
beat は、ゲームのボスやスポーツの対戦相手を「倒す・打ち負かす」という意味でよく使われる英語です。I beat the boss. なら「ボスを倒した」、We beat them. なら「私たちは彼らに勝った」となります。
ただし、日本語の「勝つ」につられて、何でもbeatを使えるわけではありません。beatの後ろには相手、winの後ろには試合・賞・勝負を置くのが基本です。この記事では、ゲームやスポーツでの使い方から、beatの活用・発音・「鼓動」「リズム」などの意味まで初心者向けに解説します。
Contents
beatの基本の意味は「相手を打ち負かす」
競争や対戦で、相手より上の結果を出すときに使います。目的語には、人・チーム・敵・ボスなど負かす相手が入ります。
- I beat him.(私は彼に勝った)
- We beat the other team.(私たちは相手チームに勝った)
- She beat me at tennis.(彼女はテニスで私に勝った)
- Can you beat the final boss?(ラスボスを倒せる?)
at tennis や in the final のように、何の競争で勝ったのかを後ろに加えられます。
動画で「ボスを倒す」のbeatを確認
レッスンパートナーのAlexが、ゲームで難しい敵を倒した場面の You beat him? を20秒で紹介します。
You beat him?
(彼を倒したの?/あのボスに勝ったの?)
ゲームでは、敵を倒すなら beat an enemy / beat the boss、ゲーム全体を最後までクリアするなら beat the game と言えます。
- I finally beat the boss!(ついにボスを倒した!)
- Have you beaten the game yet?(もうそのゲームをクリアした?)
- I can’t beat this level.(このレベルをどうしてもクリアできない)
beatとwinの違い

beatとwinはどちらも「勝つ」と訳せますが、後ろに置くものが違います。
| 動詞 | 後ろに置くもの | 例 |
|---|---|---|
| beat | 相手・敵・チーム | beat him / beat the boss |
| win | 試合・勝負・賞・選挙 | win the game / win a prize |
beat+相手
- We beat our rivals.(私たちはライバルに勝った)
- He beat the champion.(彼はチャンピオンを破った)
win+試合・賞
- We won the game.(私たちは試合に勝った)
- She won first prize.(彼女は一等賞を取った)
- He won the election.(彼は選挙に勝った)
たとえば「私たちは相手チームに勝って、試合に勝利した」は、We beat the other team and won the game. と表せます。
beatの活用はbeat−beat−beaten
beatは不規則動詞です。現在形と過去形が同じなので、文脈や時間を示す語で見分けます。
| 形 | 活用 | 例文 |
|---|---|---|
| 原形・現在形 | beat | I often beat him. |
| 過去形 | beat | I beat him yesterday. |
| 過去分詞 | beaten | I’ve never beaten him. |
| ing形 | beating | We’re beating them. |
- I beat him yesterday.(昨日、彼に勝った)
- I’ve finally beaten him.(ついに彼を倒した)
- We’re beating them 3–0.(私たちは3対0で彼らに勝っている)
過去形を beated としないよう注意しましょう。
beatの発音
beatの発音は /biːt/ で、日本語では「ビート」に近い音です。母音を少し長く伸ばします。
- beat /biːt/:打ち負かす・たたく
- bit /bɪt/:biteの過去形/少し
beat と bit は母音の長さと音が違います。beatは「ビー」、bitは短い「ビ」に近い感覚です。
beatのほかの意味
1.繰り返したたく
beatの中心には「繰り返し打つ」というイメージがあります。
- Beat the eggs well.(卵をよくかき混ぜてください)
- The rain beat against the window.(雨が窓を激しく打ちつけた)
料理の beat the eggs は、卵をフォークや泡立て器で素早くかき混ぜることです。
2.心臓が鼓動する
- My heart was beating fast.(心臓が速く鼓動していた)
- Her heart skipped a beat.(彼女はドキッとした/心臓が一拍飛んだ)
3.音楽のビート・拍子
名詞のbeatは、音楽の「ビート・拍」を表します。
- I love the beat of this song.(この曲のビートが好きです)
- Clap to the beat.(リズムに合わせて手をたたいて)
4.記録・価格・品質を上回る
- She beat the world record.(彼女は世界記録を更新した)
- You can’t beat this price.(この価格にはかなわない/これ以上お得な価格はない)
- Nothing beats a hot bath after work.(仕事のあとの温かいお風呂に勝るものはない)
Nothing beats … は、「〜が一番」「〜に勝るものはない」という日常会話で便利な表現です。
defeatとの違い
beat と defeat はどちらも「打ち負かす」ですが、beatのほうが会話で一般的です。defeatは少し硬く、ニュース・歴史・正式な文章でよく使われます。
- We beat them.(私たちは彼らに勝った)— 日常的
- The army defeated the enemy.(軍は敵を打ち破った)— 硬め・正式
初心者でも言える簡単な英語
まずは、ゲームやスポーツのあとに次の2つを使ってみましょう。
I beat the boss!
(ボスを倒した!)
We beat them!
(私たち、あのチームに勝ったよ!)
試合そのものに勝ったと言うなら、We won the game! です。「beatは相手、winは試合」と覚えると迷いません。
まとめ
- beat+相手 は「相手を倒す・打ち負かす」
- win+試合・賞 は「試合に勝つ・賞を取る」
- 活用は beat−beat−beaten
- ゲームではbeat the boss、beat the gameが使える
- ほかに「たたく・鼓動する・ビート・記録を破る」の意味がある
動画のように、難しいボスを倒した仲間へ You beat him? と聞くところから使ってみてください。短い一言でも、ゲームの驚きや喜びを自然に共有できます。










