die ofの意味は?die fromとの違い・使い方と例文

die ofの意味とdie fromとの違いを解説するアイキャッチ画像

die of は、「病気・老衰・飢えなどが原因で亡くなる」という意味で使われる表現です。

たとえば、He died of cancer. は「彼はがんで亡くなりました」という意味です。

似た表現に die from があります。一般には、die of は病気など直接的・内側の原因die from は事故やけがなど外側から生じた原因・結果を表すことが多いですが、実際の英語では両方が使える場面もあります。

この記事では、die of の意味と語順、die from との違い、自然な例文、関連する die in・die by・die for まで分かりやすく解説します。

die ofの基本的な意味

die of + 原因 で、「〜が原因で死ぬ・〜で亡くなる」という意味になります。

  • die of cancer:がんで亡くなる
  • die of a heart attack:心臓発作で亡くなる
  • die of old age:老衰で亡くなる
  • die of hunger:飢えで亡くなる

die は「死ぬ・亡くなる」、of はここでは原因を示します。「何が直接の原因だったのか」を後ろに置く感覚です。

前置詞のコアイメージで見ると、of は「全体と部分」のつながりを表します。die of cancer では、cancerをその人の死という出来事から切り離さず、直接の死因としてひとまとまりに捉える感覚があります。ofの基本的な広がりは、be:RIZEのofのコアイメージは「全体と部分」で詳しく解説しています。

一方、from のコアイメージは「起点から離れる」です。die from injuries なら、けがを起点として、その結果として死に至ったという因果の流れが見えやすくなります。詳しくはfromのコアイメージは「起点から離れる」も参考にしてください。

しゅみすけ(大山俊輔)

die of の後ろには、病名や身体の状態など「死因」を表す名詞を置く、と考えると分かりやすいです。

die ofの語順とよく使う形

基本の語順は次のとおりです。

人 + die / died + of + 原因

現在の一般論なら die、過去の出来事なら died を使います。

過去形:died of

Her grandfather died of cancer.
彼女の祖父はがんで亡くなりました。

He died of a heart attack at the age of 68.
彼は68歳のとき、心臓発作で亡くなりました。

未来・可能性:may die of

Without clean water, people may die of disease.
きれいな水がなければ、病気で亡くなる人が出るかもしれません。

疑問文:What did … die of?

What did he die of?
彼の死因は何だったのですか。

ただし、死因を直接尋ねる質問はとても個人的です。相手との関係や状況によっては、尋ねないほうがよい場合もあります。

die ofとdie fromの違い

die ofは病気など内側の原因、die fromは事故やけがなど外側の原因を示す比較図

典型的な使い分けは次のとおりです。

表現 中心となる感覚 典型例
die of 病気・老衰・飢えなど、直接的または身体の内側の原因 die of cancer
die from 事故・けが・外的要因から生じた結果 die from injuries

die of:直接の死因に意識が向く

Many people died of the disease.
多くの人がその病気で亡くなりました。

She died of complications after surgery.
彼女は手術後の合併症で亡くなりました。

die from:原因から生じた結果に意識が向く

He died from injuries sustained in the accident.
彼は事故で負ったけがが原因で亡くなりました。

Several animals died from exposure to the cold.
数匹の動物が寒さにさらされたことが原因で死にました。

die ofとdie fromは重なることもある

この区別は便利ですが、絶対的な規則ではありません。病気でも die from が使われたり、外的な原因でも話者が直接の死因として捉えれば die of が使われたりします。

He died of pneumonia.
彼は肺炎で亡くなりました。

He died from complications caused by pneumonia.
彼は肺炎による合併症が原因で亡くなりました。

1文目は「肺炎」という死因を直接示し、2文目は「肺炎から生じた合併症」という因果の流れを強く感じさせます。

しゅみすけ(大山俊輔)

迷ったときは、病名や老衰など直接の死因なら die of、けがや外的要因の結果なら die from を基本にすると自然です。ただし、実際には文脈による重なりがあります。

日常会話・ニュースで使われる例文

家族や身近な人について

My grandmother died of old age.
祖母は老衰で亡くなりました。

Her father died of cancer several years ago.
彼女の父親は数年前、がんで亡くなりました。

身近な人について話すときは、die より柔らかい pass away を使うことも多くあります。詳しくはpass awayの意味とdieとの違いも参考にしてください。

ニュースや説明

The patient died from severe injuries.
その患者は重傷が原因で亡くなりました。

Thousands of people die of malaria every year.
毎年、何千人もの人がマラリアで亡くなっています。

No one died in the accident.
その事故で亡くなった人はいませんでした。

最後の文は「事故の中で・事故の際に」という出来事を示すため、die in an accident が自然です。

die in・die by・die forとの違い

die in:場所・出来事の中で亡くなる

Two people died in the fire.
その火事で2人が亡くなりました。

He died in a car accident.
彼は交通事故で亡くなりました。

in の後ろには、事故・火事・戦争など「亡くなった出来事や状況」が置かれます。

die by:方法・手段を示す

die by suicide は「自死する・自殺で亡くなる」を表す言い方です。人について話すときは、相手や状況への配慮が必要です。

なお、一般的な死因に何でも by を使うわけではありません。die by cancer とは通常言いません。

die for:〜のために命を落とす/どうしても欲しい

They were willing to die for their country.
彼らは国のためなら命を捨てる覚悟がありました。

会話では誇張として「喉から手が出るほど欲しい」という意味にもなります。

I’d die for a cup of coffee right now.
今すぐコーヒーが飲みたくてたまらない。

日本人が間違えやすいポイント

dieは自動詞なので目的語を直接置かない

× He died cancer.
○ He died of cancer.

die の後ろに原因を置くときは、offrom などの前置詞が必要です。

dead・death・diedを混同しない

  • die:動詞の原形「死ぬ」
  • died:dieの過去形・過去分詞
  • dead:形容詞「死んでいる」
  • death:名詞「死」

品詞と使い分けはdie・dead・death・diedの違いで詳しく解説しています。

人については表現の柔らかさも考える

die は事実を直接表す語です。ニュースや医学的な説明では自然ですが、遺族や身近な人との会話では pass away のほうが柔らかく聞こえることがあります。

簡単な英語で言い換えるなら

die ofdie from がすぐ出てこないとき、過去の出来事なら次のように言えます。

Cancer caused his death.
がんが彼の死因でした。

Her injuries caused her death.
けがが彼女の死因でした。

ただし、人について話す場面では少し硬く直接的です。柔らかく伝えるなら、原因を省いて次のようにも言えます。

He passed away last year.
彼は昨年亡くなりました。

die ofのまとめ

  • die of + 原因 は「病気・老衰などが原因で亡くなる」
  • die from は、事故・けがなど外的な原因から生じた結果を表すことが多い
  • die of と die from の使い分けには重なる部分もある
  • 事故など「出来事の中で」亡くなるなら die in が自然
  • 人について柔らかく話すなら pass away も使える

英熟語を意味だけでなく、前置詞が作る感覚から理解したい方は、英熟語・定型表現のまとめもあわせてご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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