
「討論する」は英語で、場面に応じて discuss、debate、argue などを使い分けます。
ある話題について意見を交換するなら discuss、賛成・反対の立場から論じ合うなら debate が代表的です。argue は根拠を挙げて主張する意味もありますが、日常会話では「言い争う・口論する」というニュアンスになることがあります。
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「討論する」の主な英語表現
| 英語 | 中心的な意味 | 使う場面 | 代表例文 |
|---|---|---|---|
| discuss | 話題について意見を交わす | 会議、授業、日常の話し合い | We discussed the problem. |
| debate | 異なる立場から賛否を論じ合う | 討論会、政治、授業、正式な議論 | They debated the proposal. |
| argue | 強く主張する/言い争う | 論証、反対意見、口論 | They argued about the issue. |
| deliberate | 結論を出すため慎重に審議する | 委員会、陪審、意思決定 | The committee deliberated for hours. |
一番自然な表現は?
日本語の「討論する」を、単に「あるテーマについて話し合う」という意味で使っているなら、日常や仕事では discuss が最も使いやすい表現です。
- We need to discuss this issue.(この問題について話し合う必要があります)
- We discussed several options.(いくつかの選択肢を検討しました)
賛成側と反対側に分かれ、理由や証拠を示しながら意見を戦わせるなら debate が自然です。
- The students debated whether school uniforms are necessary.(生徒たちは制服が必要かどうか討論しました)
argue は「自分の立場を論じる」という意味では討論に使えますが、They argued. だけだと「彼らは口論した」と受け取られやすいため注意しましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
日本語の「討論する」と英語の意味のズレ
日本語の「討論」は、複数の人が意見を出し合う行為を広く表せます。しかし英語では、その話し合いの目的や対立の強さが動詞に表れます。
- 解決策を探すために話し合う:discuss
- 賛成・反対の論点を比べる:debate
- 自分の主張を強く述べる:argue
- 結論を出すため慎重に審議する:deliberate
なお、討論を公平に進める「司会役」は moderate を使います。詳しくは「司会する」の英語表現も参考にしてください。
各表現の使い方と語順
discuss+名詞/疑問詞節
discuss は他動詞なので、話題を直後に置きます。「〜について話し合う」でも、通常 about は不要です。
- discuss the plan(計画について話し合う)
- discuss what to do next(次に何をするか話し合う)
- discuss whether we should continue(続けるべきか話し合う)
debate+名詞/whether節
debate の後ろには、論点となる名詞や whether+文 を置けます。debate with+人 なら「人と討論する」です。
- debate the issue(その問題を討論する)
- debate whether the rule is fair(その規則が公平か討論する)
- debate with my classmates(クラスメートと討論する)
argue with+人/about・over+話題
「人と口論する」は argue with+人、「何について言い争うか」は about または over で続けます。
- argue with my coworker(同僚と言い争う)
- argue about money(お金について口論する)
- argue over a small mistake(小さなミスをめぐって言い争う)
一方、論文や会議で「〜だと主張する」なら argue that+文 です。
- She argued that the policy was unfair.(彼女はその方針が不公平だと論じました)
deliberate on・over+議題
deliberate は、判断を下す前に慎重に検討・審議する硬めの語です。
- deliberate on the proposal(提案について審議する)
- deliberate over the evidence(証拠を慎重に検討する)

場面別に使える例文
独り言・英語日記
- We discussed a difficult topic in class today.(今日は授業で難しいテーマについて話し合いました)
- I shared my opinion during the debate.(討論で自分の意見を述べました)
- I didn’t want the discussion to turn into an argument.(話し合いが口論になるのは避けたかったです)
日常会話
- Let’s discuss it calmly.(落ち着いて話し合いましょう)
- We debated where to go on vacation.(休暇でどこへ行くかあれこれ議論しました)
- We’re not arguing. We just have different opinions.(口論しているのではなく、意見が違うだけです)
仕事・会議
- We’ll discuss the budget at the next meeting.(次回の会議で予算について話し合います)
- The team debated the pros and cons of the proposal.(チームは提案の長所と短所を討論しました)
- She argued that we needed more time.(彼女はもっと時間が必要だと主張しました)
- Let’s hear both sides before we decide.(決める前に双方の意見を聞きましょう)
discuss・debate・argueの違い
discuss は、参加者が情報や意見を出し合う中立的な語です。必ずしも反対意見があるとは限りません。
debate は、異なる立場や賛否があることを前提に、論点を比べながら論じ合います。正式な討論会だけでなく、心の中で選択肢を迷うときにも I’m debating whether to go. のように使えます。
argue は、理由を示して主張する意味と、感情的に言い争う意味の両方があります。相手の意見に対して「反論する」場合の詳しい使い分けは、argue back・object・counter・refuteの違いも参考になります。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
discuss や debate が出てこなければ、「誰が」「何について」「どう意見を出したか」に分けて、基本語で説明できます。
- We talked about the problem.(私たちはその問題について話しました)
- We shared our ideas.(私たちは意見を出し合いました)
- Some people said yes, and others said no.(賛成する人も、反対する人もいました)
- We talked about both sides.(両方の立場について話しました)
- We tried to find the best answer together.(一緒に最善の答えを探しました)
たとえば「その案について討論した」なら、We talked about the good points and the bad points of the idea. と言えば、難しい語を使わなくても内容まで伝わります。
しゅみすけ(大山俊輔)
よくある間違い
× discuss about the problem
discuss は他動詞なので、正しくは discuss the problem です。名詞の discussion なら have a discussion about the problem と about を使います。
× debate about whether…
debate whether… と直接続けるのが簡潔です。have a debate about whether… なら about を使えます。
argue=必ず「討論する」ではない
We argued last night. は通常「昨夜、口論しました」という意味です。冷静な話し合いなら We discussed it. を選びましょう。
discussionとargumentの混同
discussion は中立的な「話し合い」、argument は日常会話では「口論」を表すことが多い名詞です。当事者同士で問題を話し切る表現は、have it out withとtalk it outの違いでも確認できます。
FAQ
「〜について討論する」は英語で?
中立的な話し合いなら discuss+話題、賛否を論じ合うなら debate+話題 を使います。
discussとdebateの違いは?
discuss は広く意見や情報を交換することです。debate は異なる立場や賛否を比べ、根拠を挙げて論じ合うことです。
debateは名詞でも使える?
はい。have a debate about the issue(その問題について討論する)、join a debate(討論に参加する)のように使えます。
argueは「主張する」の意味にもなる?
はい。argue that+文 で「〜だと論じる・主張する」です。ただし argue with+人 は「人と言い争う」という意味になりやすい表現です。
「討論会」は英語で?
一般に debate または debate session と言います。パネル形式なら panel discussion が自然です。
まとめ
- 話題について意見を交わす:discuss
- 賛否を論じ合う:debate
- 強く主張する/口論する:argue
- 結論のため慎重に審議する:deliberate
難しい動詞が出てこなければ、We talked about both sides. や We shared our ideas. のように、何をしたのかを基本語で説明しましょう。








