
「もっと売れたいなら、顔を変えたほうがいい」「名前も簡単なものにしたほうがいい」——。若き日のバーブラ・ストライサンドは、そんな声に何度もさらされました。それでも、自分の顔も名前も声も手放さず、歌手・俳優、そして監督として道を切り開きました。
この記事では、公式サイトに残された本人のスピーチやインタビュー、回想録で確認できる言葉から、大人の女性に響く名言を厳選。日本語訳、英語表現のポイント、初心者でも使える短い例文とともに紹介します。
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バーブラ・ストライサンドとは?
バーブラ・ストライサンド(Barbra Streisand)は、ニューヨーク出身の歌手・俳優・映画監督です。舞台『ファニー・ガール』で注目を集め、映画版ではアカデミー主演女優賞を受賞。その後も音楽と映画の両方で長く活躍し、『愛のイエントル』では主演だけでなく、監督・脚本・製作も担いました。
華やかな受賞歴以上に心に残るのは、「人から決められた型に、自分を合わせなかった」という事実です。
バーブラ・ストライサンドの英語名言7選
1. “Isn’t my talent enough?”
日本語訳:私の才能だけでは、十分ではないの?
成功するために鼻を整形し、歯も直したほうがよいと言われたとき、彼女が抱いた疑問です。外見に手を加えなければ認められないという前提そのものを、短い一文で問い返しています。
英語ポイント:Isn’t … enough? は「〜では十分ではないの?」。不満だけでなく、相手の前提を静かに問い直す表現です。
使ってみよう:
Isn’t my experience enough?
私の経験だけでは十分ではありませんか?
2. “It’s mine.”
日本語訳:これは私のものよ。
アルバム写真から本人に無断で鼻の特徴を消された際、元に戻すよう求めたときの言葉です。欠点だと見なされたものまで含めて、自分の顔は自分のもの。わずか二語ですが、自己決定の強さが詰まっています。
英語ポイント:mine は「私のもの」という所有代名詞。名詞を後ろに置く必要はありません。
使ってみよう:
This decision is mine.
この決断は私のものです。
3. “I like to think of myself as a perpetual student.”
日本語訳:私は自分を、生涯学び続ける学生だと思いたい。
ハーバード大学で芸術と社会について講演した際の言葉です。大きな成功を収めた後も、自分を「完成した人」ではなく「学ぶ人」と位置づける。年齢に関係なく成長を続ける人の、柔らかな強さがあります。
英語ポイント:think of A as B は「AをBと考える」。perpetual は「絶え間なく続く」という意味です。
使ってみよう:
I think of myself as a lifelong learner.
私は自分を、生涯学び続ける人だと考えています。
4. “I love the details.”
日本語訳:私は細部が大好き。
映画監督として、調査、脚本、演技、衣装、建築まで考える喜びを語った一言です。「細かすぎる」と言われる性質も、仕事に生かせば大きな強みになります。
英語ポイント:detail は可算名詞。ここでは複数形で「さまざまな細部」を表しています。
使ってみよう:
She always pays attention to the details.
彼女はいつも細部に気を配ります。

5. “What fascinates me most is the challenge of how to tell the story.”
日本語訳:私が最も心をひかれるのは、どう物語を伝えるかという挑戦です。
何を持っているか以上に、それをどう伝えるか。これは映画だけでなく、仕事の提案、家族との会話、英会話にも通じます。正しい言葉を並べるだけでなく、「相手に届く物語」を考える姿勢です。
英語ポイント:What fascinates me most is … で「私を最も魅了するのは〜」。関心を少し深く語れる形です。
使ってみよう:
What interests me most is how people learn.
私が最も興味を持つのは、人がどう学ぶかです。
6. “I fought hard for that part!”
日本語訳:私はその役を得るために懸命に闘ったの!
『ファニー・ガール』への出演を望んでいなかったかのように報じられた際、公式サイトで事実を訂正した言葉です。大切な仕事は、偶然与えられたのではない。自分が努力して手にしたものだと、はっきり語っています。
英語ポイント:fight hard for … は「〜のために懸命に闘う」。役職や機会、権利についても使えます。
使ってみよう:
She fought hard for this opportunity.
彼女はこの機会を得るために懸命に努力しました。
7. “Because I want to.”
日本語訳:そうしたいから。
若い頃、「どうしてそんなに長く音を伸ばせるの?」と聞かれて答えた一言です。技術的な説明を期待された場面で、返ってきたのは純粋な意志。人を動かす最後の力は、ときに「やりたい」という単純な気持ちです。
英語ポイント:want to の後ろでは、前に出た動作を繰り返さず省略できます。
使ってみよう:
Why are you learning English? — Because I want to.
なぜ英語を学んでいるの?——学びたいから。
自分を変えるのではなく、自分の見方を変える
バーブラ・ストライサンドは、傷つかなかった人ではありません。外見への批判は、成功した後も痛かったと回想しています。それでも、その痛みに自分の選択権までは渡しませんでした。
「自信があるから変えなかった」というより、不安があっても、自分の声を守る選択を重ねた。その現実味こそ、彼女の言葉が大人の女性に響く理由でしょう。
まとめ|あなたの声は、あなたのままで届く
才能は十分か。これは自分のものか。私は本当はどうしたいのか。バーブラの名言は、他人の評価へ向いていた視線を、自分の内側へ戻してくれます。
同じく自分らしい表現を貫いた女性歌手の言葉なら、シンディ・ローパーの名言やシェールの名言もどうぞ。さらに人物別に探す方は、英語の名言コーナーへ。
引用・参考資料
- Barbra Streisand Official: The Artist as Citizen
- Barbra Streisand Official: Lincoln Center Chaplin Award Gala Speech
- Barbra Streisand Official: New Truth Alert from Barbra
- AARP: 18 Things We Learned From Barbra Streisand’s Memoir
- Barbra Streisand, My Name Is Barbra (Viking, 2023)
日本語訳と英語解説は、引用元の文脈を踏まえた当サイト独自のものです。










