
give or takeは、数字や数量について「多少のずれはあるが」「プラスマイナス〜くらい」という意味で使う定型表現です。
It’ll take two hours, give or take.
2時間くらいです。多少前後します。
There were 100 guests, give or take ten.
招待客は100人、10人ほど前後でした。
この記事では、give or takeのニュアンス、誤差を明示する語順、文末で使う形、about・or soとの違い、日本人が間違えやすい点を自然な例文で解説します。
Contents
give or takeの意味は?
give or takeの中心的な意味は、「多少の増減を見込んで」「プラスマイナス」です。時間・人数・金額・距離・年齢など、厳密ではない数字のあとに添えます。
- 数字, give or take.=その数字くらい、多少前後して
- 数字, give or take+誤差.=その数字を中心に、〜ほど前後して
The repair will cost $300, give or take.
修理費は300ドルくらいで、多少前後します。
The venue holds 500 people, give or take 20.
その会場には500人、20人ほど前後して入れます。
なぜgive or takeで「多少前後」になる?
ここでのgiveは数字を少し増やす方向、takeは少し減らす方向をイメージすると分かりやすくなります。
たとえば「50人、give or take five」なら、中心は50人ですが、5人を足す場合も引く場合も考えられます。つまり、およそ45〜55人の範囲です。

しゅみすけ(大山俊輔)
give or takeの語順
数字+give or take
具体的な誤差を言わない場合は、中心となる数字のあとにgive or takeを置きます。会話ではコンマで軽く区切る感覚です。
It’s a 20-minute walk, give or take.
徒歩20分くらいです。多少前後します。
We’ll need six tables, give or take.
テーブルは6台くらい必要です。
He’s in his mid-thirties, give or take.
彼は30代半ばくらいだと思います。
数字+give or take+誤差
どの程度のずれを見込んでいるか示す場合は、give or takeの直後にその量を置きます。
The project will take three months, give or take a week.
プロジェクトには3か月、1週間ほど前後してかかります。
About 80 people signed up, give or take five.
約80人が申し込みました。5人ほどの誤差があります。
It weighs ten kilos, give or take half a kilo.
重さは10キロで、500グラムほど前後します。
誤差には数字だけでなく、a few minutes、a day、a couple of dollarsのようなまとまりも置けます。
文頭でも使える?
give or takeは通常、見積もりの数字のあとに置きます。Give or take, it’ll take two hours.のような文頭配置は不自然です。
数字の前に置きたい場合は、about、around、approximatelyを使います。
It’ll take about two hours.
2時間ほどかかります。
Approximately 200 people attended.
約200人が参加しました。
give or takeとaboutの違い
aboutは単に「およそ」を表し、数字が概算であることを示します。give or takeは、中心となる数字を示したうえで、そこから多少増減する可能性を明示します。
It costs about $50.
50ドルくらいです。
It costs $50, give or take a few dollars.
50ドルで、数ドルほど前後します。
日常会話で大まかな数字を言うだけならaboutが最も簡単です。見積もりの幅や「誤差込み」を強調したいときにgive or takeが向いています。
give or takeとor soの違い
数字+or soは「〜かそこら」「〜くらい」というくだけた概算です。
It’ll take an hour or so.
1時間くらいかかります。
It’ll take an hour, give or take ten minutes.
1時間で、10分ほど前後します。
or soは誤差の幅を示しません。一方、give or takeは必要なら「10分」「5人」などのずれを具体的に添えられます。詳しくはor soの意味・語順とor somethingとの違いもご覧ください。
approximatelyとの違い
approximatelyも「およそ」ですが、書き言葉や説明・報告に向くややフォーマルな単語です。give or takeは会話的で、人がその場で見積もっている感じがあります。
Approximately 1,500 units were sold.
約1,500個が販売されました。
We sold 1,500 units, give or take 50.
1,500個、50個ほど前後して売れました。
日常会話で使える例文
待ち合わせ・移動
I’ll be there in 30 minutes, give or take five.
30分で着きます。5分ほど前後します。
The airport is an hour away, give or take.
空港までは1時間くらいです。
仕事
We can finish by Friday, give or take a day.
金曜日までには終えられます。1日ほど前後するかもしれません。
The presentation should last 15 minutes, give or take.
プレゼンは15分くらいになるはずです。
The final cost is likely to be ¥200,000, give or take ¥10,000.
最終費用は20万円で、1万円ほど前後する見込みです。
旅行・買い物
A taxi will cost €40, give or take a few euros.
タクシーは40ユーロで、数ユーロほど前後します。
The tour takes four hours, give or take.
ツアーは4時間くらいです。
家庭・暮らし
Dinner will be ready in 20 minutes, give or take.
夕食は20分くらいでできます。
We invited 25 people, give or take a couple.
25人くらいを招待しました。2人ほど前後します。
会話ではどんな響き?
A: How long will the repair take?
A:修理にはどのくらいかかりますか?
B: Three days, give or take a day.
B:3日です。1日ほど前後します。
この返答は「3日ぴったりとは約束できないが、だいたいその範囲」という現実的な見積もりです。断定を避けながらも、中心となる数字ははっきり示せます。
しゅみすけ(大山俊輔)
日本人が間違えやすいポイント
give and takeと混同しない
give and takeは「譲り合い・持ちつ持たれつ」です。数字の誤差を表すgive or takeとは意味が異なります。
A good relationship requires give and take.
良い関係には譲り合いが必要です。
誤差の前に前置詞を入れない
基本形はgive or take+誤差です。
- ○ give or take ten minutes
- × give or take for ten minutes
正確さが必要な場面では使わない
薬の量、契約金額、締切時刻など、正確さが重要な情報を曖昧にしてはいけません。give or takeは、多少の幅が許される見積もりに使います。
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
give or takeを思い出せなくても、次の基本表現で伝えられます。
- about 30 minutes=30分くらい
- around 100 people=100人くらい
- between 45 and 55 people=45〜55人
- It may be a little more or less.=多少増減するかもしれません
誤解を避けたいときは、between A and Bで範囲を直接示すのが最も明確です。
まとめ
- give or take=多少前後して、プラスマイナス
- 数字, give or take.で大まかな誤差を含める
- 数字, give or take+誤差でずれの幅を示す
- aboutは単なる概算、give or takeは増減の幅を意識させる
- give and take「譲り合い」と混同しない
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