
お正月に外国人の友人から「その小さな袋には何が入っているの?」「日本では子どもにお金をあげるの?」と聞かれたら、英語でどう説明しますか?
お年玉は日本独自の文化なので、英語にぴったり対応する一語を探すより、otoshidamaという名前を示してから、短い英語で中身と習慣を説明するのが自然です。
先に結論
- お年玉:otoshidama
- 分かりやすい説明:New Year’s money given to children
- 新年のお祝いとして渡すお金:New Year’s gift money
- ぽち袋:a small decorative envelope
Otoshidama is money that adults give to children during the New Year holidays in Japan.
お年玉は、日本で正月休みに大人が子どもへ渡すお金です。
Contents
お年玉は英語で何と言う?
いちばん正確なのはotoshidama+説明
おせちや初詣と同じく、お年玉も日本文化の固有名です。最初にotoshidamaと言い、続けて説明すると、単なる翻訳ではなく文化そのものを伝えられます。
- In Japan, children receive money called otoshidama at New Year.
日本では、子どもたちはお正月に「お年玉」と呼ばれるお金をもらいます。 - Otoshidama is a traditional New Year’s gift for children.
お年玉は子どもに贈る伝統的な新年のプレゼントです。 - Adults usually put the money in small decorative envelopes.
大人はたいてい、小さな飾り袋にお金を入れます。
at New Yearは「新年の時期に」、on New Year’s Dayは「元日に」という意味です。元日だけに限定せず正月の習慣として話すなら、at New Yearやduring the New Year holidaysが使いやすいでしょう。
New Year’s money / New Year’s gift money
初めて聞く人に短く伝えるなら、New Year’s moneyでも意味は通じます。ただし、これだけでは誰が誰に渡すお金か分かりません。given to childrenを添えると明確です。
| 英語表現 | ニュアンス |
|---|---|
| otoshidama | 日本文化の名称。説明を添えるのがおすすめ |
| New Year’s money | 簡潔だが、文脈がないと用途が曖昧 |
| New Year’s gift money | 新年のお祝いとして贈るお金だと伝わりやすい |
| money given to children at New Year | 少し長いが、内容を正確に説明できる |
お年玉はallowanceやtipとは違う
allowanceは親などが子どもに定期的に渡す「お小遣い」、tipはサービスへの謝礼です。お年玉は年に一度の祝い金なので、どちらも基本的には適しません。
- I give my daughter a weekly allowance.
娘に毎週お小遣いを渡しています。 - We gave the server a tip.
店員さんにチップを渡しました。 - My grandparents gave me otoshidama.
祖父母がお年玉をくれました。
お年玉を「あげる・もらう」は英語で?
動作を表すときは、難しい専用語は必要ありません。giveとreceive、会話ではgetを使えば自然です。
| 日本語 | 自然な英語 |
|---|---|
| 子どもにお年玉をあげる | give children otoshidama |
| 親戚からお年玉をもらう | receive / get otoshidama from relatives |
| お金を袋に入れる | put money in an envelope |
| お年玉を貯金する | save my otoshidama |
| お年玉を使う | spend my otoshidama |
My children got otoshidama from their grandparents.
子どもたちは祖父母からお年玉をもらいました。
How much otoshidama did you get?
お年玉はいくらもらったの?
I’m going to save half of my otoshidama.
お年玉の半分は貯金するつもりです。
receiveはやや丁寧で説明文にも向き、getは日常会話でよく使われます。「誰から」を言うときはfromを使いましょう。

ぽち袋は英語でどう説明する?
ぽち袋にも定着した一語訳はありません。a small decorative envelope(小さな飾り封筒)やa special envelope for gift money(祝い金用の特別な封筒)と説明できます。
- The money is usually placed in a small decorative envelope called a pochi-bukuro.
お金は通常、「ぽち袋」と呼ばれる小さな飾り封筒に入れます。 - These envelopes often have New Year designs on them.
この袋にはよく、お正月らしい絵柄が描かれています。 - We don’t usually hand the cash over without an envelope.
普通は現金をむき出しのまま渡しません。
cash envelopeでも物はイメージできますが、家計管理用の封筒を指すこともあります。文化紹介では、用途まで説明する方が親切です。
外国人にお年玉の習慣を説明する英語例文
短く30秒で説明する
In Japan, adults give children money called otoshidama during the New Year holidays. The money is usually placed in a small decorative envelope. Children often save it or use it to buy something they want.
日本では、お正月休みに大人が子どもへ「お年玉」と呼ばれるお金を渡します。お金は通常、小さな飾り袋に入れます。子どもたちは貯金したり、欲しい物を買うために使ったりします。
誰が誰に渡すのか説明する
Parents, grandparents and other relatives often give otoshidama to children.
両親、祖父母、その他の親戚が子どもにお年玉を渡すことがよくあります。
How much children receive depends on the family and the child’s age.
子どもがもらう金額は、家庭や子どもの年齢によって異なります。
「日本では全員が必ずこうする」と断定する必要はありません。often(よく)、usually(たいてい)、depends on(〜による)を使うと、家庭差のある習慣を自然に説明できます。
海外にも似た習慣はある?と話を広げる
新年や祝祭日に子どもへお金を贈る文化は、日本以外にもあります。ただし、名称、時期、袋の色、渡す相手などは国・地域・家庭によって異なります。「海外では」とひとまとめにせず、相手に尋ねると会話が広がります。
- Do children receive money for New Year in your country?
あなたの国では、子どもは新年にお金をもらいますか? - Do you have a similar tradition?
似たような習慣はありますか? - When do adults usually give money to children?
大人は普段、いつ子どもにお金を渡しますか? - Is the money put in a special envelope?
お金は特別な袋に入れますか?
お年玉について話す英会話例
A: What’s that little envelope?
その小さな袋は何?
B: It’s for otoshidama. In Japan, adults give children money at New Year.
お年玉用だよ。日本ではお正月に大人が子どもへお金を渡すんだ。
A: That’s interesting. Who usually gives it to them?
面白いね。普通は誰が渡すの?
B: Usually their parents, grandparents and relatives.
たいてい両親や祖父母、親戚だよ。
A: What did you do with your otoshidama when you were a child?
子どものころ、お年玉を何に使った?
B: I saved most of it, but I sometimes bought books or toys.
ほとんど貯金したけど、ときどき本やおもちゃを買ったよ。
よくある質問
お年玉をmoney giftと言ってもよいですか?
意味は推測できますが、一般的にはgift moneyの語順が自然です。New Year’s gift money for childrenとすれば、目的まで分かりやすくなります。
「お年玉をください」は英語で何と言いますか?
直訳ならPlease give me otoshidama.ですが、かなり直接的です。冗談っぽく言うならDo I get otoshidama too?(私もお年玉をもらえる?)の方が会話になじみます。
「お年玉をいくらもらった?」は失礼ですか?
How much otoshidama did you get?と言えますが、金額は個人的な話題です。親しい間柄や子ども同士以外では、Did you get any otoshidama?(お年玉はもらった?)くらいに留める方が無難です。
New YearとNew Year’sの違いは?
New Yearは新年そのもの、New Year’sは後ろの名詞を修飾する形で、New Year’s giftやNew Year’s moneyのように使われます。なお、元日はNew Year’s Day、大晦日はNew Year’s Eveです。
まとめ:otoshidamaと言ってから中身を説明しよう
- お年玉の文化名はotoshidama
- 短い説明はNew Year’s money given to children
- あげるはgive、もらうはreceive / get
- ぽち袋はa small decorative envelope
- allowanceやtipとは意味が異なる
日本独自の文化は、無理に一語へ置き換えず、日本語名と簡単な説明を組み合わせるのがいちばん伝わります。まずはOtoshidama is money that adults give to children at New Year.の一文を使ってみてください。
お年玉を含むお正月・年末の表現全体は、親記事「年末年始は英語で?年末・お正月の挨拶、単語、日本文化の表現集」で一覧にしています。お正月の料理を説明したい方は「おせちは英語で?料理の意味・重箱と外国人に説明するフレーズ」もどうぞ。










