
wrap up は、会議の最後に使う Let’s wrap up. だけでなく、「物を包む」「暖かく着込む」「~に夢中になる」という意味でも使われる句動詞です。
ばらばらの物事を包んで一つにまとめ、終わりの形にする感覚をつかむと、複数の意味を丸暗記せずに理解できます。この記事では、自然な使い方、wrap it up の語順、sum up などとの違いを例文で解説します。
Contents
wrap upの基本的な意味とニュアンス
wrap は「包む」、up は「すっかり・完了まで」という感覚を加えます。そのため wrap up の中心イメージは、残っているものをまとめ、きれいな状態にして完了させることです。
仕事や会議では、ただ突然やめるのではなく、結論を確認したり残件を片づけたりして締めくくるニュアンスがあります。
しゅみすけ(大山俊輔)
wrap upの4つの使い方

1.会議・仕事などを終える
最も実用性が高い用法です。「残りをまとめて終える」「締めくくる」という意味で、会議、仕事、撮影、プロジェクトなどに使えます。
Let’s wrap up the meeting in ten minutes.
あと10分で会議をまとめて終わりにしましょう。
I need to wrap up a few things before I leave.
帰る前に、いくつか片づけておく必要があります。
We wrapped up the project ahead of schedule.
私たちは予定より早くプロジェクトを完了しました。
会議を締める表現を場面別に知りたい方は、「会議を締める」の英語表現も参考になります。
2.物を包む
もともとの物理的な意味です。紙や布などで物をすっかり包む場面で使います。
Could you wrap this up as a gift?
これをプレゼント用に包んでいただけますか。
She wrapped the vase up in a towel.
彼女は花瓶をタオルで包みました。
お店での頼み方は、「プレゼント用に包んでもらう」の英語で詳しく紹介しています。
3.暖かく着込む
寒さから体を包むイメージで、「暖かい服を着る」という意味になります。特にイギリス英語では wrap up warm もよく使われます。
Wrap up warm. It’s freezing outside.
暖かく着込んでね。外は凍えるほど寒いよ。
The kids were wrapped up in coats and scarves.
子どもたちはコートとマフラーで暖かく身を包んでいました。
4.be wrapped up in ~で「~に夢中・かかりきり」
be wrapped up in ~ は、意識が何かにすっかり包まれているように「~に夢中になっている」「~で頭がいっぱいだ」という意味です。
He’s wrapped up in his new business.
彼は新しい事業にかかりきりです。
I was so wrapped up in the movie that I missed her call.
映画に夢中で、彼女からの電話に気づきませんでした。
夢中という肯定的な意味にも、自分のことで頭がいっぱいという少し批判的な意味にもなります。文脈と話し方で判断しましょう。
語順:wrap it upが正解
wrap up は目的語を間に置ける句動詞です。名詞なら wrap up the meeting と wrap the meeting up のどちらも使えます。
- wrap up the meeting:自然
- wrap the meeting up:自然
- wrap it up:正しい
- wrap up it:不自然で誤り
目的語が it や them などの代名詞なら、必ず wrap と up の間に置きます。
Wrap it up! は状況によって「もう終わりにして!」と強く響きます。仕事で柔らかく促すなら、Let’s start wrapping up.(そろそろまとめに入りましょう)が無難です。
wrap up・sum up・wind down・finishの違い
| 表現 | 中心のニュアンス | 例 |
|---|---|---|
| wrap up | 残りをまとめて締めくくる | wrap up the meeting |
| sum up | 要点を短く要約する | sum up the discussion |
| wind down | 活動を徐々に弱める | wind down for the evening |
| finish / end | 終える・終わるという事実を広く表す | finish the report |
sum up は内容の要約が中心で、要約した後も会議を続けることがあります。詳しくはsum upの意味と使い方をご覧ください。
wind down は急に終えるのではなく、勢いを少しずつ落とす表現です。wind downの意味と使い方で違いを確認できます。
一日の仕事を「今日はここまで」と切り上げるなら、call it a dayも自然です。
wrap-upは名詞・形容詞になる
動詞は wrap up と2語で書きます。一方、名詞や名詞を説明する形では、ハイフンを入れた wrap-up がよく使われます。
Let’s have a quick wrap-up.
簡単な締めくくりをしましょう。
We have a wrap-up meeting on Friday.
金曜日に総括会議があります。
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
- 会議・仕事を終える:finish / end
- 物を包む:put paper around it
- 暖かく着込む:wear warm clothes
- ~に夢中:be very focused on ~
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ
wrap up の核は「包んで一つにまとめ、完了させる」です。そこから「会議や仕事を締めくくる」「物を包む」「暖かく着込む」「~に夢中になる」という意味に広がります。
代名詞を使うときは wrap it up の語順にし、要約が中心の sum up、徐々に落ち着く wind down と使い分けましょう。ほかの句動詞や定型表現は、英熟語・定型表現の一覧から学べます。









