
come out withを「〜と一緒に外へ出てくる」と直訳すると、会話で何を表すのか分かりにくくなります。この句動詞は、人の内側にあった言葉が急に外へ出ることから、思いがけない発言をするという意味になります。また、会社や作り手の内側にあった商品・作品を世に出すことから、新商品や作品を発売する意味でも使われます。
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come out withの意味を最初に確認
come out withには、主に次の2つの意味があります。
- 発言:思いがけないこと、驚くようなことを突然言う
- 発売:新しい商品・作品・機能などを発表・発売する
- He suddenly came out with a strange question.
彼は突然、妙な質問を口にしました。 - The company has come out with a cheaper model.
その会社は、より安いモデルを発売しました。
どちらも「内側にあったものが、言葉や商品として外へ現れる」というイメージでつながっています。
しゅみすけ(大山俊輔)
come+out+withから意味の仕組みを理解する
comeは「こちらへ来る・ある状態に至る」、outは「内側から外へ」、withは「何かを伴って」という感覚です。人が言葉を伴って外へ出てくれば「口にする」、会社が商品を伴って外へ出てくれば「世に出す」と考えられます。

意味1:思いがけないことを突然言う
会話の流れから予想しにくい発言、驚くような意見、失礼な一言、言い訳などが突然出たときに使われます。単にsayと同じではなく、聞き手が「そんなことを言うとは思わなかった」と感じるニュアンスがあります。
- She came out with an unexpected suggestion during the meeting.
彼女は会議中に思いがけない提案をしました。 - Why did you come out with that comment?
どうしてそんな発言をしたのですか。 - My son sometimes comes out with the funniest things.
息子は時々、とてもおかしなことを口にします。 - He came out with an excuse that nobody believed.
彼は誰も信じないような言い訳をしました。 - She just came out with it: “I’m leaving the company.”
彼女は突然、「会社を辞めます」と口にしました。
come out with somethingのsomethingには、comment、remark、question、suggestion、excuse、statementなど、口から出る内容が入ります。
意味2:新商品・作品を発表・発売する
会社、ブランド、作家、アーティストなどが、新しい商品・モデル・本・アルバム・機能を世に出す場面でも使えます。日常会話やニュースで自然ですが、正式な発売日を述べる文書ではreleaseやlaunchのほうが明確な場合もあります。
- They’ve come out with a new app for language learners.
彼らは語学学習者向けの新しいアプリを出しました。 - The brand is coming out with a smaller version next month.
そのブランドは来月、小型版を発売します。 - The author has come out with another mystery novel.
その作家は新たなミステリー小説を発表しました。 - When will the company come out with the updated model?
その会社はいつ改良モデルを発売するのでしょうか。 - The band came out with its first album in 2024.
そのバンドは2024年にファーストアルバムを出しました。
語順・自動詞・代名詞の注意点
come out withはcome+out+withがまとまって働き、withの後ろに発言内容や商品を置きます。分離できません。
- 基本形:come out with+名詞
- 正:come out with an idea / come out with it
- 誤:come an idea out with / come it out with
- 活用:come out with – came out with – come out with
- 進行形:be coming out with
代名詞を使う場合もwith itの順です。発言を促すCome out with it!は「さあ、言ってしまいなさい」「もったいぶらずに言って」という意味になります。
しゅみすけ(大山俊輔)
come out withとcome up withの違い
- come up with:アイデア・解決策・計画などを考え出す
- come out with:考えや発言を実際に口へ出す、または商品を世に出す
She came up with a great idea.は「彼女は良いアイデアを思いついた」、She came out with a surprising idea.は「彼女は驚くようなアイデアを口にした」です。考案したのか、発言したのかが違います。詳しくはcome up withの意味と使い方も確認してください。
bring out・release・launchとの違い
- come out with:主語である会社・作り手が新しいものを出す。会話的で「新作を出してきた」感覚。
- bring out:商品を市場へ出すほか、人の良さや特徴を引き出す意味もある。
- release:商品・映画・音楽・情報などを正式に公開・発売する一般的な語。
- launch:新商品・サービス・企画を戦略的に開始・投入する。
bring outの複数の意味は、bring outの意味と使い方で整理しています。
come out・come out withの違い
come outだけなら「外へ出る」「結果が出る」「発売・公開される」など、主語自身が外へ現れる表現です。come out withでは、主語が言葉や商品を「伴って出てくる」ため、後ろに目的となる内容が必要です。
- The book came out in May.
その本は5月に発売されました。 - The writer came out with a new book in May.
その作家は5月に新しい本を出しました。
日本人が間違えやすいポイント
- 「外出する」と直訳せず、withの後ろの名詞から「発言」か「発売」かを判断します。
- come up withは「考案」、come out withは「発言・発売」です。
- come out with meは文脈によって「私と一緒に外へ出る」という通常のcome out+with meにもなります。withの後ろが人なら、必ず句動詞の意味とは限りません。
- 穏やかに「言う」だけならsayやtellで十分です。come out withには唐突さや意外性が伴いやすいです。
- 正式な発売告知ではreleaseやlaunchのほうが具体的な場合があります。
この句動詞が出てこなかったら?しゅみすけ式の簡単な言い換え
come out withを思い出せなくても、「突然言った」「新しい商品を作って売り始めた」と直接説明すれば伝わります。
- He suddenly said something strange.
彼は突然、妙なことを言いました。 - She told us her idea during the meeting.
彼女は会議中に自分のアイデアを話しました。 - The company released a new model.
その会社は新しいモデルを発売しました。 - They started selling a smaller version.
彼らは小型版を売り始めました。 - Please tell me what you want to say.
言いたいことを話してください。
関連する句動詞
まとめ
come out withは、内側にあったものを伴って外へ現れるイメージから、思いがけないことを口にする、または新商品・作品を発売するという意味になります。語順はcome out with+発言・商品で、分離しません。come up withが「考え出す」、come out withが「口に出す・世に出す」という違いも押さえておきましょう。思い出せないときは、He suddenly said it.やThe company released a new product.のように、簡単な英語で直接伝えれば十分です。
comeを使った句動詞をまとめて整理したい方は、comeを使った句動詞一覧|意味・使い方・語順もあわせてご覧ください。









