refuse toの意味は?「〜することを拒む」の使い方・語順と例文

refuse toの意味を表す、職場で依頼をきっぱり断る女性のイラスト

refuse to は、「〜することを拒む」「どうしても〜しようとしない」という意味の定型表現です。人が主語なら、頼まれたり求められたりした行動を本人の意思ではっきり断ることを表します。

さらに、車・パソコン・ドアなどを主語にして、何をしても動かない・開かないという状況にも使えます。

  • She refused to answer.
    彼女は答えることを拒みました。
  • My laptop refuses to start.
    私のノートパソコンがどうしても起動しません。

この記事では、refuse to do の語順、強さとニュアンス、declinerejectdenycan’t との違い、自然な例文を詳しく解説します。

refuse to の基本的な意味

refuse to + 動詞の原形 で、「〜することを拒む」「〜しようとしない」という意味です。行動を求められたものの、本人が明確に「しない」と判断したニュアンスがあります。

He refused to apologize.
彼は謝ることを拒みました。

They refused to let us enter.
彼らは私たちを中に入れることを拒みました。

didn’t apologize は「謝らなかった」という事実だけを述べます。一方、refused to apologize は、謝罪を求められたり、その機会があったりしたのに、意思を持って謝らなかったことを伝えます。

しゅみすけ(大山俊輔)

refuse to は、単なる「しなかった」より強い表現です。「できなかった」のではなく、「求められても、しないと決めた」という意思が中心にあります。

なぜ refuse to do の語順になる?

refuse は「差し出されたものや求められたことを受け入れない」という動詞です。後ろの to + 動詞の原形 が、「どの行動をしないのか」を示します。

  • refuse to answer:答えることを拒む
  • refuse to help:助けることを拒む
  • refuse to leave:立ち去ることを拒む

ここでの to は前置詞ではなく、to不定詞のto です。そのため、後ろには動詞の原形を置きます。

refuse toは人なら意思でしない、物ならどうしても作動しないことを表す図

  • ○ She refused to answer.
  • × She refused answering.
  • × She refused to answered.

refuse doing とはせず、refuse to do と覚えましょう。

人が主語:本人の意思で「〜しない」

人を主語にした refuse to は、依頼・命令・提案・要求などに対して、行動を取らないと明確に決めたときに使います。

仕事で要求を断る

She refused to sign the contract without reading it.
彼女は、読まずに契約書へ署名することを拒みました。

The manager refused to discuss the issue in public.
部長は、その問題を公の場で話し合うことを拒みました。

人間関係で譲らない

He refused to admit that he was wrong.
彼は自分が間違っていたと認めようとしませんでした。

She refused to speak to me after the argument.
口論のあと、彼女は私と話そうとしませんでした。

旅行・トラブルで要求に応じない

The hotel refused to give us a refund.
ホテルは私たちへの返金を拒みました。

The driver refused to take us to that address.
運転手は私たちをその住所まで乗せることを拒みました。

家族・暮らし

My daughter refused to eat her vegetables.
娘は野菜をどうしても食べようとしませんでした。

The dog refused to get into the car.
その犬はどうしても車に乗ろうとしませんでした。

子どもや動物を主語にすると、「頑として〜しようとしない」「どうしても嫌がる」という日本語が自然です。

物が主語:「どうしても動かない」

英語では、機械や物が期待どおりに動かないときにも refuse to を使います。物に意思があるかのように表現することで、こちらが何度試しても、頑固に動いてくれない感覚が出ます。

My car refused to start this morning.
今朝、車がどうしてもエンジンをかけられませんでした。

The printer refuses to connect to Wi-Fi.
プリンターがどうしてもWi-Fiにつながりません。

The window refused to open.
その窓はどうしても開きませんでした。

This stain refuses to come out.
この染みはどうしても落ちません。

The car didn’t start. は単に「車が始動しなかった」。The car refused to start. は「何度やっても車が言うことを聞かない」という、話し手の困り具合や少しユーモラスな擬人化を含みます。

refuse・decline・reject・deny の違い

表現 中心の意味 代表的な形
refuse 要求された行動をはっきり拒む refuse to do / refuse something
decline 申し出や招待を改まって断る decline to do / decline an invitation
reject 検討して不採用・不適格と判断する reject a proposal / application
deny 事実を否定する、権利・許可を与えない deny doing / deny access

refuse と decline

refuse は拒否の意思がはっきりしており、ときに強情・対立的な印象を与えます。decline はより改まった、事務的な断り方です。

  • He refused to answer.
    彼は答えることを拒んだ。
  • He declined to answer.
    彼は回答を差し控えた。

decline to do の丁寧さや実際の使い方は、decline to doの専門記事で詳しく解説しています。

refuse と reject

refuse to do は「行動しない」、reject は提案・申請・考えなどを「受け入れない」と判断する表現です。

  • She refused to accept the offer.
    彼女はその申し出を受け入れることを拒んだ。
  • She rejected the offer.
    彼女はその申し出を退けた。

refuse と deny

deny は、事実を「そんなことはしていない」と否定するときに使います。ここは語順も違います。

  • He refused to answer the question.
    彼は質問に答えることを拒んだ。
  • He denied answering the question.
    彼はその質問に答えたことを否定した。

deny doing は「〜したことを否定する」、refuse to do は「〜することを拒む」です。deny doingの意味と語順もあわせて確認すると区別しやすくなります。

refuse to と can’t の違い

can’t は能力・事情・規則などが理由で「できない」。refuse to は、できる可能性があっても本人の意思で「しない」です。

  • I can’t lend you the money.
    そのお金を貸すことができません。
    (お金がないなど、事情がある可能性)
  • I refuse to lend you the money.
    そのお金を貸すことは断ります。
    (貸さないという明確な意思)

I refuse to … と本人に直接言うとかなり強く聞こえます。日常で角を立てずに断るなら、I’m sorry, but I can’t.I’d rather not. のほうが自然な場合が多いです。

しゅみすけ(大山俊輔)

I refuse to do that. は「それは断固としてやりません」に近い強さです。境界線をはっきり示せる一方、軽い誘いへの返事には強すぎることがあります。

よくある間違い

1.refuse doing にする

「〜することを拒む」は refuse to do です。

  • × She refused answering.
  • ○ She refused to answer.

2.refuse と deny を混同する

  • She refused to take the money.
    彼女はそのお金を受け取ることを拒んだ。
  • She denied taking the money.
    彼女はそのお金を取ったことを否定した。

これからする行動を断るなら refuse to do、したという事実を否定するなら deny doing です。

3.軽い断りにも I refuse. を使う

Would you like some more coffee?I refuse. と答えると、必要以上に強く不自然です。軽い申し出なら No, thank you. で十分です。

4.「人を断る」を refuse someone と直訳する

refuse someone は文脈によって可能な場合もありますが、学習者が「誘いを断る」の意味で広く使うのは安全ではありません。何を断ったかを具体的にしましょう。

  • I refused his request.:彼の依頼を断った
  • I refused to go with him.:彼と一緒に行くことを断った
  • I turned him down.:彼の誘い・申し出を断った

中学英語で簡単に言い換えるなら

refuse to がすぐに出なくても、「しないと決めた」「嫌だと言った」と短く説明できます。

  • He said no.
    彼は断りました。
  • She didn’t want to answer.
    彼女は答えたくありませんでした。
  • I decided not to sign it.
    私はそれに署名しないことにしました。
  • My computer won’t start.
    パソコンがどうしても起動しません。
  • The door won’t open.
    ドアがどうしても開きません。

物が「どうしても〜しない」という用法は、won’t + 動詞 でも自然に言い換えられます。

発音にも注意:動詞 refuse と名詞 refuse

この記事の refuse は動詞で、後ろの音節を強くして「リフューズ」に近く発音します。一方、名詞の refuse には「ごみ・廃棄物」という別の意味があり、前の音節を強くして「レフュース」に近く発音します。

  • 動詞 refuse /rɪˈfjuːz/:拒む
  • 名詞 refuse /ˈrefjuːs/:廃棄物

つづりは同じでも、意味・アクセント・最後の子音が異なります。

関連表現

まとめ

refuse to + 動詞の原形 は、「本人の意思で〜することを拒む」という表現です。単にしなかったのではなく、求められても「しない」と決めた強い意思が含まれます。

また、The car refused to start. のように物を主語にすると、「何をしても、どうしても〜しない」という擬人化した言い方になります。

語順は refuse to do であり、refuse doing にはしません。柔らかく断りたいときは I’m sorry, but I can’t.、物が動かないなら It won’t … という簡単な英語でも十分伝えられます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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