pretend to doの意味は?pretend to be・lieとの違いと使い方

pretend to doは「するふりをする」という意味を表すアイキャッチ画像

pretend to do は、「〜するふりをする」という意味です。実際にはしていないのに、しているように見せるときに使います。

I pretended to understand.
私は分かったふりをしました。

pretendは「人をだますための悪質な嘘」だけを表す単語ではありません。気まずさを避けるために知らないふりをしたり、子どもがヒーローになったつもりで遊んだりするときにも使える、日常的な表現です。

しゅみすけ(大山俊輔)

pretendのポイントは「現実とは違う行動・状態を見せること」です。必ずしも相手を傷つける嘘とは限りません。

pretend to doの意味と基本形

基本の形は次のとおりです。

pretend to+動詞の原形
= 〜するふりをする

toの後ろには、実際にはしていない「動作」を置きます。

She pretended to read the report.
彼女はその報告書を読んでいるふりをしました。

He pretended to check his phone to avoid eye contact.
彼は目を合わせないよう、スマートフォンを確認するふりをしました。

The child pretended to drive the car.
その子は車を運転するまねをしました。

日本語では文脈によって「ふりをする」「まねをする」「〜のつもりになる」と訳し分けられます。

pretendは「現実と見せ方のずれ」を表す

pretendを理解するときは、本当の状態外から見える行動の間にずれがあると考えると分かりやすくなります。

I was nervous, but I pretended to be calm.
緊張していましたが、落ち着いているふりをしました。

本当は緊張しているのに、外からは落ち着いて見えるように振る舞っています。pretendは、このような意図的な演技を表します。

ただし、ごっこ遊びでは誰かを欺こうとしているわけではありません。

Let’s pretend we’re traveling through space.
宇宙を旅しているつもりで遊ぼう。

この場合は、現実ではない世界を一緒に想像して楽しむニュアンスです。

pretend to doとpretend to beの違い

pretend to doは動作のふり、pretend to beは状態や役のふりという違いを示すイラスト

どちらも「ふりをする」ですが、後ろに置く内容が違います。

  • pretend to do:ある動作をするふり
  • pretend to be+名詞・形容詞:ある人物・状態であるふり

She pretended not to hear me.
彼女は私の声が聞こえないふりをしました。

She pretended to be asleep.
彼女は眠っているふりをしました。

The children pretended to be doctors.
子どもたちは医者になったつもりで遊びました。

hear は動作なので pretend to hearasleep は状態なので pretend to be asleep です。

否定形pretend not to doは特によく使う

「〜しないふりをする」は、pretend not to+動詞の原形です。notはtoの前に置きます。

I pretended not to notice the mistake.
私はその間違いに気づかなかったふりをしました。

He pretended not to recognize his ex at the party.
彼はパーティーで元恋人に気づかなかったふりをしました。

She pretended not to be disappointed.
彼女はがっかりしていないふりをしました。

pretend to not notice のような語順も見かけますが、学習者はまず pretend not to notice を基本形として覚えると使いやすいでしょう。

pretend that+文も使える

主語と動詞を含む内容を続けたいときは、pretend (that)+文を使います。会話ではthatが省略されることもよくあります。

He pretended that he had forgotten our appointment.
彼は私たちの約束を忘れたふりをしました。

Let’s pretend that nothing happened.
何も起きなかったことにしよう。

同じ主語が動作を装うなら、to不定詞の形で短くできます。

He pretended to forget my name.
彼は私の名前を忘れたふりをしました。

一方、pretendの主語とは別の人物を文の中に入れたい場合は、that節が便利です。

場面別に見る自然な例文

仕事

Don’t pretend to understand if the instructions aren’t clear.
指示が分かりにくいなら、分かったふりをしないでください。

He pretended to take notes during the meeting.
彼は会議中、メモを取っているふりをしました。

恋愛・人間関係

I pretended to be busy because I needed time to think.
考える時間が必要だったので、忙しいふりをしました。

We can’t pretend that everything is fine.
何もかも順調なふりはできません。

旅行・日常生活

I pretended to know where I was going, but I was completely lost.
行き先が分かっているふりをしましたが、完全に道に迷っていました。

My daughter pretended to cook dinner for us.
娘は私たちの夕食を作るまねをしました。

pretend・lie・fakeの違い

pretend:態度や行動を装う

現実とは違う行動・状態を見せます。遊びにも、気まずさを避ける演技にも使えます。

lie:事実ではないことを言う

lieは、相手を信じさせるために言葉で嘘をつくことが中心です。

He lied about his age.
彼は年齢について嘘をつきました。

嘘の発言をしなくても、寝たふりなどの行動ならpretendが自然です。

fake:感情・病気・物などを偽る

fakeは動詞として「偽装する」、形容詞として「偽物の」という意味があります。

He faked an illness to stay home.
彼は家にいるために病気を装いました。

fake an illness は「病気そのものを装う」、pretend to be sick は「病気であるふりをする」という組み立てです。

pretendとmake believeの違い

pretend は、寝たふり・知らないふり・忙しいふりなど、日常会話で広く使える中立的な動詞です。

make believe は、ごっこ遊びや空想の世界を「本当だと思うことにする」響きが強くなります。

He pretended not to see me.
彼は私が見えなかったふりをしました。

The children made believe they were pirates.
子どもたちは海賊になったつもりで遊びました。

詳しい比較は、make believeの意味とpretendとの違いでも解説しています。

よくある間違い

pretend doingとはしない

× She pretended sleeping.
She pretended to be asleep.
彼女は寝たふりをしました。

pretendの後ろに動作を続けるときは、基本的にto+動詞の原形を使います。

「〜だと思い込む」とは限らない

pretendでは、本人は現実と違うことを分かっています。本当に勘違いしている場合は believethink が必要です。

すべてを「嘘をつく」と訳さない

子どもの遊びや演技なら、「〜のまねをする」「〜になったつもりになる」のほうが自然です。

しゅみすけ(大山俊輔)

否定形ではnotの位置に注意しましょう。「気づかないふり」はpretend not to noticeです。ひとかたまりで覚えると会話で使いやすくなります。

簡単な英語で言い換えるなら

pretendが出てこないときは、状況をそのまま説明しても伝わります。

  • He acted like he was asleep.(彼は眠っているように振る舞いました)
  • She acted like she didn’t know me.(彼女は私を知らないように振る舞いました)
  • It was only a game.(ただの遊びでした)
  • He was not really reading.(彼は本当は読んでいませんでした)

act like+文は「〜のように振る舞う」という分かりやすい言い換えです。

関連する表現

  • act as if …:まるで〜であるかのように振る舞う
  • make believe:本当だと思うことにする、ごっこ遊びをする
  • play along:相手に合わせて、そのふりに付き合う
  • fake:偽る、装う
  • play a role:役を演じる、役割を果たす

「寝たふり」の具体的な使い分けは、「狸寝入り」は英語で?pretend to be asleepとplay possumの違いも参考になります。

映画の場面と一緒に確認したい方は、『ファインディング・ドリー』で学ぶpretend toもご覧ください。

そのほかの表現は、英熟語・定型表現の総合ガイドから探せます。

まとめ

pretend to do は「〜するふりをする」です。実際とは違う動作を意図的に見せるときに使います。

  • pretend to do:動作をするふり
  • pretend to be+名詞・形容詞:人物・状態であるふり
  • pretend not to do:〜しないふり
  • pretend (that)+文:〜というふり・〜ということにする

まずは I pretended not to notice.(気づかないふりをしました)のように、日常で使いやすい一文から覚えてみましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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