without regard toの意味は?使い方とregardless of・irrespective ofとの違い

without regard toの意味・使い方・regardless ofとの違い

without regard toは、「〜を考慮せずに」「〜に関係なく」「〜を問わず」という意味です。

The program is open to everyone without regard to age.
そのプログラムは年齢に関係なく、誰でも参加できます。

withoutは「〜なしで」、regardはここでは「考慮・配慮」という意味です。そのため、「ある要素を判断材料に入れない」という感覚になります。

この記事では、後ろに置ける語、ビジネス・規則・日常での自然な例文、regardless ofの意味・使い方irrespective ofの意味・使い方との違いまで整理します。

without regard toの基本的な意味

without regard to+名詞で、主に次の意味を表します。

  • 〜を考慮せずに
  • 〜に関係なく
  • 〜を問わず

採用条件、サービスの対象、規則の適用、判断基準などを説明するときによく使われる、ややフォーマルな表現です。

Applications will be reviewed without regard to nationality.
応募書類は国籍に関係なく審査されます。

The rule applies without regard to position or title.
その規則は役職や肩書に関係なく適用されます。

しゅみすけ(大山俊輔)

ここでのregardは「尊敬する」ではなく「考慮」です。「その点を判断材料に入れない」と考えると、意味がつかみやすくなります。

なぜ「〜に関係なく」という意味になるの?

表現を3つに分けると、意味のつながりが見えます。

  • without:〜なしで
  • regard:考慮・注意
  • to:考慮が向く対象を示す

つまり、直訳に近い感覚は「〜に考慮を向けることなく」です。

たとえばwithout regard to ageなら、年齢を見落としたというより、年齢を判断基準にしないという意味になります。

語順はwithout regard to+名詞

toは前置詞なので、後ろには名詞・代名詞・動名詞を置きます。

  • without regard to age:年齢に関係なく
  • without regard to cost:費用を考慮せずに
  • without regard to the consequences:結果を顧みずに
  • without regard to whether it is convenient:便利かどうかに関係なく

動作を置くなら動名詞

動詞を続ける場合は、基本的に〜ingの形にします。

He made the decision without regard to how it would affect the team.
彼は、それがチームにどう影響するかを考慮せずに決定しました。

実際には、動作を直接〜ingにするより、how / whether+文the fact that+文を続ける形が自然な場合も多くあります。

どんなニュアンスで使われる?

without regard toには、大きく2つの使い方があります。

公平・中立を示す肯定的な使い方

年齢、性別、国籍、肩書などを判断基準にしないことを示します。

Everyone is welcome without regard to experience.
経験の有無に関係なく、どなたでも歓迎します。

Employees are evaluated without regard to personal connections.
従業員は個人的なつながりに関係なく評価されます。

大切な点を無視したという批判的な使い方

費用、安全性、結果、他人の気持ちなど、本来は考慮すべき点を無視したことを表す場合もあります。

They expanded the project without regard to cost.
彼らは費用を考慮せずにプロジェクトを拡大しました。

He spoke without regard to how she might feel.
彼は彼女がどう感じるかを考えずに話しました。

同じ表現でも、何を「考慮しない」のかによって、公平さを示すことも無配慮を批判することもあります。

日常・仕事で使える自然な例文

仕事・採用

We consider all candidates without regard to age.
私たちは年齢に関係なく、すべての候補者を検討します。

The policy applies without regard to seniority.
その方針は勤続年数に関係なく適用されます。

The team selected the best proposal without regard to who submitted it.
チームは誰が提出したかに関係なく、最良の提案を選びました。

学校・学習

Students can join the workshop without regard to their English level.
学生は英語レベルに関係なく、そのワークショップに参加できます。

The same deadline applies without regard to course level.
同じ締め切りがコースのレベルに関係なく適用されます。

日常生活・人間関係

She buys things without regard to price.
彼女は値段を考えずに物を買います。

He kept talking without regard to the people waiting behind him.
彼は後ろで待っている人たちに構わず、話し続けました。

We should listen to each idea without regard to who suggested it.
誰が提案したかに関係なく、それぞれのアイデアに耳を傾けるべきです。

without regard to・regardless of・irrespective ofの違い

without regard to・regardless of・irrespective ofの違い

without regard to:その要素を考慮しない

without regard toは、判断・行動の際に、ある要素を考慮に入れないことが中心です。規則、選考、評価などの説明に向いています。

Applicants are assessed without regard to age.
応募者は年齢を考慮せずに評価されます。

regardless of:条件に左右されない

regardless ofは、ある条件がどうであっても、結果や行動が変わらないことを表します。日常会話でも文章でも広く使えます。

We’re going regardless of the weather.
天気に関係なく、私たちは行きます。

この例では「天気を判断材料から除外する」というより、天気がどうでも予定は変わらないというニュアンスです。

irrespective of:regardless ofより硬い

irrespective ofも「〜に関係なく」ですが、regardless ofより硬く、公的な案内・規則・説明文などで使われやすい表現です。

The fee is the same irrespective of age.
料金は年齢に関係なく同じです。

会話で迷ったらregardless ofが使いやすく、「何を判断材料から外すのか」を明示したいときはwithout regard toが合います。

without regard toとwithout regard forの違い

without regard forもよく似ていますが、後ろの人・規則・安全・気持ちなどに対する配慮や尊重がないことを強く表す傾向があります。

He parked there without regard for other drivers.
彼はほかの運転手への配慮なく、そこに駐車しました。

The company acted without regard for employee safety.
会社は従業員の安全を顧みずに行動しました。

一方、without regard toは「判断上、その要素を考慮しない」という中立的な文脈にも使えます。

  • without regard to age:年齢を判断基準にせず
  • without regard for others:他人への配慮なく

日本人が間違えやすいポイント

toの後ろに動詞の原形を置かない

ここでのtoは不定詞ではなく前置詞です。

× without regard to affect others
without regard to how it affects others
without considering how it affects others

respectの意味と混同しない

regardには「尊敬」という意味もありますが、without regard toでは主に「考慮」です。「〜を尊敬せずに」という意味ではありません。

カジュアルな会話で無理に使わない

without regard toはやや硬い表現です。友人との会話なら、文脈に応じてIt doesn’t matter…I don’t care about…のほうが自然なことがあります。

しゅみすけ(大山俊輔)

この表現が出てこなければ、We don’t use age to decide.(年齢で決めません)のように、「何を判断に使わないか」を基本語で説明すれば十分に伝わります。

簡単な英語で言い換えるなら?

難しい表現がすぐに出てこないときは、次のように言い換えられます。

  • Age doesn’t matter.
    年齢は関係ありません。
  • We don’t use age to decide.
    年齢で判断しません。
  • Everyone can join.
    誰でも参加できます。
  • We treat everyone the same.
    全員を同じように扱います。
  • He didn’t think about the cost.
    彼は費用について考えませんでした。

「〜に関係なく」と一語で置き換えようとせず、何が関係ないのか・何を判断に使わないのかを短い文にすると伝えやすくなります。

関連表現

まとめ

without regard toは「〜を考慮せずに」「〜に関係なく」という意味です。without regard to+名詞の語順で、年齢・国籍・肩書などを判断材料にしない公平な場面にも、費用・結果・他人の気持ちを考えなかったという批判的な場面にも使えます。

regardless ofは「条件に左右されない」、irrespective ofはそれをより硬くした表現です。without regard forは、人や安全などへの「配慮がない」という意味が強くなります。

表現が出てこないときは、Age doesn’t matter.We don’t use age to decide.のように、基本語で直接説明してみましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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