
think up は「アイデア・方法・名前などを考え出す」という句動詞です。ただ思考するのではなく、頭を使って、それまでなかったものを作り出すニュアンスがあります。
企画を考える、言い訳を作る、子どもの名前を考える、問題の解決策をひねり出す、といった場面で使えます。この記事では、think it up の語順、自然な例文、come up with・think of との違いまで解説します。
Contents
think upの意味は「考え出す・発明する」
think は「考える」、up はここでは「完成・出現」の感覚を加えています。頭の中で考えを進め、アイデアや方法を形のあるものとして作り上げるイメージです。
She thought up a new name for the product.
彼女はその商品の新しい名前を考え出しました。
Can you think up a better solution?
もっとよい解決策を考え出せますか。
Who thought up this game?
このゲームを考え出したのは誰ですか。
目的語には、idea、plan、name、excuse、solution、story、game など、頭を使って生み出せるものがよく来ます。
しゅみすけ(大山俊輔)
think upの語順|think it upに注意
think up は、目的語の位置を変えられる分離可能な句動詞です。
- think up an idea
- think an idea up
名詞なら、どちらの語順も使えます。ただし、目的語が it・them などの代名詞なら、必ず think と up の間に置きます。
- ○ think it up
- × think up it
That’s a clever slogan. Did you think it up yourself?
うまいキャッチコピーですね。自分で考えたのですか。
We need two activities for the event. Can you think them up by Friday?
イベント用の活動が2つ必要です。金曜日までに考えられますか。

日常会話で使えるthink upの例文
仕事・会議
We need to think up a catchy title for the campaign.
そのキャンペーンに覚えやすいタイトルを考える必要があります。
Our team thought up three ways to reduce costs.
私たちのチームは、費用を減らす方法を3つ考え出しました。
Give me a day, and I’ll think something up.
1日ください。何か考えます。
日常・家庭
The kids thought up their own rules for the game.
子どもたちはゲームのルールを自分たちで考えました。
I’m trying to think up a birthday surprise for her.
彼女の誕生日のサプライズを考えているところです。
言い訳・作り話
He thought up an excuse for being late.
彼は遅刻した言い訳を考え出しました。
You didn’t see a ghost. You thought the whole story up.
幽霊なんて見ていないでしょう。その話を全部作ったのですね。
このように、think up は創造的な案だけでなく、言い訳や架空の話を「作り出す」場合にも使えます。
think upとcome up withの違い
どちらも日本語では「思いつく・考え出す」と訳せますが、焦点が少し違います。
| 表現 | 中心のニュアンス | 語順 |
|---|---|---|
| think up | 頭を働かせて新しいものを考え出す | think it upのように分離可能 |
| come up with | 考えた末に案・答え・解決策を出す | come up with itで分離しない |
She thought up a funny name for the cat.
彼女は猫の面白い名前を考え出しました。
→ 名前を創作する過程が感じられます。
She came up with a good answer during the meeting.
彼女は会議中によい答えを思いつきました。
→ 最終的に答えを出したことが焦点です。
実際の会話では重なる場面も多く、come up with のほうが幅広くよく使われます。think up は、創作性や「頭をひねって作った」という感じを出したいときに向いています。
詳しい使い分けは、come up withの意味と自然な使い方も参考にしてください。
think upとthink ofの違い
think of は「思いつく」のほか、「~について思う」「思い浮かべる」など幅広い意味があります。アイデアがふと頭に浮かぶ場合にも使えます。
I just thought of a good restaurant.
ちょうどよいレストランを思いつきました。
We thought up a completely new menu.
私たちはまったく新しいメニューを考え出しました。
think of は頭に浮かんだこと、think up は考えて作り出したことを強調しやすい表現です。think ofの4つの意味とthink aboutとの違いでも詳しく解説しています。
日本人が間違えやすいポイント
人そのものを「思いつく」には通常think of
「その仕事にぴったりの人を思いついた」なら、人を新しく作り出すわけではないため think of が自然です。
I can think of someone who can help us.
手伝ってくれそうな人を一人思いつきます。
過去形・過去分詞はthought up
think の活用は think–thought–thought です。
This system was thought up by a small design team.
この仕組みは小さな設計チームによって考案されました。
think aboutとは意味が違う
think about は「~について考える」で、必ずしも新しい案を生み出すとは限りません。
I’m thinking about the problem.
その問題について考えています。
I’m trying to think up a solution.
解決策を考え出そうとしています。
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
think up を忘れても、基本語で意味を直接伝えられます。
- Let’s make a new plan.
新しい計画を作りましょう。 - We need a new idea.
新しいアイデアが必要です。 - Can you find a way to do this?
これをする方法を考えられますか。 - I made that story myself.
その話は自分で作りました。
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ
think up は、頭を使ってアイデア・方法・名前・言い訳などを「考え出す」句動詞です。
- think up an idea/think an idea up:どちらも可能
- think it up:代名詞は必ず中央
- come up with:考えた末に案や答えを出す、より幅広い表現
- think of:考えや人などが頭に浮かぶ
ほかの句動詞や定型表現は、英熟語・定型表現の親記事から確認できます。









