
頭の上に大きな丸いドームを持つパキケファロサウルス。英語でも学名と同じ Pachycephalosaurus といいます。恐竜名のなかでも特に長い綴りですが、語源のパーツに分けると意味も発音も理解しやすくなります。
この記事では、英語名と発音、「厚い頭のトカゲ」という名前の由来、頭骨ドームの構造、頭突き説をめぐる議論、どんな恐竜だったのか、そして実際に使える英語表現まで解説します。
Contents
パキケファロサウルスは英語でPachycephalosaurus
パキケファロサウルスは英語で Pachycephalosaurus です。属名なので、通常は最初の文字を大文字にして書きます。
| 日本語 | 英語 | 意味・使い方 |
|---|---|---|
| パキケファロサウルス | Pachycephalosaurus | 属名 |
| 堅頭竜類 | pachycephalosaur | 分類群を表す名詞 |
| 頭骨ドーム | skull dome | 頭頂部の厚い骨 |
| 二足歩行の | bipedal | 形容詞 |
Pachycephalosaurus was a dome-headed dinosaur.
パキケファロサウルスはドーム状の頭を持つ恐竜でした。
しゅみすけ(大山俊輔)
Pachycephalosaurusの英語発音
英語発音の目安は pack-ee-KEF-ah-lo-sore-us。カタカナに寄せると「パキーケファロソーラス」に近く、KEF を最も強く読みます。
- pack-ee:「パキー」
- KEF:「ケフ」を強く
- ah-lo:「アロ」
- sore-us:「ソーラス」
日本語の「パキケファロサウルス」を平らに読むより、pack-ee-KEF-ah-lo-sore-us と中央にアクセントを置くと英語らしく聞こえます。
Can you pronounce Pachycephalosaurus?
Pachycephalosaurusを発音できますか?
Pachycephalosaurusの意味は「厚い頭のトカゲ」
Pachycephalosaurus は、ギリシャ語に由来する三つの要素からできています。
- pachy-:thick(厚い)
- cephalo-:head(頭)
- -saurus:lizard(トカゲ)
つまり名前の意味は「厚い頭のトカゲ」。最大の特徴である分厚い頭骨ドームを、そのまま表した名前です。
英語で名前の意味を説明するなら、Its name means “thick-headed lizard.” と言えます。

丸い頭骨ドームは英語でbony dome
パキケファロサウルスの頭頂部には、厚い骨でできた丸いドームがありました。英語では次のように表現できます。
- a thick skull:厚い頭骨
- a bony dome:骨質のドーム
- a rounded skull dome:丸い頭骨ドーム
- knobs and spikes:こぶと短い突起
ドームの後ろ側は、小さな骨質のこぶや短い突起に囲まれていました。トリケラトプスのような長い角ではないため、英語でも horns より knobs や small spikes が適切です。
パキケファロサウルスは本当に頭突きした?
パキケファロサウルスといえば、二頭が走って正面から頭をぶつける姿がよく描かれます。英語で「頭突きをする」は head-butt、名詞なら head-butting です。
Pachycephalosaurus may have used its dome in combat.
パキケファロサウルスは戦いでドームを使った可能性があります。
ただし、激しい正面衝突を本当に行ったかは確定していません。
正面からの頭突き説
厚いドームが衝撃に耐え、現代のヒツジのような head-to-head combat(頭と頭をぶつける戦い)に使われたという説です。
正面衝突に向かないという反論
一方で、丸いドーム同士は衝突時に滑りやすく、頭が横へずれると首を傷める可能性があります。また、現生のヒツジにある衝撃を吸収する構造と同じものが、成体のパキケファロサウルスにあったわけではありません。
相手の脇腹を打った可能性
真正面ではなく、相手の胴体や脇腹へ頭を当てた可能性も提案されています。英語では flank-butting や striking an opponent’s side と説明できます。
見せるためのディスプレイ説
ドームは戦うためだけでなく、同種を見分けたり相手にアピールしたりする visual display に使われた可能性もあります。一つの器官が複数の役割を持っていた可能性も否定できません。
しゅみすけ(大山俊輔)
パキケファロサウルスはどんな恐竜?
パキケファロサウルスは、約6900万~6600万年前の白亜紀後期(Late Cretaceous)に、現在のカナダとアメリカに生息していました。ロンドン自然史博物館では全長約3メートル、体重約450キログラムと紹介されています。
| 基本情報 | 英語 | 内容 |
|---|---|---|
| 分類 | pachycephalosaur | 堅頭竜類 |
| 歩き方 | on two legs | 二足歩行 |
| 時代 | Late Cretaceous | 白亜紀後期 |
| 地域 | North America | 北アメリカ |
| 主な食性 | herbivorous | 主に植物食と推定 |
後ろ脚で歩き、長い尾でバランスを取り、口先には植物を切り取るくちばしがありました。葉、果実、種子などを食べたと考えられています。
完全な草食だったの?
一般には草食恐竜とされますが、前方の歯の一部が肉食恐竜の歯に似ていることから、小動物なども食べる omnivorous(雑食性)だった可能性を指摘する研究者もいます。食性も完全に決着したわけではありません。
It was probably herbivorous, but its exact diet is uncertain.
おそらく草食性でしたが、正確な食性は分かっていません。
StygimolochとDracorexは若い個体?
かつては Stygimoloch(スティギモロク)と Dracorex(ドラコレックス)が、別の堅頭竜類として扱われていました。
現在では、多くの研究者がこれらを若いPachycephalosaurusの成長段階だったと考えています。成長に伴って頭骨が変化し、平たい頭から高いドームへ発達した可能性があります。ただし、分類をめぐる議論が完全になくなったわけではありません。
同じ時代の恐竜との違い
パキケファロサウルスは、ティラノサウルス(Tyrannosaurus / T. rex)、トリケラトプス(Triceratops)、アンキロサウルス(Ankylosaurus)と同じ白亜紀末の北アメリカに生息していました。
| 恐竜 | 代表的な頭・体の特徴 | 英語 |
|---|---|---|
| Pachycephalosaurus | 厚い頭骨ドーム | bony dome |
| Triceratops | 三本の角とフリル | three horns and a frill |
| Ankylosaurus | 装甲と尾の棍棒 | armor and a tail club |
| Tyrannosaurus | 大きな顎と鋭い歯 | powerful jaws and sharp teeth |
パキケファロサウルスに関連する英語
- thick-headed lizard:厚い頭のトカゲ
- skull:頭骨
- dome:ドーム状のもの
- bony dome:骨質のドーム
- head-butt:頭突きをする
- head-to-head combat:頭同士をぶつける戦い
- flank:脇腹
- visual display:視覚的なアピール
- bipedal:二足歩行の
- beak:くちばし
実際に使えるPachycephalosaurusの英語例文
特徴を説明する
Pachycephalosaurus means “thick-headed lizard.”
Pachycephalosaurusは「厚い頭のトカゲ」という意味です。
It had a large, rounded bony dome on its head.
頭には大きく丸い骨質のドームがありました。
It walked on two legs and used its long tail for balance.
二本の脚で歩き、長い尾でバランスを取りました。
Scientists are not sure whether it engaged in head-to-head combat.
正面から頭をぶつけて戦ったかどうか、科学者には分かっていません。
博物館で質問する
How thick was the skull dome?
頭骨ドームはどれくらい厚かったのですか?
Was the dome used for fighting or display?
ドームは戦いとディスプレイのどちらに使われたのですか?
Is this a juvenile or an adult skull?
これは幼体と成体、どちらの頭骨ですか?
まとめ:長い名前は「厚い・頭・トカゲ」に分けよう
パキケファロサウルスは英語で Pachycephalosaurus、発音の目安は pack-ee-KEF-ah-lo-sore-us です。名前は「厚い頭のトカゲ」を意味します。
特徴を説明するときは、a thick skull、a rounded bony dome、head-butting、visual display などを使いましょう。頭突きは確定事項として断言せず、may have や might have を添えるのがポイントです。
ほかの恐竜・古生物も英語で説明したい方は、恐竜・古生物の英語記事一覧もご覧ください。
参考:Natural History Museum, London: Pachycephalosaurus
関連する名前は、有名な恐竜15種類の英語名・発音一覧で確認できます。全体像は、恐竜・古生物28種類の英語名・発音一覧にまとめています。









