
require A to do は、「Aに~することを求める」「Aが~することを必要条件とする」という語順です。
たとえば、The company requires employees to wear ID badges. は「会社は従業員にIDカードの着用を求めています」。人や組織が強く要求する場合だけでなく、規則・制度・仕事などが、ある行動を必須条件にする場合にもよく使います。
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require A to doの意味を最初に確認
基本の形は次のとおりです。
require+A(人・組織など)+to+動詞の原形
=Aに~することを求める/Aが~することを必要とする
- This job requires you to travel.
この仕事では出張する必要があります。 - The school requires students to submit the form online.
学校は学生にフォームをオンラインで提出するよう求めています。 - Our landlord requires us to pay by the fifth.
大家さんは私たちに5日までに支払うよう求めています。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜ「require A to do」の語順になる?
require の中心には「必要なものとして求める」という感覚があります。そこで、まず「誰に求めるのか」をAで示し、次に「何をするよう求めるのか」をto doで示します。
We require visitors to sign in. なら、Aはvisitors、行動はsign inです。
We require / visitors / to sign in.
私たちは求める/訪問者に/受付をすることを
日本語では「訪問者に、受付をするよう求める」と後ろから理解しがちですが、英語ではrequireの直後に対象Aを置きます。
能動態・受動態・that節の3パターン

1.require A to do
要求する側を主語にして、「Aに~するよう求める」と言う形です。
- The hotel requires guests to show their passports.
そのホテルは宿泊客にパスポートの提示を求めています。 - My doctor required me to rest for a week.
医師は私に1週間休むよう求めました。
2.A is required to do
受動態にすると、「Aは~することを求められている」「Aは~しなければならない」という意味になります。規則や案内で非常によく使う形です。
- All passengers are required to wear seat belts.
すべての乗客はシートベルトを着用する必要があります。 - You are required to check out by 11 a.m.
午前11時までにチェックアウトする必要があります。
be required to do は、単なるお願いよりも「規則・条件として必要」という響きがあります。
3.require that S+動詞
人Aを直接置かず、that節で「Sが~することを求める」と表すこともできます。特にフォーマルな規則・契約・公的文書で使われます。
- The rules require that every applicant provide identification.
規則では、すべての応募者が身分証明書を提出することを求めています。 - The contract requires that payment be made in advance.
契約では、支払いを前払いにすることが求められています。
米国英語のフォーマルな用法では、requires that he be、requires that she submit のように、that節内で主語が三人称単数でも動詞の原形を使うことがあります。
日常・仕事で使える自然な例文
仕事・手続き
- The role requires you to work with overseas clients.
その職務では海外の顧客と仕事をする必要があります。 - We require applicants to have at least two years of experience.
応募者には少なくとも2年の経験を求めています。 - The system requires users to reset their passwords every 90 days.
そのシステムでは、利用者は90日ごとにパスワードを変更する必要があります。
旅行・施設
- The airline requires children under 12 to travel with an adult.
その航空会社では、12歳未満の子どもは大人と一緒に旅行する必要があります。 - This country requires visitors to apply for a visa in advance.
この国では、旅行者は事前にビザを申請する必要があります。
学校・日常
- Our teacher requires us to keep a weekly journal.
先生は私たちに毎週日記を書くよう求めています。 - The recipe requires you to chill the dough overnight.
このレシピでは、生地を一晩冷やす必要があります。
require・ask・needの違い
require:必要条件として求める
require は、規則・仕事・制度・状況などが「必須である」と示すときに向いています。
The building requires visitors to wear a badge.
その建物では訪問者のバッジ着用が必須です。
ask:相手に頼む
ask A to do は「Aに~するよう頼む」。requireより柔らかく、日常の依頼に自然です。
I asked Ken to call me later.
私はケンにあとで電話してくれるよう頼みました。
need:必要とする
need A to do は、話し手にとってAの行動が必要だと伝えます。規則というより、状況上の必要性や個人的な要望に使えます。
I need you to send this today.
今日これを送ってもらう必要があります。
しゅみすけ(大山俊輔)
日本人が間違えやすいポイント
require A doingとはしない
「Aに~することを求める」は、原則としてrequire A to doです。
× The school requires students wearing uniforms.
○ The school requires students to wear uniforms.
学校は生徒に制服の着用を求めています。
require to doだけで人を省かない
require 自体を主語にして「私たちは~する必要がある」と言うとき、通常はWe are required to do またはWe need to doとします。
× We require to submit the form.
○ We are required to submit the form.
○ We need to submit the form.
私たちはそのフォームを提出する必要があります。
requireは強く聞こえることがある
友人や同僚への軽いお願いでI require you to…と言うと、命令的・大げさに響きやすいです。会話ではCould you…?やI need you to…のほうが自然なことがあります。
難しければ簡単な英語で言い換えよう
require A to doがすぐ出てこなければ、次のように言い換えられます。
- A has to do it.
Aはそれをしなければなりません。 - A needs to do it.
Aはそれをする必要があります。 - It is a rule that A does it.
Aがそれをする決まりです。 - We ask A to do it.
私たちはAにそれをするよう頼みます。
大事なのはrequireという一語を思い出すことではなく、「誰が」「何をする必要があるか」を分けて伝えることです。
関連表現
- call forの意味・使い方:状況が~を必要とする/公に~を求める
- 「要請する」の英語表現と使い分け:request・call on・urge・askを比較
- 英熟語・定型表現の一覧:関連する語順・表現をまとめて確認
まとめ
require A to do は「Aに~することを求める」「Aが~することを必要条件とする」という形です。
- 語順はrequire+A+to+動詞の原形
- Aには、求められる人・組織を置く
- 受動態A is required to doは「Aは~する必要がある」
- require that S+動詞はフォーマルな規則・文書でよく使う
- 日常の柔らかい依頼ならask A to doが自然
まずは This job requires you to… や You are required to… の形から、仕事や旅行の場面に当てはめて使ってみましょう。









