みなど。部屋そのものには使わない
- △ I was creative.:「私は創造的だった」だけでは、何を工夫したか分かりにくい
- × I did ingenuity.:ingenuityは「創意工夫」という名詞で、doとは組み合わせない
- ○ I found a better way to organize my room.:部屋を片付ける方法を工夫しました
会話で使ってみよう
A: How did you fit everything into this small kitchen?
B: I got creative with the storage space.
A:この小さなキッチンに、どうやって全部収めたの?
B:収納スペースを工夫したの。
A: This worksheet is much easier to read now.
B: Thanks. I made a few adjustments.
A:このワークシート、ずっと読みやすくなったね。
B:ありがとう。少し工夫したんです。
まとめ
- うまくいく方法を工夫する:find a way
- 知恵や発想を働かせる:get creative
- 細部を変えて工夫する:make adjustments / adjust
- アイデアを考え出す:come up with
- 方法・仕組みを考案する:devise
- 限られたものを生かす:make the most of
「工夫する」を一語で訳そうとせず、方法を見つけたのか、知恵を絞ったのか、少し変えたのかを考えてみましょう。迷ったらWe found a better way.やI changed it a little.だけでも、工夫したことは十分伝わります。
問題を工夫して解決する場面では、「解決する」の英語表現もあわせて読むと、solve・fix・resolve・work outの使い分けが整理できます。









