
bring onには、「問題や症状を引き起こす」「人や物の成長を促す」という意味があります。また、映画や会話でよく聞くBring it on!は「かかってこい」「望むところだ」という決まり文句です。
ばらばらに見える意味をつなぐ感覚は、「何かを前面へ連れてきて、次の状態を始動させる」こと。この記事では、意味の仕組み、語順、自然な例文、bring about・cause・lead toとの違い、簡単な言い換えまで整理します。
Contents
bring onの意味を最初に整理
- 問題・病気・症状・変化を引き起こす
Stress can bring on headaches.(ストレスは頭痛を引き起こすことがあります。) - 成長・進歩・能力などを促す
The warm weather brought the plants on.(暖かい天候で植物の成長が促されました。) - Bring it on!:かかってこい・望むところだ
A: This test will be difficult. B: Bring it on!(A:このテストは難しいよ。B:望むところだ!)
しゅみすけ(大山俊輔)
bring+onから意味の仕組みを理解する
bringは、人や物を基準点へ「持ってくる・連れてくる」動詞です。onには、接触だけでなく「作動中・進行中・次へ進む」という感覚があります。
- 頭痛や発作を進行状態へ持ってくる → 引き起こす
- 植物や人を次の成長段階へ進める → 成長を促す
- 挑戦を自分の前へ持ってこさせる → Bring it on!「望むところだ」
パーティクルから句動詞を整理したい方は、be:RIZEの英語の句動詞一覧・基本50選も参考になります。
bring onの語順:代名詞はbring it on

「引き起こす」「成長を促す」のbring onは、目的語を取る分離可能な句動詞です。目的語が名詞なら両方の語順が使えます。
- bring on a headache
- bring a headache on
- bring on the plants
- bring the plants on
目的語がit・him・her・themなどの代名詞なら、必ず真ん中へ置きます。
- 正:The stress brought it on.
- 誤:The stress brought on it.
- 決まり文句:Bring it on!
しゅみすけ(大山俊輔)
活用形とよく使う組み合わせ
活用はbring on – brought on – brought onです。
- bring on a headache / migraine:頭痛・片頭痛を引き起こす
- bring on an attack:発作を引き起こす
- bring on symptoms:症状を引き起こす
- bring on labor:陣痛を誘発する
- bring someone / something on:人・物の成長や上達を促す
- Bring it on!:かかってこい・望むところだ
日常・仕事・健康で使える自然な例文
問題・症状を引き起こす
- Lack of sleep can bring on a migraine.
睡眠不足は片頭痛を引き起こすことがあります。 - Cold air sometimes brings on my cough.
冷たい空気で咳が出ることがあります。 - The pressure brought on a lot of anxiety.
そのプレッシャーが強い不安を引き起こしました。 - Too much change at once may bring on confusion.
一度に変化が多すぎると混乱を招くかもしれません。 - What brought on the pain?
何がその痛みを引き起こしたのですか。
成長・進歩を促す
- Regular feedback really brought her on.
定期的なフィードバックで彼女は大きく成長しました。 - The extra sunlight has brought the tomatoes on quickly.
日照時間が増えて、トマトが早く育ちました。 - A good coach can bring young players on.
よいコーチは若い選手を成長させられます。
この「成長を促す」は特にイギリス英語で見られ、日常会話ではhelp someone improveやhelp something growのほうが分かりやすい場合もあります。
Bring it on!で挑戦を受けて立つ
- A: The next round is harder. B: Bring it on!
A:次のラウンドはもっと難しいよ。B:望むところだ! - I’m ready. Bring it on!
準備はできています。かかってこい! - Another busy week? Bring it on.
また忙しい一週間?望むところです。
冗談っぽく自信を示せる一方、声の調子や相手との関係によっては挑発的に聞こえます。
bring on・bring about・cause・lead toの違い
bring onとbring about
bring aboutは、変化・改革・結果を意図的または大きな作用によって「もたらす」表現です。bring onは、症状や問題が始まる直接のきっかけを表すときによく使います。
- The reform brought about major changes.(改革が大きな変化をもたらしました。)
- The heat brought on a headache.(暑さで頭痛が起きました。)
bring onとcause
causeは最も広く使える「原因となる」で、書き言葉や説明にも自然です。bring onは、特に症状・発作・悪い状態が始まるニュアンスを持ちます。
- The accident caused a delay.(事故が遅延を引き起こしました。)
- Stress brought on the symptoms.(ストレスで症状が出ました。)
bring onとlead to
lead toは「ある原因が結果につながる」と因果関係を示します。bring onは、結果を実際に発生・開始させる感覚が強めです。
Bring it on!とYou’re on.
You’re on.は、賭け・提案・競争を「受けて立つ」「その話に乗った」という返事です。Bring it on!は、難題や挑戦そのものを歓迎する、より勢いのある言い方です。
日本人が間違えやすいポイント
「持ってくる」の意味で何にでもbring onを使わない
人や物を単純に持参するならbring、連れてくるならbring someoneです。bring onには「始動させる・引き起こす」という意味が加わります。
症状が自然に出るならcome onも使う
- I felt a headache coming on.(頭痛がしてきました。)
- The stress brought on a headache.(ストレスが頭痛を引き起こしました。)
come onは症状が「始まりかける」、bring onは原因が症状を「引き起こす」という違いです。
Bring on it!とは言わない
代名詞は真ん中なので、決まり文句は必ずBring it on!です。
この句動詞が出てこなかったら?簡単な英語で言い換える
問題・症状を引き起こす
- Stress can cause headaches.
ストレスは頭痛の原因になることがあります。 - I get a headache when I don’t sleep enough.
睡眠が足りないと頭痛がします。
成長・進歩を促す
- The coach helped her improve.
コーチが彼女の上達を助けました。 - Warm weather helps the plants grow.
暖かい天候は植物の成長を助けます。
挑戦を受けて立つ
- I’m ready for the challenge.
その挑戦を受ける準備はできています。 - Let’s do it.
やりましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
関連表現
bringを使った表現をまとめて比べたい方は、bringを使った句動詞一覧|意味・使い方・語順の総合ガイドもあわせてご覧ください。
まとめ
- bring onの中心は「何かを前面へ連れてきて、次の状態を始動させる」
- 問題・症状なら「引き起こす」
- 成長・進歩なら「促す」
- Bring it on!は「かかってこい・望むところだ」
- 代名詞はbring it onのように必ず真ん中へ置く









