bring inの意味は?「導入する・招き入れる・利益をもたらす」の使い方・語順

bring inの意味・使い方・語順を解説するアイキャッチ

bring inは、仕事の会話で「新しい制度を導入する」、売上の話で「利益をもたらす」、人について「専門家を呼ぶ」など、場面によって日本語訳が変わる句動詞です。

意味が多く見えますが、共通するのは外にある人・物・仕組み・お金を、ある範囲の中へ入れるという感覚です。この記事では、主要な意味、語順、自然な例文、introduce・earnとの違いまで整理します。

bring inの主な意味は4つ

  1. 制度・製品・方法を導入する
  2. 人を招き入れる・専門家を参加させる
  3. 利益・収入・顧客をもたらす
  4. 容疑者などを連行する

The company brought in a new booking system.
会社は新しい予約システムを導入しました。

しゅみすけ(大山俊輔)

訳語を4つ別々に暗記するより、「外から中へ入れる」という一本の動きで捉えてください。制度も人も売上も、組織や場の中へ入ってくるイメージです。

bring+inから意味の仕組みを理解する

bringは「何かを話し手・基準となる場所へ持ってくる」、inは「外から境界の内側へ」という方向を表します。

そのためbring inは、物理的に人を中へ連れてくるだけでなく、会社の中へ新制度を入れる、事業の中へ売上を入れる、議論の中へ専門家を入れる、といった抽象的な場面にも広がります。

bring inの導入する・招き入れる・利益をもたらす・連行するという4つの意味

意味1|制度・製品・方法を導入する

会社・政府・学校などが、新しい制度、規則、設備、技術を採用するときに使います。

We brought in a new training program last month.
私たちは先月、新しい研修制度を導入しました。

The government plans to bring in stricter rules.
政府は、より厳しい規則を導入する予定です。

They brought in new technology to reduce costs.
コストを削減するため、新しい技術を導入しました。

意味2|人を招き入れる・専門家を参加させる

外部の専門家、コンサルタント、新しいスタッフなどを、仕事や問題解決のために参加させる意味です。

We brought in an expert to review the contract.
契約書を確認してもらうため、専門家に入ってもらいました。

The company brought in a new manager to lead the team.
会社はチームを率いる新しいマネージャーを迎え入れました。

Can we bring Rachel in for this discussion?
この話し合いにレイチェルにも入ってもらえますか。

意味3|利益・収入・顧客をもたらす

商品、企画、人などが、売上・収入・新規顧客を会社や家庭にもたらすときに使います。

This campaign brought in many new customers.
このキャンペーンは多くの新規顧客を呼び込みました。

The new course brings in about two million yen a month.
その新講座は月に約200万円の売上を生みます。

Her videos bring in extra income.
彼女の動画は副収入をもたらしています。

金額を続ける場合は、bring in+金額で「〜を稼ぐ・売り上げる」という形になります。

意味4|警察が人を連行する

警察が人を署へ連れてくる、事情聴取のために連行するという意味でも使われます。

The police brought him in for questioning.
警察は事情聴取のため彼を連行しました。

They brought in two suspects last night.
昨夜、容疑者2人が連行されました。

必ずしも正式に逮捕したとは限らず、「署へ連れてきて話を聞く」という場面でも使えます。

bring inの語順|分離できる句動詞

bring inは分離可能です。目的語が名詞なら、次の2つの語順が使えます。

  • bring in+名詞:We brought in a consultant.
  • bring+名詞+in:We brought a consultant in.

ただし、目的語が代名詞ならbring+代名詞+inと間に置きます。

  • ○ We brought her in.
  • × We brought in her.

制度・売上については、bring in a new systembring in more revenueのように目的語を後ろへ置く形が特に自然です。

しゅみすけ(大山俊輔)

代名詞の語順は「人を外から中へ連れて入る」と動きを想像しましょう。bring her in、bring him inの順番なら自然に定着します。

活用形とよく使われる組み合わせ

bringの活用はbring – brought – broughtです。

  • bring in a new system / policy / law:新制度・方針・法律を導入する
  • bring in an expert / consultant:専門家・コンサルタントを呼ぶ
  • bring in customers / business:顧客・仕事を呼び込む
  • bring in revenue / income / money:売上・収入・お金をもたらす
  • bring someone in for questioning:事情聴取のため人を連行する

bring inとintroduceの違い

introduceは「新しいものを初めて取り入れる」「人を紹介する」という事実に焦点があります。bring inは、外にあったものを組織や状況の中へ実際に入れて機能させる感覚が強い表現です。

  • We introduced a new policy.
    新しい方針を導入しました。
  • We brought in a new system to improve efficiency.
    効率改善のため、新しいシステムを取り入れました。

制度の導入では多くの場合どちらも使えます。ただし、人を「紹介する」ならintroduce、専門家をプロジェクトへ「参加させる」ならbring inが自然です。

bring inとearn・makeの違い

earnは人が労働などによって収入を得ること、makeは広く「お金を稼ぐ」ことを表します。bring inは、商品・企画・事業などが結果としてお金や顧客を組織へ運び込むところに焦点があります。

  • I earn 300,000 yen a month.
    私は月30万円稼ぎます。
  • The product brings in 300,000 yen a month.
    その商品は月30万円の売上をもたらします。

bring inとbring aboutの違い

bring aboutは、変化・結果・改革などを「引き起こす、実現する」表現です。一方bring inは、制度・人・お金などを「外から中へ取り入れる」表現です。

  • The reform brought about major change.
    改革が大きな変化をもたらしました。
  • The company brought in an outside consultant.
    会社は外部コンサルタントを招き入れました。

日本人が間違えやすいポイント

bring intoと混同しない

具体的に「何の中へ入れるか」を言うときはbring A into Bを使います。

She brought new ideas into the team.
彼女はチームに新しい考えを持ち込みました。

bring inは「こちら側・組織内へ入れる」という到達先が文脈から分かるときに使いやすい形です。

「連れてくる」はいつでもbring inではない

単に人を一緒に連れてくるなら、bring alongが自然です。bring inには「部屋・組織・議論などの中へ入れる」という目的があります。

bring inが出てこなかったら?簡単な英語で言い換える

意味ごとに、知っている基本語で状況を直接説明できます。

  • 新制度を導入する
    We started using a new system.
  • 専門家を呼ぶ
    We asked an expert to help us.
  • 利益をもたらす
    This product makes a lot of money.
  • 顧客を呼び込む
    Many new customers came because of the campaign.
  • 警察が連行する
    The police took him to the police station.

句動詞を思い出そうとして止まるより、「誰が何を始めたか」「誰に助けを頼んだか」「いくら稼いだか」を直接言えば十分に伝わります。

関連するbringの句動詞

bringを使った表現をまとめて比べたい方は、bringを使った句動詞一覧|意味・使い方・語順の総合ガイドもあわせてご覧ください。

まとめ

bring inの共通イメージは、外にあるものを、ある範囲の中へ入れることです。そこから「制度を導入する」「人を招き入れる」「利益・顧客をもたらす」「警察が連行する」という意味が生まれます。

分離可能な句動詞なので、名詞ならbring in an expertとbring an expert inの両方が使えます。代名詞ならbring her inの語順です。出てこないときは、start using、ask someone to help、make moneyなどの基本語で具体的に言い換えましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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