フリーダ・カーロの英語の名言7選|痛み・自分らしさ・創作を語る言葉

鏡に映る翼と絵具や花でフリーダ・カーロの創作世界を表現した画像

鮮やかな色、まっすぐこちらを見る自画像、花と動物、そして隠されることのない痛み。フリーダ・カーロ(Frida Kahlo)は、自分の身体と人生そのものを描き続けたメキシコの画家です。

彼女の言葉は、苦しみを無理に美談へ変えません。壊れていることも、孤独であることも認めたうえで、それでも描く、笑う、飛ぶ。その強さが今も多くの人を惹きつけます。

この記事では、美術館が日記・手紙・本人の文章から紹介している英語の名言を中心に7つ厳選。日本語訳、背景、英語表現、初心者でも使える短い一文まで解説します。

この記事のポイント

  • フリーダの日記・手紙・本人の文章に基づく言葉を中心に選定
  • 自分らしさ・痛み・創作・変化・笑いを語る7つの名言
  • 印象的な英語を、日常で使える短い表現へ言い換える

フリーダ・カーロはどんな人?

フリーダ・カーロは1907年、メキシコシティのコヨアカンに生まれました。幼いころにポリオを患い、18歳のときにはバス事故で脊椎や骨盤などに大けがを負います。長い療養中、ベッドの上で絵を描き始めました。

生涯に何度も手術を受け、慢性的な痛みとともに暮らしながら、自画像を中心に制作しました。メキシコの民族衣装や文化、身体、愛、死、政治を、きわめて個人的な視点から描いています。

シュルレアリスムの画家と呼ばれることもありましたが、本人は夢ではなく自分の現実を描いていると考えていました。だからこそ、その絵と言葉には、借り物ではない強さがあります。

フリーダ・カーロの英語の名言7選

1.私は一人でいることが多く、最もよく知る人間だから自分を描く

I paint self-portraits because I am so often alone, because I am the person I know best.

私は一人でいることがとても多く、私が最もよく知っている人間は自分自身だから、自画像を描きます。

療養生活のなかで、フリーダにとって鏡の中の自分は最も身近なモデルでした。しかし、自画像は単に「描きやすい題材」ではありません。身体、孤独、愛、民族的なアイデンティティまで、自分を通して世界を見つめる方法でした。

self-portrait は「自画像」。the person I know best は、関係代名詞が省略された「私が最もよく知る人」という形です。

初心者なら、こう言えます
I know myself best.
自分のことは自分が一番よく知っています。

2.私の絵は、最も率直な自己表現だ

They represent the frankest expression of myself.

私の絵は、私自身の最も率直な表現です。

自分の絵がシュルレアリスムなのかは分からない、と述べたあとに続く言葉です。作品を外から与えられた分類へ合わせるより、自分の経験を正直に表すことを大切にしていました。

represent は「表す・象徴する」。frank は「率直な」で、the frankest は最上級の「最も率直な」です。

初心者なら、こう言えます
This is the real me.
これが本当の私です。

3.絵を描くことが、私の人生を満たしてくれた

Painting has made my life full.

絵を描くことが、私の人生を満たしてくれました。

フリーダは続けて、絵があらゆるものに取って代わった、仕事よりよいものはないと思う、と語っています。痛みを消せなくても、創作は人生を空白のままにしませんでした。

make + A + 形容詞 は「Aを~の状態にする」。Painting has made my life full. は現在完了で、過去から今まで創作が人生を満たしてきたことを表します。

初心者なら、こう言えます
Art makes my life richer.
芸術は私の人生を豊かにします。

赤い靴とスケッチブックから色鮮やかな翼が広がるメキシコの風景

4.飛ぶための翼があるのに、足が何の役に立つだろう

Feet, what do I need you for when I have wings to fly?

足よ、飛ぶための翼があるのに、あなたを何のために必要とするでしょう?

右脚を切断することになった晩年、日記のなかに翼の絵とともに残された言葉です。身体の痛みを否定するのではなく、身体だけでは決められない自由を「翼」として描きました。

What do I need A for? は「Aを何のために必要とするの?」。wings to flyto fly は「飛ぶための」と用途を表します。

初心者なら、こう言えます
I have wings to fly.
私には飛ぶための翼があります。

5.絶対的なものはない。すべては変化する

Nothing is absolute. Everything changes, everything moves, everything revolves, everything flies and goes away.

絶対的なものはありません。すべては変わり、動き、巡り、飛び去っていきます。

身体も、人間関係も、政治も、感情も変化し続けます。フリーダの人生は安定とは遠いものでしたが、その現実を固定された結論ではなく、動き続けるものとして見ていました。

absolute は「絶対的な」。go away は「立ち去る・消えていく」です。Everything + 動詞 の反復が、変化のリズムを作っています。

初心者なら、こう言えます
Everything changes.
すべては変わります。

6.笑うことほど大切なものはない

There is nothing more precious than laughter—it is strength to laugh and lose oneself, to be light.

笑いより大切なものはありません。笑い、我を忘れ、軽やかになることは強さです。

痛みを描いた画家という印象が強いフリーダですが、言葉にはユーモアと生命力があります。ここでの笑いは現実逃避ではなく、悲劇だけに自分を占領させないための力です。

There is nothing more + 形容詞 + than A は「Aほど~なものはない」。precious は「大切な・貴重な」、be light はここでは「軽やかである」です。

初心者なら、こう言えます
Laughter gives me strength.
笑いは私に力をくれます。

7.私は病気なのではない。壊れている。でも、描ける限り生きていて幸せだ

I am not sick. I am broken. But I am happy to be alive as long as I can paint.

私は病気なのではありません。壊れています。でも、絵を描ける限り、生きていて幸せです。

明るい言葉だけで痛みを覆わないのが、フリーダらしいところです。broken と言い切ったあと、それでも自分に残されている「描くこと」へ視線を戻しています。

as long as + 文 は「~する限り」。be happy to be alive は「生きていることを幸せに思う」です。

初心者なら、こう言えます
I’m happy to be alive.
生きていることが幸せです。

英語初心者が覚えたいフリーダの3表現

  • This is the real me.:これが本当の私です
  • Everything changes.:すべては変わります
  • I have wings to fly.:私には飛ぶための翼があります

フリーダの長い言葉を丸ごと覚える必要はありません。自分の今の気持ちに近い短い一文を選び、声に出してみましょう。

まとめ|痛みを隠さず、それでも翼を描く

フリーダ・カーロの強さは、「何でも乗り越えられる」と言い切る強さではありません。壊れている自分、孤独な自分、変化してしまう人生を見つめ、それでも自分の現実を描き続ける強さです。

女性たちの言葉をもっと読みたい方は、女性の生き方の英語の名言集へ。人生の変化や痛みに寄り添う言葉は、人生・生き方の英語の名言集でも紹介しています。

人物・テーマ別に探すなら、英語の名言集まとめもどうぞ。

出典

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