
「判断する」は英語で、何かを良い・悪いと評価するなら judge、選択肢から決めるなら decide、情報や調査結果から結論を確定するなら determine が代表的です。また、見たこと・聞いたことから「判断できる」と言うときは tell が自然です。
日本語ではどれも「判断する」と言えますが、英語では何を材料に、どんな結論を出すのかによって動詞が変わります。「判断する=judge」と一語で覚えず、実際に行っている動作へ分けて考えましょう。
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「判断する」を表す英語の比較
| 英語 | 中心的な意味 | 使う場面 | 代表例文 |
|---|---|---|---|
| judge | 人・行動・質を評価する | 人物、態度、出来栄え、良し悪し | Don’t judge people too quickly. |
| decide | 選択肢から決める | 予定、購入、進路、方針 | I decided to wait. |
| determine | 調査や情報から確定する | 原因、事実、結果、可否 | We need to determine the cause. |
| tell | 見聞きした情報から見分ける | 外見、声、様子、違い | It’s hard to tell from this photo. |
一番自然な表現は?
「判断する」の英語は、場面ごとに選ぶのが自然です。
- 人を見た目で判断する → judge someone by their appearance
- どちらにするか判断する → decide which one to choose
- 原因を判断する → determine the cause
- 写真だけでは判断できない → can’t tell from the photo
しゅみすけ(大山俊輔)
日本語の「判断する」をそのまま英単語へ置き換えようとせず、「評価する」「決める」「調べて確定する」「見て分かる」に分けると、自然な英語を選びやすくなります。
日本語の「判断する」と英語の意味のズレ
日本語の「判断する」は、考えて結論を出す動作を広く表します。しかし英語の judge には、人や物を評価する響きがあります。そのため「明日の予定を判断する」のような選択には、通常 judge ではなく decide を使います。
また、証拠や検査結果をもとに事実を確定する場合は determine、目に見える手掛かりから「分かる・見分けられる」と言う場合は tell が合います。

judgeの意味と使い方
judge+人・物 は、その人や物を評価・判断する形です。良し悪しを決めつける否定的な文脈でもよく使われます。
- Don’t judge her by her appearance.
彼女を見た目で判断しないでください。 - It’s too early to judge the results.
結果を判断するには早すぎます。 - I judged the situation incorrectly.
私は状況判断を誤りました。
judge A by B で「Bを基準にAを判断する」、judge from B で「Bから判断する」という形も使えます。ただし、単に予定や選択肢を決める意味には向きません。
decideの意味と使い方
decide は、考えた末に選択・方針を決める動詞です。日常会話では「判断する」の訳として非常によく使われます。
- I decided to take the earlier train.
早い電車に乗ることにしました。 - We haven’t decided which plan to use.
どの案を使うかまだ判断していません。 - You need to decide for yourself.
自分で判断する必要があります。
語順は decide to do、decide which/what/whether…、decide that… が基本です。「decide doing」とは通常言いません。
determineの意味と使い方
determine は、事実・原因・条件などを調査して確定する、やや硬めの表現です。仕事、研究、医療、技術などでよく使われます。
- We need to determine the cause of the problem.
問題の原因を特定・判断する必要があります。 - The test will determine whether the system is safe.
その試験でシステムが安全かどうか判断します。 - It is difficult to determine the exact cost.
正確な費用を判断するのは困難です。
語順は determine+名詞、determine whether/if…、determine that… が中心です。競技や審査で公式な結果を出す「判定する」との違いは、「判定する」は英語で?で詳しく解説しています。
tellの意味と使い方
tell には「伝える」だけでなく、手掛かりから「分かる・見分ける・判断できる」という意味があります。会話では can tell、can’t tell がよく使われます。
- I can’t tell from this photo.
この写真だけでは判断できません。 - Can you tell which one is real?
どちらが本物か判断できますか。 - It’s hard to tell whether he is serious.
彼が本気なのか判断しにくいです。
似たものを見分ける語順は tell A from B や tell A and B apart です。詳しくは、tell apartの意味と使い方も参考にしてください。
場面別の例文
独り言・英語日記
- I decided to sleep on it.
一晩考えてから判断することにしました。 - I may have judged him too quickly.
彼のことを早く判断しすぎたかもしれません。 - I couldn’t tell which color looked better.
どちらの色がよいか判断できませんでした。
日常会話
- Don’t decide until you hear both sides.
双方の話を聞くまで判断しないで。 - It’s hard to tell without seeing it in person.
実物を見ないと判断しにくいです。 - You shouldn’t judge people by one mistake.
一度の失敗だけで人を判断すべきではありません。
仕事
- We’ll decide after reviewing the data.
データを確認してから判断します。 - We don’t have enough information to determine that yet.
それを判断するには、まだ情報が足りません。 - Please use your best judgment.
適切だと思うように判断してください。
「判定する」「決断する」との違い
「判断する」は、情報や状況を見て考えを定める広い言葉です。「判定する」は、基準に照らして公式な結果を出す意味が強く、競技なら rule、検査なら determine などが使われます。
一方、「決断する」は迷いを終わらせて方針を決めることに重点があります。英語では decide や make a decision が中心です。「判断した結果、決断する」という順序になることもあります。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
judge や determine が出てこなくても、基本語の think、choose、know、see を使い、「何を考えたか」「何を選んだか」「分かる材料があったか」まで言えば伝わります。
- I thought about it and chose this one.
考えて、こちらを選びました。 - I looked at all the information.
すべての情報を見ました。 - I don’t know enough yet.
まだ判断できるほど分かっていません。 - I need more time to think.
判断するには、もう少し考える時間が必要です。 - I can’t know from this photo alone.
この写真だけでは判断できません。
しゅみすけ(大山俊輔)
難しい単語が出てこなくても、「情報を見た」「考えた」「こちらを選んだ」と動作を順番に言えば、判断したことは十分に伝わります。
よくある間違い
予定を決める場面でjudgeを使う
× I judged to go tomorrow.
○ I decided to go tomorrow.
「明日行くと決めた」なら decide to do を使います。
decideの後ろに動名詞を置く
× I decided going home.
○ I decided to go home.
decide の後ろで行動を表すときは、通常 to不定詞を続けます。
「判断できない」をI can’t judgeだけで済ませる
人や出来栄えを評価できないなら I can’t judge でもよいですが、写真や声から見分けられないなら I can’t tell. のほうが会話では自然です。
determineを日常の小さな選択に多用する
determine は調査や根拠から確定する硬めの語です。「夕食を何にするか判断する」なら decide what to have for dinner が自然です。
FAQ
Q. 「状況を判断する」は英語で?
評価するなら judge the situation、状況を見て次の行動を決めるなら assess the situation and decide what to do が自然です。簡単には look at the situation and decide と言えます。
Q. 「自分で判断する」は英語で?
decide for yourself が日常的です。裁量を任せるなら use your own judgment や use your best judgment も使えます。
Q. 「判断が難しい」は英語で?
見た情報だけでは分からないなら It’s hard to tell.、評価が難しいなら It’s hard to judge.、結論の確定が難しいなら It’s difficult to determine. と使い分けます。
Q. 「判断を誤る」は英語で?
misjudge や make the wrong judgment が使えます。基本語なら I made the wrong choice. や I thought it was right, but it wasn’t. でも伝わります。
Q. judgmentとdecisionの違いは?
judgment は情報を評価して考えを形成する「判断力・判断」、decision は選択肢から出した最終的な「決定」です。
まとめ
- judge:人・行動・出来栄えを評価して判断する
- decide:選択肢から決める
- determine:調査や情報から事実・結果を確定する
- tell:見聞きした手掛かりから判断・見分ける
単語が出なければ、I looked at all the information.、I thought about it.、I chose this one. のように、見たこと・考えたこと・選んだ結果を基本語で順番に伝えましょう。








